本年もよろしくお願いいたします。
今年の元旦は、近所のお宮さんに初詣したあと、呉の大和ミュージアムに行ってきました。
「男たちの大和」を読んでからぜひもう一度行ってみたいと思ってたのと、元旦ならさすがに人が少ないだろうという読みで・・・これは大正解でした。いつもは大混雑なのにこの日はガラガラ。おかげでゆっくり見学できました。
何度見ても感動ものです。この大きさでこの繊細さ。造った人たちの想いが込められてるような気がします。
戦闘甲板はチーク張りで、本物の大和では、靴で歩くのが憚られるほど磨きこまれていたそうです。美しい船だったんだろうな。
このモデルには25mm3連装機銃が装備されていて、対空砲火が強化された最終型であることがわかります。意外と細く絞られたスターン。カタパルトには艦載機も載ってます。
スクリューは直径5m、シャフト径は60cm、これを15万馬力のタービンエンジンで駆動してました。
展示室内には、沈没している状態をリアルに再現したモデルもあります。
以前来たときは技術的なところばかりに目を奪われていたけど、今回は大和に係った人たちの証言や、遺品などにもゆっくり目を通すことができ、本で読んだ内容をさらにリアルに感じることができました。
ここの展示の内容は、人間的な面から技術的な面まで広くカバーされている一方、戦争の是非など思想的な面ではあくまでも中立的なスタンスになっている。要は現実を知ってあとは自分で考えろ、ということなんですね。そういう意味でも、学生さんなんかも含め、いろいろな人たちに来てもらいたいと思います。
勉強になる、いいとこですよ。
ちなみに、こちらも見学しようと思ってた「てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)」は休館日でした(@_@)。
大和ミュージアム