雨裏 鶏鳴く 一両家

竹渓 村路 板橋斜めなり

婦姑相伴いて 浴蚕に去る

閑着 中庭 梔子の花

 

Yoshiのつぶやき】

雨の中 鶏の鳴いている 農家だ

竹藪を抜ける村道に板の橋が架かっている

婦と姑が 一緒に 繭浴に向かっている

ひっそりした 中庭に 梔子(くちなし)てい

 

繭浴:繭を茹でる鍋

 

弓を背に霞明るし 剣は霜を照らす

秋風に走馬を走らせ 咸陽を出ず

(いま)天子の収めざる 河皇

頭を回し望む故郷に似ず

 

Yoshiのつぶやき】

気楽に詠んでいるようだが、実情は違うようだ。

なぜ少年が、一人都をでて異国の地に赴くの

? 匈奴との戦争だ。故郷に帰るのではない。

中国の子供は皆この詩を知っているようだ。

 

老翁 家貧しく 山住に在り 耕地は 山田三四宙

苗疏税 多く 食を得ず 土地は泥となった

歳の暮れ鋤鍬部屋は空室で、登って来る人なく

収杏子の収穫もない

西江の買客は船中で 犬の肉を食らっている。

 

Yoshiのつぶやき】

過去にほとんど、お目に掛からなかった詩だ。

大変興味深い。