読書感想(81)「極北ラプソディ◆海堂尊」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

極北ラプソディ

海堂尊著
朝日文庫
2014.4.19読了

☆☆☆☆



財政破綻した北海道の地方都市を舞台にした極北クレイマー の続編。相変わらず鋭い切り口で、医療を取り巻く行政やマスコミの問題をリアルに表現した、社会に対するメッセージ性の強い作品です。でも、最初から最後までハードボイルドで通すのかと思いきや、最後の最後がラブストーリーになっちゃって、ちょっと意外なエンディングでした。

これも海堂ワールドを充分に楽しめる1冊ですね。