読書感想(216)「夏への扉◆ロバート・A・ハインライン」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

夏への扉

ロバート・A・ハインライン著

福島正実訳

ハヤカワ文庫

2020.12.18読了

☆☆☆☆

1957年に書かれた、1970年と2000年を舞台にしたSF小説を2020年に読むとどうか…。結論から言うと、全く色褪せず楽しく読めました。もちろん著者が想像した未来と現在では相違も多くあるが、そんなことよりストーリーの妙、巧みな表現にあっという間に引き込まれます。一般的に未来を描いたSFは、その時代になると陳腐化するのだけど、そうならずに魅力を維持し続けるところがSFの名作と言われる所以ですね。そんな作品、他にはバック・トゥ・ザ・フューチャーくらいじゃないかな(笑)。