Ristorante Carlotta | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【3月18日(水)】

カリフォルニア、ソノマコーストのキスラーヴィンヤーズのワイン、mywifeがお気に入りで毎年1本ずつ買ってます。そして少しストックができたので、垂直飲み比べのワイン会を開催しました。ちなみに2016年にも同じキスラーの飲み比べ をやってて、その時のビンテージは2009、2011、2014年でした。今回は2012、2013、2016年、さてどんな風に歳を重ねているかな。

 


料理をお願いしたのは、リストランテ・カルロッタ さん。イタリアンレストランにカリフォルニアのワインを持っていくか?(笑)とも思ったけど、シェフがワインに合わせて渾身のメニューをアレンジしてくれました。



参加したのはLadies4名、Gentlemen2名の計6名。全員揃うまで、ベルモットを舐めながらウォーミングアップです。



最初の泡はお店から出してもらいました。



じっくり煮込んだエスカルゴにじゃがいもと柑橘類。前菜から手が込んでます。


トマトと玉ネギのフォカッチャ。ウイキョウの香りがアクセント。



そしていよいよキスラーのスタート。まずは2016から。酸がきれい、パンチがある、そしてやっぱり美味い(笑)。


合せた料理は、沖縄県産活車海老と佐賀県産ホワイトアスパラガスに、アンチョビのソース。微かに醤油香るソースの濃厚さ、僅かな甘さがワインの酸味と絶妙の相性でした。



次は2013。程よく熟成が進んで、ややまろやかに落ち着いた感じ。このボトルだけ澱がありました。



やぎ丸農場のやぎ肉とリンゴをパスタでくるみ、ペコリーノのベシャメルソースで仕上げた、パスタ控えめのパスタ料理(笑)。やぎ肉の旨み、リンゴの酸味、チーズのコクが、ワインに勝つでもなく負けるでもなく、いいバランスでした。



そして2012。さらに果実味が凝縮された感じだけれど、力強く衰えは全くない。やっぱりキスラーは奥が深いなぁ。ボクはこれが一番好きだけど、2016推しの人も多かったかな。



フランス産ウズラ肉とメッツァルーナにラグーソース、たっぷりのトリュフ。これくらいしっかりしてないと、ワインのパワーに負けてしまいます。しかし、シャルドネに合わせるにはなかなか難しいメニューと思うが、そこをうまく折り合いつけるところはさすがです。


そして最後に赤を1本。これも我が家のセラーで熟睡中だっのを連れてきました。

オーパス・ワン 2010。カリフォルニア繋がりということで。でも、キスラーとどっちが主役か分からんやん(笑)。余韻が長く、エレガントな力強さはさすがオーパス。



ゆっくり低温調理した広島牛のホホ肉に、カカオ、モリーユの香るソースは若干酸味あり。そしてここでもトリュフ。胡椒を使わず、それらの香りを直接肉と対峙させることで、素材の主張が生きてくる。オーパスとのマリアージュも、すばらしいものでした。



最後はふきのとうやほうじ茶など、苦みのあるデザートとコーヒーorエスプレッソ。



この日のオールスターキャスト。


美味しいワインを、それらを楽しめる人たちと共有できて最高でした。さらに、ワインに合わせて、工夫を凝らした料理を作ってくれた宇野シェフにも感謝です。みなさん、ありがとうございました。何年か後、我が家のキスラーが貯まったらまたやりましょう(そのときはもうオーパスは無いと思いますが・笑)。