読書感想(8)「紫電改入門◆碇義朗」 | アルジャーノンにシャンパンを

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というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

飛行機が好きでこの手の本はときどき読むんだけれど、こと紫電改には特別な思い入れがあるので、見つければつい買ってしまいます。


紫電改入門

碇 義朗著

光人社NF文庫

2011.11.3読了

☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを


この本、今まで読んだ紫電改ものの中では、その構造や性能について最も詳しく説明していたと思います。層流翼の特徴や空戦フラップの構造など図や写真をたくさん使って解説していて、とても興味深く読めました。後半は戦時中の活躍ぶりをドキュメントしたものですが、終戦直前の悲壮な戦闘にはいろいろ考えさせられるところがあります。


しかしいつも思うのだけど、コンピュータどころか電卓もない時代に強度計算や構造設計をして、これほど高性能の戦闘機を作った技術者というのはとんでもなく優秀だったんでしょうね。それに比べ、今はパソコンで強度解析なんかもチョイチョイとできてしまう時代なのにボクらの仕事ぶりといったら・・・足元にも及びません(泣)。



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