先月実行しようとして未遂に終った蕎麦屋で一杯 。やっとリベンジできました(笑)。
夕方、さっさと用事を済ませて午後5時ころ自転車で向かったのは、もちろん近所の蕎麦屋“悠庵”。
閉まるのが早いので、蕎麦屋のお酒は明るいうちから始めなくっちゃ(笑)。
蕎麦屋らしくない入口。壁にはなぜかオカリナがたくさん埋め込まれてます。
店内はこんな感じ。BGMには洋楽のインストゥルメンタルが流れてて、どう見てもフレンチかイタリアンのレストランみたい。
奥の壁はガラス張りになっていて、蕎麦打ちが見れるようになってます。
これがこのお店自慢の石臼。これで蕎麦をゆっくり挽くから、香りの高い蕎麦になるんだって。
では早速いただきましょう。
まずは焼き味噌。塩っ辛いのを想像してたけど、まったく違いました。刻んだネギやクルミ(たぶん)なんかがたくさん入ってて、どちらかというと味噌は控えめな感じ。さらに柚子がしっかり効いてて香りもいい。これは日本酒と最高の相性ですね。
ということで1杯目は佐野の地酒、開華のみがき純米吟醸。今までは冷やでしか飲んだことなかったけど、お店の奥さんが燗でも美味しいと言ってたのでぬる燗にしてもらいました。確かにこの時期はこのほうが美味しいかも。
そばがき。見た目より硬く、粗い蕎麦粉で香り豊か。そばがきってお店によっていろんなタイプがあるけど、ここのそばがきはボクは大好きです。
塩をちょっと付けてひと口、ワサビだけでひと口、ワサビとしょうゆでひと口の繰り返し。その合間に純米吟醸を流し込む。
いやいや、これでお酒がすすまないわけがありません。ちびちび呑んだつもりがあっという間に1本空いてしまいました。しかたなく(笑)次は〆張鶴の純米吟醸を冷やで。
思ってたよりかなりでっかかったです。でも意外と塩分控えめな味付けで安心しました。しかし蕎麦屋のにしんって、なんでこんなに美味しいんだろ。
最後は十割と二八のざる蕎麦の2種盛りです。
何も言わなくても塩が出てくるところがいいですね。十割はまずは何もつけずに、次に箸先に塩を少し付けて食べると、ダイレクトに蕎麦の風味が味わえます。粗挽きだけどボソボソした感じはなく、上品な十割蕎麦でした。
二八はつゆにつけて。こちらは適度にコシがありとても滑らかな喉越し。そして前回来たとき も思ったんだけど、ここはつゆが絶品。やや酸味を感じる複雑な旨み。細めの蕎麦との絡みも良くて、この蕎麦のためのつゆといった感じです。
蕎麦、つまみ、お酒の3拍子揃った悠庵、しっかり堪能できました。季節によってメニューもいろいろアレンジしてるみたいだし、これからもしばしば偵察することにしよう。
石臼びき手打ちそば 悠庵
http://www7b.biglobe.ne.jp/~you-an/