【8月25日(土)】
さて、毎月恒例のマリアージュ企画、なんと今年はここまで皆勤賞!。残りあと4回、出張とかと被りませんように(笑)。
最近テーマが“桜の名前のつく食材
”や“ロワール地方の料理
”など、単なる食材じゃないことがしばしばある。今回のテーマは“世界の泡”。ワインが主導権を握るということは、反対にシェフの悩みが増えるのかな?(笑)。はたしてどんなマリアージュになるのか楽しみ楽しみ。
最初の“泡”はヴィーニャ・エチュヴェリア・エスプマンテ・ブリュット。このチリのスパークリングに合わせたのは
【広島サーモンのコンフィ グレープフルーツと共に 瀬戸田レモンとバジル風味のドレッシング】
広島サーモンとは、県内の清流で稚魚を育て、瀬戸内のきれいな海でレモンの入った餌を食べて育ったサーモントラウトのこと。脂の少ないスッキリ感が特徴で、低温調理+柑橘系ソースは最適な選択です。グレープフルーツの酸味が、しっかり辛口の泡とよく合ってました。
2杯目の泡はプリマ・キュヴェ・アルビス・スプマンテ。イタリア、ヴェネト州のワインです。
【フォワグラのグリエ 尾道産の無花果のキャラメリゼ バルサミコ酢ソース】
フォワグラ+果実+バルサミコというのは定番なんだけど、何なんだろうなぁ、フォワグラにありがちな脂っぽさは感じず、とてもスムーズに食べられる。食材が良いのか、甘みと酸味のバランスが絶妙なのか、合わせた泡のサッパリ感が効いてるのか、たぶん全ての相乗効果なんでしょうね。
そして最後はやっぱりシャンパーニュ。G.H.マム・グラン・コルドン。シャンパングラスではなく、ワイングラスで香りを強調したとのこと。
【とうもろこしのブリュレ 瀬戸内の平目の3味と季節の野菜と】
平目はマリネとズケと炙りの3つの調理。どれも、焼いたとうもろこしの甘味が付加されて完成形になる。その他の野菜たちがさらに変化を加えて、味、香り、食感の違いを楽しめるひと品。これらをオールマイティにカバーできるのは、シャンパンしか無いわな。
暑い日が続く時期に、泡とそれに合う料理たち。季節とのマリアージュもバッチリでしたね。