プラチナデータ
東野圭吾著
幻冬社文庫
2013.4.18読了
☆☆☆☆☆
やっぱりこういうストーリーを書かせると、この人はピカイチですね。最初はちょっとSFっぽい流れだけど、読み進むにつれて論理的背景が明かされ、きちんとロジックが成り立っていることが分かる。しかもしっかり感動できるシーンもあって、ラストなんか不覚にも涙が出そうになったよ。
どんどん加速する情報管理社会への警鐘でもあり、人はそんなもので簡単にコントロールされるものではないというメッセージでもあり、もちろん一流のミステリー小説でもある。期待を裏切らない、お薦めの一冊ですよ。