ビブリア古書堂の事件手帖〈7〉
三上延著
メディアワークス文庫
2018.8.22読了
☆☆☆☆
さて、いよいよ最終巻です。1巻を読み終えてから1ヵ月でここまでたどり着きました。シェークスピアのファーストフォリオ(戯曲集の初版本)をめぐる、栞子さん一世一代の大勝負。息詰まる母娘の神経戦には“何もそこまで”と思わなくもなかったが、最後は大輔くんの思いがけない参戦で決着。そして、ほのぼのとしたハッピーエンド。スケールの大きさも、謎解きの爽快さも、このシリーズのラストに相応しい内容でした。こんなに長いのに、途中飽きることも退屈することもなく読み切れたのは、その面白さゆえ。続編とかサイドストーリー版とか出ないかなぁ。