Ristorante Carlotta | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【11月8日(火)】

442年ぶりの天体ショーがあったこの日、カルロッタさんで9周年の記念ディナーパーティが開催されたので参加してきました。

 

他のお客さんは、ワインのインポーターさんを中心に業界の方がほとんどなのに、そんなところに呼んでいただいて嬉しい限りです。

 

昼間は飲食店向けの試飲会をやってたらしく、カウンターには残ったボトルがずらり。これ、あとで自由に飲んでいいんだって!。

 

フランチャコルタのスパークリングでみんな一緒に乾杯したあと、料理のスタートです。今回のコンセプトは、過去に人気だった料理を再現し、それらにワインをマリアージュさせるというもの。そして最後には塊肉のローストが出てくるんだとか。楽しみ楽しみ。

 

ひと品目、イメージはアジフライ。アジの身とマヨとピクルスを混ぜたものを、アジの骨の入ったサクサクの生地で挟んでます。食べてみると確かにアジフライ(笑)。ワインは酸味豊かなヴェルデッキオで、アジフライにレモンを搾る感じかな。なかなか面白いスタートです。

 

ふた品目はあんこう。3層構造の下段は、身を生ハムで巻いて軽く火入れしたもの。プリプリの食感を残してる。その上はあんこうのエキスを使ったコンソメのジュレ。上段はあん肝のムースにキャビアのトッピング。余すとこなくあんこうを堪能できます。

 

ここでサーブされたのは、ミネラルのしっかりしたGAVI。魚介に合わせるのが正解のワインです。

 

次はのどぐろのリゾット。蕗味噌と焦がした白ネギで風味付けしてます。アルデンテのお米にも、しっかり味が染みてて美味しい。

 

そしてこのリゾットに合わせたのは、なんとネッビオーロ。

ROVELLOTTI GHEMME 2005

素晴らしい!。このワインもだが、これをマリアージュさせるという感性が。

 

パスタは自家製の溝付きパッケリ。ソースはシンプルに、毛蟹の出汁とパルミジャーノのみ。なので、なおさらパスタの旨味をしっかり感じ取れる。

 

ここはシチリア、エトナのワイン。標高が高く火山土壌のため、ミネラル酸味とも強い。そしてもちろんパスタとも絶妙に合う。

 

そしていよいよメインデッシュ。まずはトマトとルッコラの載ったお皿が出てきて…

 

目の前で、塊肉を食べたい大きさにカットしてくれます。

 

ボクは200g。計ったわけではなく、シェフが適当にカットしてましたが(笑)。

 

オリーブオイルとパルミジャーノはお好みで(パルミジャーノでの味変はなかなか良かった)。

 

何時間もかけて、ゆっくり火入れした塊肉は美味しいに決まってる。ルッコラの苦みもいい感じ。

 

ワインはトスカーナのブルネッロ。いいワインが出てくるね~。美味しいお肉にこのネッビオーロは最高のマリアージュでした。

 

さて、ここからは飲み放題タイム(笑)。

まずはカウンターの上でひと際目立ってたデカいやつを。

 

このMANZONI、なんと5Lのボトルです。しかもビンテージは2008。すごいね~。

肉もワインも大きいほうが美味しい、ということがこれで確認できました(笑)。

 

このあともいくつか飲んで、程々のところで終了しました。他のみなさんは、まだまだやってる風だったけど。

勢いのあるシェフとソムリエさんの、まるでライブのようなディナーイベント、楽しかったね~。もちろん、料理もワインもそのマリアージュもピカイチ。またいつか、ライブを楽しみに行きたいと思います。

 

帰るころには、天体ショーはすっかり終ってました(笑)。