少し前にカヌレを焼いたのですが、どうも満足できる仕上がりになりませんでした。
色々と原因を考えたのですが、おそらく砂糖の種類と焼成温度と、そして焼く前の生地の温度などをもう一度確認しながらやってみましょう。
まずは砂糖のこと。前回まではキビ糖を使いましたが、普通はグラニュー糖を用いるのが一般的です。ですから砂糖はグラニュー糖に戻しました。これが1つ目の反省点。
品目量は少し変更してあります。
牛乳:550g 全卵3個 卵黄3個 薄力粉80g 強力粉50g グラニュー糖300g ラム酒50cc
薄力粉と強力粉、グラニュー糖は最初から混ぜて計って粗目の濾し器で篩いながら混ぜ合わせます。
次は卵を混ぜていきましょう。
ホイッパーでざっと混ぜ合わせたら先ほど濾した粉類を混ぜ合わせていきます。
並行して牛乳を加熱。バニラオイルも加えておきます。
鍋のヘリがフツフツと泡立ってきたら火を止めて、卵液の器に数回に分けて混ぜ合わせていきます。
もちろんいっぺんに入れたら卵がボロボロと固まりだしますから、今回は4回に分けて加えました。
次に湯煎したバターを加えて撹拌。
最後にラム酒を加えて同じように十分撹拌しておきます。
ここまでで一日目は終了。ラップして冷蔵庫で休ませます。
*********翌日*********
冷蔵庫から出して数時間、タネが常温に近くなるまで置いておきました。
それでもなかなか温度が戻らないので軽く湯煎して温めてあります。
この部分が2つ目の反省点でした。前回は冷たいまま型に流して焼いたのです。
湯煎しながらカヌレ型にバターを塗っておきます。
注ぐ容器の上に目の細かい濾し網を乗せ、タネを濾していきます。
ではでは型に取り分けてオーブンで焼いていきましょう。
で、3つめの反省点。焼成温度です。
オーブンを250℃で予熱して、焼くときは230℃で15分。その後200℃で50分焼きました。
まだ温度が高すぎるかもしれません。焼き上がったらこうしてすぐに型から外して冷やします。
周りはかなりカリッとした肌ですが、中がもっちりと焼けていればほぼ許せる仕上がりです。
冷えたので形が悪いものを一つカットして味見してみましょう。
生地の泡立ちはきれいです。ほぼ満点でしょう。
味も食感も悪くありません。焼色と姿が少し納得いきませんけれど、これならば差し上げられます。
箱に詰めて・・・
無理やり詰め込みましたが(笑)潰れてしまうことはなさそうです。
東京においでになる、古くからの読者様へのお土産に持参いたします。
お気に召すといいんですが・・・・(-_-;)