佐野の耳うどん | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

この日は午前中に自転車の整備、午後から部屋の大掃除と昼も食べずによく働いたので、ちょっと早いけど夕方から一杯呑みに出かけました。この時点で4:20PM。


明るいうちから一杯やるなら蕎麦屋しかないでしょ、ということで迷わず悠庵 に行くことに。事前にネットで日曜の営業時間と、ついでに酒とつまみのメニューを確認して、最初に頼むものまで決めて出かけました(笑)。


自転車で5分。店の入り口に着くと・・・なんと「本日貸し切り」の看板が。しかしここで諦めてはいけません(笑)。たぶん宴会は午後6時くらいから。ならば1時間半は呑めるではないか。と瞬時に判断し、扉を開けたのでした。


店内ではお店の方が宴会の準備で大忙し。

ボク「宴会が始まるまででいいんで、ちょっと呑まして欲しいんだけど(蕎麦屋で呑ましてと言うのもどうなん・笑)」

お店の人「宴会5時からなんよ~」

ボク「・・・・・」

なんとボク以外に明るいうちから宴会をやろうというツワモノどもがいたか・・・。

結局、お店の人に丁寧に見送られて退散したのでした(笑)。


さてどうするか。完全に熱燗モードになっている口は、今さらワインに方向転換もできないし。

とりあえず頭にインプットされているデータの中から「自転車で行ける」「日曜のこの時間から呑める」「最近行ったとこは除く」のコードで検索すると2軒の蕎麦屋がひっかかりました。そこで現在地から近い順で回ることに。


1軒目は佐野駅近くの耳うどんで有名な野村屋本店。本店といっても支店はなく、お店はここだけです(笑)。

アルジャーノンにシャンパンを
昼間は行列ができてるのをよく見かけるので、ダメ元で中をのぞいてみるとお客さんは半分くらいの入り。これはラッキー、今夜はここで決まりです。


早速熱燗と味噌おでんを。
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これが栃木の味噌おでんです。たいては普通のこんにゃくだけのことが多いけど、ここのは3色揃ってました。


アルジャーノンにシャンパンを

ついでに板わさも頼んで熱燗をちびちびやりながら、持ってきた文庫本を読む。いゃ~いいですね~。銘柄不明のお酒はちょっと甘ったるくて、アルコール臭が鼻にツンとくるけど、それもよし。休日の夕方の理想的な過ごし方のひとつです(笑)。

2合空けたところで、名物の耳うどんを。

アルジャーノンにシャンパンを

メニューには普通の耳うどんの他に、味噌煮込みやカレー煮込みバージョンがあります。ボクのはけんちん汁に入った田舎風耳うどん。


アルジャーノンにシャンパンを

確かに耳みたいな形をしています。コシは無いけど柔らかくもない、うどんというよりは、すいとんみたいな感じかな。出汁は濃口醤油ベースの関東の味。大根、里芋、にんじんなんかがたくさん入ってて、それらの出汁としてはいい味です。うどんというジャンルではなく、けんちん汁の一種としてならなかなか美味しい料理だと思いますよ。

この耳うどんは佐野の郷土料理で、耳の形をしてるのにはちゃんと理由があるそうです。その土地の料理を肴に一杯呑む、これは地方にいるときの楽しみのひとつですね。


手打そば処 野村屋本店
http://www.mimiudon.com/




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