金曜日の夜、ワイン仲間の女性4名男性2名、総勢6名が密かにル・ココに集結しました(笑)。
時期的にはジビエが美味しい季節。最上級のコルベール(首が緑色のマガモ)を食べ、美味しいワインを飲もうという魂胆です。
まずはシャンパーニュで乾杯。
BRUNO PAILLARD
BRUT PREMIERE CUVEE
スキッとフレッシュな味わい。色と泡立ちがとてもきれいです。やっぱりシャンパーニュは美味しい!。
アミューズは穴子と里芋のテリーヌ。表面はサクッとローストされてて、ソースには葡萄が使われてます。12月に来たときも穴子と里芋のテリーヌを食べたんだけど、そのときのとは食感もソースも違っててまったく別のひと品です。
続いては牛ほほ肉のコンフィ、フランボワーズのソース。ほほ肉はまるで薄造りのように丁寧に処理してあって柔らかく、コンフィといっても脂っぽさはほとんど無くて、前菜としてとても美味しくいただけました。前回魚料理のときに出てきたパクチー風味のアイスは今日はここで登場。
そしてワインはイタリアのロゼ。
Valentini Cerasuolo Montepulciano d´Abruzzo
先のシャンパーニュとこの1本は持ち込みだったんだけど、事前にシェフと何も相談してなかったことを考えると、ほほ肉のコンフィとこのロゼは奇跡のマリアージュでした!。料理とワインの相性ではこの日1番だったかも。
いのししのガルビュール。レンズ豆の食感が楽しく、いのししの風味とトリュフの香りがとても良かったです。
参加者全員の意見でこの日のワインは赤、しかもブルゴーニュで通そうということになり、まずは魚料理にも合わせられるやや軽めのものをチョイス。
Domaine Bruno Clair 1999
Marsannay Les Vaudenelles
軽めのつもりが味、香りとも意外としっかりしてて、ブルゴーニュらしい美味しいワインでした。魚料理にも割と合ってましたし。ただ、少し時間が経つと酸味が強くなってきたので、6人で早めに消費したのは正解だったかも。
寒サワラのロースト、ハマグリのソース。
しっかりしたサワラのローストにハマグリの風味たっぷりのソースが海の雰囲気満点で良かったです。
そして次の肉料理に合わせるワインを、ソムリエールさんとあれこれ相談しながら決めたのがこれ。
Beaune 1er Cru
Les Reversees 1996
Guerin et Blois
前のMarsannayよりさらに力強さを期待したけど、ちょっとカラ元気だったかな。それほど熟成が進んでるふうでもなかったので、ちょっと不思議な感じ。
鹿児島産コルベールのロースト、ラクテールのソース。
年末に獲れたコルベールを内臓を残したまま熟成させて、ちょうど今が食べごろ。
手羽、ささみ、胸肉などの部位が供されてますが、いずれも皮はパリッと肉はジューシーで美味しいのなんの。ペッパーキャビアが血の気の多い肉のアクセントになって全体を引き締めてます。さすが、いいコルベールが入ったとシェフが自信を持って言うだけのことはありますね。こんな美味しい鴨、いままで食べたことがないです。
肉料理の途中でさらにワインを1本開けることになり、またまたソムリエールさんと延々協議をした結果これに決定しました。
Pommard 1er Cru
Les Rugiens 2002
Nicolas Potel
最初からそこそこ華やかな香りが立ってたけど、少し経つとよりパワフルになりました。上質なピノノワールの優等生って感じで文句なく美味しいです。コルベールのローストにもバッチリ合ってました。最後にいいワインでフィニッシュできて良かったですね。
毎度のことながらル・ココの料理、とくにジビエは最高に美味しいですね。今回は人数が多かったこともありワインもいろいろ飲めてホントに楽しかったです。期待どおりの味かどうか、料理には合うか、そしてこれらがピッタシ決まったときの快感はたまりません。
今回も期待以上の素晴しいディナーになりました。みなさんありがとうございました!。