kouhaann2

黄師 塔は江水の前に東し

春光 懶困(らいこん)するも微風に()

桃花一(かたまり) (ひら)くも 主無し

深紅を愛すべきか それとも浅紅か

 

懶困(らいこん):けだるい

 

Yoshiのつぶやき】

黄師の墓は、杜甫の家の前、錦江の東にある。

春の光の中で、けだるく、微風に寄り添っていると

一群の桃の花が咲いているが、どれが一番かは

決め難い。

深い紅、浅い紅、どちらを愛すればよいのだろう。

 

詩人はいつもこの様な思考をするのかな!!



kou

黄四娘(ふあんしゃんぐ)の家は花 (みち)(石偏)に満つ

千雑万雑(せんこまんこ)も 枝が低く(かさな)

留連(はなれよりそい) (たわむれ)て 蝶が時時(あちこち) 舞う

自在(まんぞくそう)に (したし)げに鶯が合合(きき)と啼く

 

In such profusion the flowers in Huang Siniang’s garden bloom

With thousands of them the branches are heavily laden

New and then lingering butterflies about gracefully

While orioles here and there warble in carefree contentment

 

Yoshiのつぶやき】

英語を話す人が漢詩を学ぶ時、どのような具合になるのだろう。

Yoshiの場合は、漢字の意味を一つ一つ調べていく。名詞か

動詞かも判らないから心細い限りである。300詩を解釈したら

少しは理解できるようになると期待している。


zekku

両個(りょうこ)黄鵬(こうり) (すい)(りゅう)に鳴き

一行の白鷺 青天に(のぼ)

(まど)は含む 西嶺 千秋の雪

門に泊す 東呉万里の船

 

 

Yoshiのつぶやき】

昨夜は台風で飲み会が流れた。

唐の時代と同じ営みだ。中国の風習だったのだ。面白い

ことだ。娘がアメリカの日本企業に勤めている。時々、

会社の帰りに飲みに行くらしいが、帰宅は車なので、休日

自宅でという事が多いようだ。