飛行士たちの話
ロアルト・ダール著
永井淳訳
ハヤカワ文庫
2012.2.28読了
☆☆☆
戦闘機のパイロットを主人公とした短編10作を納めた作品です。
退屈なものやいまいち理解できない内容のものもあったけど、先に読んだ同じ著者の「あなたに似た人」よりはおもしろいのが多かったかな。中には感動的な作品も2~3編ありました。
著者自身が戦闘機のパイロットだったこともあり、飛行機を飛ばしているときの描写はディテールまで表現されてて上手いですね。
しかし時代は第2次世界大戦が始まる前のこと。あのころの飛行機はのんびり飛んでたんだなぁ、という印象です。