先日「簡単きのこのクリームパスタ」という生地をアップしました。
たしかに美味しくできますし生クリームもチーズも不要で、何しろ今流行りのワンパン(ひとつのフライパン)でできちゃうのは敷居も低いし、オススメした最大の理由です。
ただね、やっぱり自分流で作って食べたいなぁって(笑)
きのこのクリームパスタは好きなパスタのひとつ。
もしも、もう少し面倒でもいいから作りたいというご興味をお持ちの方がいらっしゃったら、と思って(願って?)今日はちょっと手間がかかるけど遥かに美味しいきのこのクリームパスタをお送りいたします(^O^)/
まずは材料。
まずは材料が余分に余らないことを考えなければいけないのですが、きのこ類はきちんと封をしておけばいいし、ベーコンが余ったら冷凍保存にしてもいい。しかし保存が利かないのは生クリームです。
というわけで今回は100ccの生クリームを使い切れるように品目料を決めてあります。
出来上がりの量は二人分+アルファかなぁ。小学校低学年のお子さんがいらっしゃれば大人二人とお子さんでちょうどよいくらいの分量です。
パスタ200g(大人二人とお子さんならば250gでも大丈夫) オリーブオイル20g
ベーコン50g なめこ100g ぶなしめじ60g 舞茸40g
椎茸70g ニンニクアッセ2房 白ワイン40cc 生クリーム100cc お湯200cc 塩はボイル湯の1% パルミジャーノ・レッジャーノと調味料としての塩・黒胡椒は味見して適宜お使いください。
まずはきのこ類を乾煎り(からいり)します。乾煎りなのでオイルは使いません。
ベーコンをカットします。
今回は角切りのベーコンがあったのでそれを買いました。普通のブロックのでも構いません。
別な料理に使いたいので今回はこれを選んだというわけです。
また、先日作ったカルボナーラのベーコンも、パンチェッタのかわりにこの形状のベーコンをじっくりソティして使うとまた一味違って美味しくなります。ご参考まで。
なめこは開封してサッと水洗いしておきます。
別なフライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクアッセを入れて火をつけます。
香ばしい香りが立ってきたらニンニクが焦げないうちにベーコンを加えます。
・・・・おっとピンボケ(^_^;)
オイルはこれです。
ベーコンに火が入って来るとパチパチと飛び跳ねますから、温度が上がってきたら中火で蓋して加熱するほうがいいです。火傷しますよ~
きのこの方のフライパンは蓋をしてきのこから出る水分でしんなりさせながら熱を加えていきましょう。
時々蓋を取ってゴムベラで撹拌。しばらくすると乾燥してカリカリな感じのきのこになっていきます。
ベーコンを炒めているフライパンになめこを入れましょう。
なめこは水分をたっぷり含んでいますから、水分を飛ばしながらじっくりと火を入れていきます。パスタをボイルする手鍋はこのタイミングで沸かし始めるといいかなぁ。
しばらくしてこの粘りが出るところが大切です。でもこれではまだ加熱が足りません。水分(旨味)を煮詰めるよう、なめこにきれいな焼き色がつくまで中火の弱火で炒め続けます。
一方、きのこのソティは塩を軽く全体に振って終了。フライパンは火からおろしておきます。
焦げてはいませんが焼き色がついてとっても良い香り。
きのこがお嫌いな方って独特な匂いがダメだとおっしゃる事が多いですよね。
でもこのパスタは違います。この乾煎りしたきのこ類はとってもいい香り。
一方なめこも香味オイルとベーコンでじっくりソティしますから、きのこの匂いが苦手な方もきっと喜んで召し上がってくれることと思います。
さてこのフライパンになめこのソティを入れます。ゴムベラできっちりとソースをこそぎ取ってくださいね。美味しさの元ですから。
まずは白ワインを20cc入れてアルコールを飛ばすように強火で沸かします。
アルコールが飛んだら次は水を200cc入れて沸かし直します。
湧いてきたらオリーブオイルをサッと一回し振りかけましょう。
乳化させないといけませんから手早くかき混ぜて・・・・
次は生クリーム。
加えた水とオリーブオイルと生クリームが渾然一体となるような感じでゴムベラで撹拌しながら沸かします。湧いたら中火でじっくりと加熱します。あまり加熱が長いとクリームが分離を始めます。ある程度乳化が進んだら火を止めても構いません。
黒胡椒をカリッと挽いて。ソースは完成!
クリームソースの中でパスタを和えていきますから、前回と同様に茹で上がる30秒~1分程度前に鍋から上げて湯切りします。
で、フライパンの中へ。
最初は結構シャバいです。中火で火を入れながら麺にソースを纏わせるように絡めていきます。
味見をして塩加減を確認しておきましょう。味もクリームの濃度も「もういいかな?」となってきたらパルミジャーノ・レッジャーノをグレーダーで挽いてパスタに絡めます。
前回使って冷凍しておいた残りです。きっちりと密封しておいたつもりですけど、若干乾燥して背中側の黄色みが強くなっちゃいました。
味と香りは問題なくて一安心。写真は削る前ですが、味見しながら削ったら2/3ほど入れることになりました。
さて盛り付けます。盛り付けたらもう一度黒胡椒を軽く挽いてドレスします。
いい仕上がりになりました。
パルミジャーノ・レッジャーノと生クリームと、何よりもソティしたきのこ類の香りが良くてどんな味になったかを想像させてくれます。
うん。やっぱり手間がかかるけれど、私はこっちが好きだなぁ~
ともかくきのこが半端なく美味しいんです。
乾煎りをすることできのこの美味しさを十二分に引き出してます。それにきのこからは香ばしい香りがしますので、それもまた美味しさに輪をかけてくれてます。
手間がかかるとはいえ一時間もかからずにできちゃいます。
きのこのカットなどを事前に済ませておけばパスタのボイル時間+10分程度の作業時間です。
料理って必要以上に時間を掛けないほうが美味しくできるって教わってきました。
煮込みなどは元から時間がかかりますが、パスタなどはお客さんがオーダーしてから15分以上は待たせられない料理ですよね。
やっぱりきのこのクリームパスタは美味しいパスタです。
名前をつけるとすると「きのこのクリームパスタ / 自己満足風」ってところでしょう(笑)
作業量は多少必要で鍋も3個使うなど面倒ではありますが、ぜひお作りになってみてください。
本当に驚く美味しさですから(^o^)