読書感想(56)「永遠の0◆百田尚樹」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

今さらという気がしないでもないが・・・。


永遠の0

百田尚樹著

講談社文庫

2013.5.9読了

☆☆☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを


この0(ゼロ)はゼロ戦のこと。太平洋戦争で特攻隊員だった人の孫が、祖父の生き様を調べていくうちに、思いもよらない真実が明らかになる、というストーリー。

前半は祖父を知っている人へのインタビューという形で、戦争の状況や祖父の人物像を描いているが、ちょっと冗長で退屈。後半、軍の上層部やマスコミへの批判が始まるころからおもしろくなり、意外な展開で感動のラストに続きます。

戦史物としては異論もあるかもしれないけど、あくまでフィクションのエンターテイメント小説と割り切れば、すばらしい感動長編だと思います。