読書感想(187)「ビブリア古書堂の事件手帖〈6〉◆三上延」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

ビブリア古書堂の事件手帖〈6〉

三上延著

メディアワークス文庫

2018.8.13読了

☆☆☆☆

思いがけずちょっと物騒な事件に巻き込まれながらも、栞子さんの物語は着実に進んでいく。母親の秘密も明らかになって、いよいよ着陸態勢に入った感じ。もちろん、どんな結末が用意されているかは想像もつかないが。今回の題材は初巻にも出てきた太宰治。

・走れメロス

・駈込み訴へ

・晩年

ボクは、太宰にはその生き方も含めてあまり共感できず、作品も教科書に載ってたものくらいしか読んでないのだが、ここに出てくる狂信的な愛好家を見てると「晩年」くらいは読んでみようかなと、ちょっと思ったりして。


前回の読書感想 の最後に「日にちのズレが理解できない」と書いたけど、自己解決しました。プロローグとエピローグは異なる人の話だったんですね。こんなところでも著者に引っ掛けられてしまった(笑)。