読書感想(215)「信長の原理◆垣根涼介」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

信長の原理

垣根涼介著

角川文庫

2020.12.2読了

☆☆☆☆

モンティ・ホール問題”をからめて明智光秀の生涯を描いた「光秀の定理」に続く、著者の“不変の法則”を題材とした歴史小説第2弾です。信長が信じた原理とは、例の“働きアリの法則”。この法則に則って戦(いくさ)を戦い、家臣を統率し、そして死の直前に“なぜそうなるのか?”という原理に気付く。戦史物としての面白さはもちろん、戦国武将の思考過程に新鮮な解釈が加わって、秀逸なエンターテイメント小説に仕上がってます。このシリーズ、続編出ないかなぁ(「秀吉の論理」とか・笑)。