1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
五十嵐貴久著
双葉文庫
2012.7.22読了
☆☆☆☆☆
久々出ました、というよりブログにアップするようになってからは初めてかな、☆5つ。
これはおもしろかった!。軽いノリで笑えて泣けて感動できる、こんなエンターテイメント小説は大好きです。
先に読んだ「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ」に続く第3弾。同じような青春ドラマ物だけど、前2作と違うのは主人公が40代の主婦ということ。普通の専業主婦が、ちょっとしたきっかけでロックバンドを組み、ライブに向けて猛練習する。単純なストーリーと言えばそうなんだけど、そこは著者の作品ならではの絶妙なキャラクター設定と軽快なタッチであっという間にストーリーに引き込まれてしまいます。そして最後にはしっかりしたメッセージもある。
日常に少し退屈している主婦の方々、読んでみるときっと元気出ますよ。
ラストを読んでるとき、ボクの部屋にはDeep PurpleのSmoke on the Waterが流れていたことは言うまでもありません(笑)。
ちなみにカバーのデザインも可愛くて気に入ってます。