手指の粉吹き肌　保湿クリームやハンドクリームで改善できる？

最近当ブログのタラソテラピー海藻パックに関する記事や、公式サイト内のやはりタラソパックに関する記事へ、「手 and 粉吹き肌」といったキーワードでのアクセスが増えています。本来は冬季に多いはずなのですが・・・。

手指が乾燥しすぎて白っぽくなった状態が、「粉吹き肌」と呼ばれています。砂漠化が進行しすぎて出血を伴ううような症状や、乾皮症といった場合は、もはや薬剤師さんやお医者さんへご相談下さい。ここではあくまでも、白っぽく見える状態に関してのみとさせて頂きます　。

いったん手指が粉吹き肌になってしまえば、もはや保湿クリームでは改善できないでしょう。むしろ保湿クリームが、お肌を荒れさせる＝手荒れを起こさせる場合もあります。ここでイチバン大事なことは、やはり原因を追及することでしょう。

簡単な質問です。

あなたは台所洗剤に、合成洗剤を使用していますか？

もし「YES]の場合は、即刻合成洗剤のご使用を中止して、純石鹸に切り替えてみましょう。台所用純石鹸は、「白雪の詩」がイチオシです。これだけで簡単に、粉吹き肌が改善する方がいらっしゃいます。

粉吹き肌とは、お肌が極度に乾燥した状態です。合成洗剤に含まれる合成界面活性剤に弱い方が合成洗剤を使用すると、セラミドまで侵されて肌バリアがザルのようにスカスカになり、角質層の保水力が低下する恐れがあります。

いっぽう純石鹸は角質層に含まれるミネラルに阻まれ、それ以上は侵入できません。お肌にたいへんやさしいわけです。その結果お肌は次第に保湿力を取り戻し、粉吹き肌が改善されるわけです。

これだけでは改善されない場合は、シャンプー等も疑ってみましょう。シャンプーは原液を手にとるため、手への負担は決して小さくないでしょう。ボディソープも、純石鹸に切り替えましょう。合成洗剤に弱い私は、身体と頭髪にも純石鹸を使用しています。化粧石鹸は、「アイゲンA ]が文句なしにイチオシです。

さきほど保湿クリームのご使用は慎重にすべきと書きました。保湿クリームには合成界面活性剤がたっぷりと含まれているために、逆効果になるリスクがあるわけです。手荒れ防止にために使用したハンドクリームで、逆に手荒れが生じてしまうことは、よくあるお話です。角質層が死滅して、手が異常にふやけたりとか・・・。（関連記事）

なお石鹸では食器の汚れが落ちないとお思いの方が、少なくありません。しかし実際に純石鹸をお使いになられると、クセになるような使い心地と言われます。油汚れがキレイに落ち、また泡切れもよく、いつまでもヌルヌル感が残らないのです。

さきほどの「白雪の詩」は、全国の東急ハンズさんやロフトさんや西友さんで販売されています。兵庫県下であれば、アルカドラッグさんでも販売されています。たいへん素晴らしい純石鹸です。

以上のことから、保湿クリームやハンドクリームに頼る前に、洗剤を検討してみるのも重要でしょう。最近は、肌荒れ防止や肌荒れ対策として用いる保湿クリームやハンドクリームが、逆に肌荒れを引き起こす例が増えているようです。ご注意下さいませ。

（2015年6月20日付けcocolog記事より商業性を排して転載）