読書感想(55)「プラチナデータ◆東野圭吾」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

プラチナデータ

東野圭吾著

幻冬社文庫

2013.4.18読了

☆☆☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを

やっぱりこういうストーリーを書かせると、この人はピカイチですね。最初はちょっとSFっぽい流れだけど、読み進むにつれて論理的背景が明かされ、きちんとロジックが成り立っていることが分かる。しかもしっかり感動できるシーンもあって、ラストなんか不覚にも涙が出そうになったよ。


どんどん加速する情報管理社会への警鐘でもあり、人はそんなもので簡単にコントロールされるものではないというメッセージでもあり、もちろん一流のミステリー小説でもある。期待を裏切らない、お薦めの一冊ですよ。