【10月26日(金)】
月例のレストランbeでのマリアージュ企画、10月のテーマはなんと“アルザス”。アルザス好きの我が家としては、これは外せない。万難を排して参加してきました。
まずはシャンパンでひと息。メニューを見ると、サラダにタルトフランベにシュークルート。いいぞいいぞ(笑)。
まずはアルザス風サラダ。色鮮やかな野菜たちに、サラミとグリュイエールチーズをトッピングし、ドレッシングはマヨネーズベース。この華やかさがbeらしい。ワインももちろんアルザスです。リーフェル・リースリング・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015。元気のいい野菜をマヨがマイルドにして、優しくフルーティなリースリングにうまく合わせたという感じ。
このタルトフランベ、何と言っても生地が薄い。その分、上に乗っかっているもの勝負となる。定番のベーコン、玉ねぎに加え、アーティチョーク、マッシュルームに香味の野菜をトッピング。香りを楽しむタルトフランベはなかなか新鮮。ワインはピエール・フリック・ピノ・ブラン 2016。こちらも素直な飲み口で、上品なマリアージュの完成です。
熱々のストウブでサーブされたシュークルート。とろけるまで煮込まれたもみじ豚のロース、塩漬けキャベツの酸味、ごろごろ野菜にソーセージ。食材の旨味を前面に出した、繊細で優しいひと品です。
ここのワインは赤。ピノ・ノワール・キュヴェ・カミーユ・ブラウン 2013。ブルゴーニュかと思うようなこれまた繊細な味わいで、シュークルートとは友達同士のような、いい相性でした。
本場で味わうアルザス料理はもちろん美味しいし、日本のお店で供されるのもいろいろ工夫があって好きなのだが、レストランbeの石田シェフらしいアルザス料理は、これまたちがったアプローチで舌を楽しませてくれる。そしてそれらに絶妙にマリアージュされるワイン。完成度としては相当なものでした。次回も期待してますよ(笑)。