ここのところ自分で作る燻製が美味しくできてるもんだから、ちょっと天狗になってるalgernonです。こんなボクにちょっと喝を入れてもらおうと、チャティオあくさんに修行に行ってきました。って、普通に食べに行っただけですけど(笑)。
今回は12月にル・ココに行ったときと同じメンバーで、ヨットマンYさん、メルドルMさんとご一緒しました。
待合せに先着したボクは、みんなを待つということをせず勝手にBeerなど飲んでおりました。
暗い席だったのでちょっと心配だったけど、いつものより良いデジカメを持ってたので何とか撮れました。腕は変わりませんけど・・・。
みんな揃ったとこでスペインのCAVAで乾杯!。
MARQUES de GELIDA
青りんごのようなフルーティな香りが印象的でした。
さてさて燻製ディナーの始まり始まり~。
スプーンに載っているのはぶどう。たまごの上にはもろみ、右のはにんじんとごぼう。どれも食べたときは燻製?って感じだけどあとからほのかに煙の香りが追っかけてくる。食材の味や水分はそのままに上品に燻製されてますね~。
これはローストオニオン。ギーという軽~い香りの油とたまねぎの甘さがいいですね。天兵で食べた榧油の天ぷらをちょっと思い出しました。
このお店、ワインは燻製に合うものが厳選されてるのでレパートリーは多くありません。これもいつものアルザスのゲベルツ。確かにここの燻製にはよく合います。
牡蠣は冷燻してるのかな。生牡蠣みたいだけどちゃんと燻香が付いてる。鯖もしっとりしてて、昔ボクが作ったのとはえらい違いだな~。
大根には燻製醤油。これも上品ですね。食材の特徴を生かしたまま燻製料理にするって難しいけど、さすがにいろいろ工夫されてます。
この周りの岩塩が燻製されていて、その香りがサーモンに絶妙に移ってます。う~ん、あまりの美味しさに唸り声しか出ません(笑)。
お肉などの燻製盛り合わせ。鴨、ベーコン、豚バラ、ハム、豆腐、切干大根?、納豆などなど。肉類は熱燻してるものもあるけど、香りの強さが絶妙です。調理のための過熱時間と薫香を付けるための時間をうまく調整しているんでしょうね。
右の黄色いのは熟蘇。牛乳からできててチーズの一歩手前のような食材。味わい深いです。
お肉が来たので赤ワインにチェンジ。
お店の方お勧めのボーモンにしました。
美味しい燻製を食べながら、いろいろ会話も弾んであっという間に空いてしまいました。
調子に乗ってもう1本。
PERE&FILSのジュヴレシャンベルタン。
燻製にブルゴーニュ?て気はしたけど、ちょっと強めのジュヴシャンは鴨とかハムなんかに全然負けてなかったですね。
デザートも燻製です。
奥の黒っぽいのはバナナです。皮ごと燻製されててもちろん美味しいけど、いったいどうやって作ってるんだ???ってほうが気になりますね~。
ここでは初めてご飯を食べましたが、もやっけにはご飯が一番合うんじゃないかな?。
修行のつもりで(笑)食べに来たけど、いや~いい勉強になりました。
基本的にはどれも食材の風味を生かして、でも燻製になってるという絶妙の出来具合。だからコースすべてが燻製料理でもきつくないんでしょうね。美味しかったです。
燻製する前の食材の熟成とか発酵とかまでコントロールして、最後に燻製料理に仕上げている。こんな料理、他では絶対食べられません。
それに比べると、ボクが作る燻製なんかとはメジャーリーグと草野球くらい目指すレベルの差があります(泣)。草野球はそれはそれなりに楽しいんですけどね(笑)。
チャテオあくさん、やっぱり素晴らしいお店です。
さて、あくさんを出た後は、せっかくこっちまで来てるんだからとタクシー飛ばしてBar Off timeに行ってきました。
季節のカクテルやシングルモルトをいただいて、それはそれは楽しい一夜になりましたとさ(笑)。