たまたま出張絡みで帰省した週末、タイミング良く美味しいものを食べる機会がありました。
場所は地蔵通りのフレンチレストランHIROTO。この日は子羊をガッツリ食べようという企画。ワインは各自1本、事前にお店に持って行ってシェフがそれに合わせてメニューをアレンジする、というお任せコースです。
男女合せて7名のディナー、さてどんなマリアージュが楽しめるかな?。
乾杯は我が家が持込んだシャンパーニュで。
BILLECART-SALMON
BRUT RESERVE
力強い泡立ち、ややフレッシュな印象の味と香り。スターターにはピッタリの感じでした。
ひと皿目はアスパラソバージュのソテー。
ソースはルッコラとアサリがベースです。アサリの風味がなかなか良かったですね。
そして2杯目もシャンパーニュ。
Blanc de Noirs
これは美味しかったですね。やや温度高めでサーブしてくれましたが、いい香りが立っていて、時間をかけて飲んでもその風味を楽しめました。
次は鯛とホタテのグリル。エンドウとソラマメが季節感を出してます。
メバルでとったスープがしっかりした風味で、シンプルな鯛とホタテにちょうど良くて美味しかったです。
BEAUNE 2010
SAINT ROMAIN
ちょっと緑かがったきれいな黄色。ビンテージの割には落着いてて、フレッシュだけどやや深みがある感じ。なかなか良かったです。
そして次の赤ワインのときにちょっとしたハプニングが。
いざ抜栓しようとしたら、コルクが固着してうまく抜けない・・・もしかしてブショネか?。
いろいろトライしたけど結局半分くらいのコルクがどうしても取れず・・・
残ったコルクをボトルの中に落としてストレーナで濾すことに。
ちなみにこのワインは
Gevrey-Chambertin 1995
Domaine Philippe CHARLOPIN-PARIZOT
こんなワインがブショネだったら泣くとこでしたが、まったく問題なかったです。
コルクも傷んでたわけではなく、単に固着してただけみたい。
これは素晴らしいワインでした。ビンテージなりの落着いた、美味しいワインでした。やっぱりボクは、こんなブルゴーニュ好きだな。
フォアグラを抑えて主役を演じるに充分な、立派なアスパラでした。ジュヴシャンとのマリアージュもバッチリ!。
そして、いよいよ子羊の登場です。
羊のもも肉の春キャベツパイ包み。
ソースはマデラ酒と赤ワインベースです。
子羊の肉の香り、春キャベツの甘さがパイに包まれて、そこに少し酸味のあるソースが絡むと、もうたまりませんね。
POMEROL
メルロー主体のフルボディ。タンニンは適度、果実味もあるが結構力強かった印象です。まだまだ寝かしておいても大丈夫かな?。
そしてメインは子羊のロースト。
う~ん、美味しい!。いい肉はシンプルな調理が素材が生きていいね。
スペアリブの部分は、最後は手づかみできれいに食べつくしました(笑)。
そして3本目の赤ワイン。
またまたすばらしいのが出てきました。
Chateau Gruaud Larose 1986
もう、このレベルになるとマリアージュの域を超えてます。ワインだけ飲んでも充分楽しめる。深い果実味、しっかりしたタンニン。25年以上たってやっと飲み頃になったって感じです。う~ん、美味しいぞ!。
ラストは我が家持込みのソーテルヌで。
Chateau Cantegril 2006
意外な組み合わせですが、ちゃんとデザート感覚で極甘ソーテルヌとも合ってました。
この日も美味しいワインと料理を堪能できて、素晴らしいディナーでした。
レストランHIROTO、オープンキッチンでシェフの活躍ぶりを間近に見ることもできる(笑)、なかなかいいお店です。
機会があれば、次はカウンター席で料理を楽しみたいな。