読書感想(153)「カエルの楽園◆百田尚樹」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

カエルの楽園

百田尚樹著

新潮文庫

2017.10.7読了

☆☆☆☆


出版されたとき、いろいろ話題になった本書。文庫化されたので、遅ればせながら読んでみました。内容は、今の(というか一昨年あたりの)日本を、カエルの世界で風刺したもの。中国の脅威、抑止力としてのアメリカ、優秀な自衛隊、狡賢い半島の人たち、憲法9条改正の議論、国民をミスリードするマスコミ等々、ストーリーは安保法制で揉めてたあのころの喧騒そのもの。そして平和ボケしたカエルの国は、結局消滅してしまう。

先の衆院選で、これだけマスコミがネガティブキャンペーンを張る中でも自民党が圧勝したのは、それらの欺瞞に騙されない、賢い有権者が増えてきたことの証明だと思いたいね。