広島駅近くに燻製とワインの店ができたとmywifeが情報を仕入れてきたので、さっそく調査に出向きました(笑)。
広島駅の郵便局横のガード下にある煙キッチン。
カウンター7席、テーブル6席の小さなお店です。
今回は奥様がシニアソムリエの資格をお持ちのO夫妻とご一緒しました。
左からあなご、えび、いか軟骨、ささみ、ポークハム、タン、ミックスナッツとスナック。
シーフード、ささみは適度にスモークされて美味しいです。ミックスナッツはかなり軽め。聞くとサクラのチップで温燻しているとのこと。ナッツはもう少しスモーキーなほうがいいなぁ。タンは硬くてちょっと残念。
これは豆腐の燻製に燻製醤油をかけたもの。これも燻香は控えめです。付け合せはたらこの燻製。
塩豚の燻製ときのこの燻製醤油焼き。塩豚はさっぱりと、きのこはほどよい燻香で美味しいです。
他にビーフジャーキー、ササミジャーキーをいただきましたが、これらはとってもおいしかったです(残念ながら写真撮り忘れ)。
ワインは最初に白をグラスでいただいた後、赤をボトルで。
リストにはたくさん載っているんだけれどリクエストしたのがことごとく在庫切れ。
あれこれ思案してたどり着いたのはミドルボディのモンテプルチアーノ。
Montepulciano d’Abruzzo
Camillo Montori 2008
続いて少し重めのをこちらもボトルで(思いっきりグラス価格が写ってますが…)。
Chateau La Poujadt
Cahors 2007
これは燻製ビーフジャーキーと相性良かったです。
お店の感想としては・・・魚介類、ジャーキー系以外はかなり軽めの燻製で、燻製好きの人にとってはちょっと物足りないかも。アルコール類はワイン以外にバーボンやシングルモルトも置いてるので、もっとガツンと燻香を効かせてもいいんじゃないかな?。
10月にオープンしたばかりなので、これからの成長に期待したいですね。便利な場所にあるし、とってもリーズナブルなのでこれからもちょくちょく偵察することにします(笑)。
そして2軒目は・・・シングルモルトを飲みに行こう、ということになり向かったのはバー福澤。
カウンターの一角に陣取り、マスター秘蔵のボトルをあれこれたくさん出してもらいました。
右のボトル、暗くて(というより黒くて)よくわかりませんがOCTOMORE3-152です。世界で最もピーティーなシングルモルト。最初香りを嗅いだときは確かに強いことは強いけど世界一というほどでは、という感じでしたが、ひと口含んでみると・・・強烈なピートのストレートパンチでいきなりKOされてしまいました(笑)。確かにこれは凄い。でも少し甘みもあって全体のバランスが取れてるので、薬を飲んでるようなことはありません。時間をかけてゆっくり飲んでるとさらに香りが開いてきて、遥か異次元の世界へ飛んでってしまいました(笑)。
1983年に蒸溜所が閉鎖されて今は作られてない貴重なシングルモルトです。
やや軽くなめらかな味わい。スモーキーさは強くなくよく言われる海藻の香りがしてアイラモルトらしい1杯です。
そしてこれはシャトーマルゴーのワイン樽で熟成させたシングルモルト。
GLENMORANGIE
MARGAUX CASK FINISH 1987
もともとグレンモーレンジはウッドフィニッシュが秀逸ですが、こんなのがあったんですね。明らかにワインの香り、ワインの味がするちょっと驚きのシングルモルトです。どちらかというとブランデーのような雰囲気で、純粋なモルトファンはどうかわかりませんがワイン好きにはたまらない1杯です。調べてみると日本への入荷は18本だけとか・・・とても手の届くようなものではありません(ちなみに1ショットでディナー食べれるくらいのお値段でした!)。
シングルモルトもワインと同じように奥が深いから、飲むごとに発見があるし勉強にもなるので楽しいですね。あまりはまると経済危機に陥ってしまいそうですが・・・。
そんなこんなで今年最後の飲み歩きは、楽しい仲間といいお酒で最高の夜になりましたとさ。めでたしめでたし(笑)。
■これで年内のブログ更新は最後になります。お付き合いいただきありがとうございました。また来年よろしくお願いします。では、よいお年を!。■