昨夜 秋風義関に入り

朔雲 邊月 西山に満つ

更に飛将を(うなが)して(きょう)(りょ)を追はしめ

沙場の匹馬をして(かへ)らしむる 莫かれ

 

(サンズイ有り)関 :漢民族の砦

朔雲:北の国、えびすの雲 

 

Yoshiのつぶやき】

匈奴の地に秋が来た。

僻地に雲が出、月もある。

飛将のように(?) 捕虜を 捕えて

独り残らずやっつけよう。

作者は唐の将軍である。自分のことを詠っていると思う。

飛将とは漢の李廣の事だから、自分も飛将のようにとするのが自然だろう。

 

 

夜百合花開く香庭満たす 夜深く微雨酔い 初めて醒め

遠書珍重するも 何にも答信できず 旧事凄凉 ()くべからず

去日の幾童 皆長大 昔年の親友 (ナカバ)凋零

明朝 又是 孤舟にて別れ (かな)しく河橋の酒屋の慢青を見る

 

簾を開いて 新月を見、

(すぐ)に 階を降り 月を拝す。

細い言葉は聞こえず ただ 

北風吹き 裙帯(くんたい)を揺らす

 

かい:台所

Yoshiのつぶやき】

唐代に女子の観月が流行したそうである。

    当時、女性は新月に願い事をしたらしい。

    少女の願いは聞こえないけれど、何をお願い

    したのだろうという意味深長な句らしい。

    難しい 難しい 声を出して読んでみる必要

    もあると思った。

簾を開いて 新月を見、

(すぐ)に 階を降り 月を拝す。

細い言葉は聞こえず ただ 

北風吹き 裙帯(くんたい)を揺らす

 

かい:台所

Yoshiのつぶやき】

唐代に女子の観月が流行したそうである。

    当時、女性は新月に願い事をしたらしい。

    少女の願いは聞こえないけれど、何をお願い

    したのだろうという意味深長な句らしい。

    難しい 難しい 声を出して読んでみる必要

    もあると思った。