脳疲労と向きあう歯医者さん

脳疲労と向きあう歯医者さん

福岡市西新 松尾歯科医院の松尾です

鍼灸治療や東洋医学を取り入れた歯医者です。
全身の健康から歯科治療と向きあっています。

 

こんにちは

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

子どもが生まれて1か月半経ちました。

 

現在は全く便秘ではなくなりましたが、生まれて2週間くらいの間は、1~3日に1回便が出る程度でした。

 

子どもの消化器は未発達なため、大人のように消化・吸収・排泄をスムーズに行えません。

 

そこで今回行った工夫を紹介したいと思います。

 

腸内細菌を整える

 

以前から紹介しているLロイテリ菌という乳酸菌を含むタブレットやリキッドを活用し、赤ちゃんのお腹を整えます。

 

リキッド(液体)タイプですので、0歳の新生児からも使用可能です。

 

子によっては、味を嫌がる可能性もあります。

 

無味無臭ですが、少し油っぽいのが気になるのかもしれません。

 

 

 

なお

内科で出るようなお薬(痛み止めを除く)や東洋医学で用いる漢方などもそうですが

原則2週間は飲みましょう。

 

生理学的な代謝サイクルにおいて、2週間経過することで効果が表れることが多いためです。

 

夜泣きの原因の一つコリック

 

「コリック」とは?

 

以下 バイオガイアジャパンから引用

 

引用開始

 


日本は昔から「泣く子は育つ」「泣く子は元気な証拠」
と言われ続けていました。

 

赤ちゃんが激しく泣いて何をしても泣き止まないことを
「コリック」といいます。

 

 

「コリック」の原因は、様々な理由が考えられていますが、
ひとつに、赤ちゃんのお腹に不調があると考えられ始めています。

 

 

大人の場合でも、食あたりや細菌感染症の食中毒など、なんらかの原因で胃腸に感じる激しい痛みを「疝痛」といいます。

 

この激しい痛みを赤ちゃんが感じていることを「乳児疝痛」といいます。

 

【コリックの診断基準】

健康で、十分な栄養を摂っている乳児が、過敏・興奮・号泣の発作を

 

「1日3時間以上」

 

これが「週に3日以上」「1週間」続いた場合

(RomaⅢ診断基準)
生後3週間ごろから始まり、3~4ヶ月でピークをむかえ6ヶ月ごろには自然に治る。

 

 

※RomaⅢ診断基準とは
世界中の膨大なデータを専門家が3度に渡って議論し作成された世界的診断基準

 


引用終了

 

*関連リンクとブログ

 

チャイルド

 

腸内細菌のバランス

 

赤ちゃんの「夜泣き」も常在菌(じょうざいきん)が関係?

 

コロナウイルス対策③バイオチュアブル

 

菌活(きんかつ)のすゝめ

 

小児鍼(はり)でツボ刺激

 

使用する子ども用の鍼(はり)になります。

 

 

中身の鍼は個包装になってます。

 

 

 

 

 

 

このように先端は尖っていたり

 

 

 

あるいは底面にはイボイボ、横には魚の背びれのような突起があります。

 

 

このような小児鍼を使用し(優しく押しましょう)

以前紹介したお腹の調子を整える定番のツボ、

合谷(ごうこく)を刺激すると、赤ちゃんの便秘や下痢などの症状が改善する可能性があります。

 

 

絶対にこのような鍼を使う必要はなく、ない場合は指でも構いませんので、赤ちゃんが痛がったり、嫌がったりしない程度の刺激を加えてみると良いと思われます。

 

 

他には

赤ちゃんのお腹、おへそ周りを「の」の字を描くように、手のひら or 指のはらで優しくマッサージするのも良いようです。

 

これは大人にも使える方法ですので、便秘や下痢の方は試してみても良いと思います。

 

 

*関連ブログ

ツボ口座@合谷(ごうこく)

 

 

木を見て森を見ず(にならないために

 

意味:

小さいこと(木)に心を奪われ、全体(森)を見通せないことのたとえ。

 

類語:

手段が目的にならないこと

本末転倒

 

今回ご紹介したことも重要ですが、その前に是非、赤ちゃんの様子を注意深く見て頂きたいのです。

 

 

たとえば

 

飲んでいる母乳・ミルクの量の過不足

⇒多すぎると下痢、足りないと便秘になりやすくなります。

 

赤ちゃんの環境

⇒暑い、寒いの温度管理など。

両親がケンカが多く、ストレスを与えていないかなど。

 

赤ちゃんの顔色・表情

⇒体調が悪そう、オムツ内に排泄物が残ったままで不快、オムツから排泄物が漏れて濡れて不快、

漏れるということは、オムツのサイズが適合かの確認。

 

 

などなど挙げればキリがないほど、見直すべき

「基本的なこと」があったりします。

 

 

こういった「基本」に問題がないのに、便秘や下痢になっている、体調不良を繰り返すなどの場合に、

知識や工夫、テクニックなどが活きてきます。

 

 

わたしの亡き師匠がよく言っていました。

 

「細かいテクニックなどに目を向けるのも良いですが、

日ごろからペットの様子を注意深く見てください。

ペットの異変に気づけるのは、飼い主さんだけなのですよ」

 

 

 

赤ちゃんもペットも同じで、言葉を発することができません。

 

赤ちゃんの異変に気づけるのも、そばにいる養育者だけなのです。

 

 

少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

 

 

 

おまけ

 

お腹もすいてない、オムツも汚れてない、何が原因か不明のまま泣き止まない時に、

反町隆史の「POISON」を聴かせたら、泣き止むという情報をどこかで聞いたので

実際にやってみたところ本当に泣き止んだので、その時の写真を載せておきます。

 

 

 

 

「おや、なんだ?」反応という反応名らしいです笑

 

AIによると

「グワシャー」のような特徴的な音や周波数の急激な変化(覚醒化)と、低い声や一定のメロディ(沈静化)が組み合わさることで、赤ちゃんの興味を引きつけつつ、安心感を与えて泣き止ませる効果があるためと考えられています。

 

とのことです。

 

 

毎回効果があるわけではないし、その子にもよると思いますので試してみる価値はあると思います。

 

 

③へ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは

 

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

今月子どもが生まれたので、子育てについて経過や感想、工夫、反省からの学びなどを書いていこうと思っています。

 

*以前のブログ

オススメの本①(子どもを呪う言葉・救う言葉)

 

こちらの本が非常に役に立つのではないかと思っています。

 

母乳のすゝめ

前提として母乳は赤ちゃんにとって理想の食事です。

 

母乳にはミルクには含まれていない重要な成分があります。

 

たとえば

赤ちゃんの成長に必要な酵素やホルモンなどです。

 

特に、産後(1週間~10日ほど)の母乳は、「初乳」と呼ばれ、免疫グロブリンAという成分が含まれており、赤ちゃんの免疫システムを賦活(ふかつ=活性化)させます。

 

 

さらには母乳には「乳酸菌」も含まれており、赤ちゃんの腸内環境を改善し、感染症予防に役立つこともわかっています。

 

母乳が出るための工夫

しかし

「おっぱい神話」にこだわりすぎて、母乳が出にくいお母さんのストレスになり、精神的に追い詰められたりするのは問題です。

そこで 母乳が出にくいお母さんのためにも

 

・母乳マッサージ

 

・東洋医学(はりきゅう)を活用

 

・水分をしっかりとる

 

・食事の見直し

 

 

などの方法で実践している方法をご紹介します。

 

【母乳マッサージ】

① おっぱいを持ち上げて、外側から押す

 

② おっぱいを下から上に持ち上げる

 

③ 乳輪をいろいろな方向から優しくもみほぐす

 

など、具体的には助産師さんが詳しく教えてくださいます。

 

【東洋医学(はりきゅう)の活用】

紹介するツボへ、指で押したり、パイオネックスなどの置き鍼(はり)を貼る、市販の「せんねん灸」で温めるなどをすることで、母乳が出やすくなります。

 

まずは基本中の基本

はりきゅうで長さの目安となる「骨度法(こつどほう)」から説明します。

 

 

人によって指の太さなどは違ってくるので、治療を受ける人の指の長さを基準とします。

 

たとえば

同じ1寸でツボを取る場合、大男と子どもでは当然、指の太さや長さは異なります。

 

なので、必ず治療を受ける人(患者や被験者)の指でツボを取るようにしましょう。

 

 

① 三陰交(さんいんこう)

 

内くるぶしのてっぺん(一番高いところ)に小指の端、人差し指の端に三陰交があります。

 

 

② 壇中(だんちゅう)

 

左右の乳首のど真ん中になります。

 

 

 

③ 中府(ちゅうふ)

 

鎖骨の外端の下のくぼみから親指1本分降りた、腕の付け根

 

 

 

④ 庫房(こぼう)

 

乳首の真上、第1肋骨と第1肋骨の間(第1肋間)に位置します。

 

 

 

⑤ 乳根(にゅうこん)

乳首の真下、乳房の付け根あたり(第5肋間)に位置します。

 

 

 

⑥ 天渓(てんけい)

 

乳房の輪郭のふち、乳首の高さ(乳頭から指3本分くらい外側)、第4肋骨の間に位置します。

 

 

 

⑦ 少沢(しょうたく)

 

小指の爪の付け根の外側(薬指側)に位置します。

 

ここに鍼(はり)をするのは痛みが強いので、お灸がオススメです。

 

 

 

なお ~寸で、~に位置するのはあくまで目安であり、体調が悪いときや、長年病を患っているような方は、

ツボの位置がズレている場合もあるので、不安な方は一度プロに探ってもらうのも一つです。

 

 

母乳は血液

母乳の元は血液なので、血を作る食事や水分量にも気を付けて頂きたいと思います。

 

いくらマッサージやはりきゅうを活用したところで、母乳の原材料となるものが不足していては、十分な量の母乳は出づらくなります。

 

 

・タンパク質(肉、魚、特に青魚)

 

・穀類

 

・豆類

 

・根菜

 

・鉄分

 

この中でも、赤ちゃんがおっぱいを吸う(乳頭吸引刺激)動作により、プロラクチンというホルモンが分泌され、乳汁の生成と分泌促進します。

 

プロラクチンはタンパク質系のホルモンで、タンパク質を原材料としますので、タンパク質不足は母乳が出にくくなる原因と考えられます。

 

 

つまり

 

① 赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうこと

 

② 十分なタンパク質を食べること

 

で、より母乳が出やすい条件が整うということです。

 

 

もちろん最初から十分な母乳が出るケースばかりではないので、適宜ミルクを併用することも重要です。

 

 

 

 

 

足のぴょーん感で思わず激写しました笑

 

 

子育て②へつづきます

 

 

 

 

こんにちは

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

今日はペット用歯みがき粉 バイオペースト・ルースの紹介になります。

 

バイオペーストについては過去ブログのリンクを貼っておきます。

 

コロナウイルス対策② バイオペースト

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13243/

バイオペーストの効果①

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13245/

バイオペーストの効果②

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13287/

バイオペースト プロの紹介

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13355/

 

歯周病は万病のもと

基本的に犬猫の口内は、アルカリ性なのでむし歯にはなりにくいのですが

(毎日のように甘いものなどを与えたりすれば、口内が酸性に傾き、むし歯になることもあります)、歯周病にはなります。

 

歯ぐきにある歯周ポケットと呼ばれる「溝」に歯周病菌が多くいると、常に炎症を起こし、歯ぐき周りにある血管から歯周病菌が侵入し、全身をめぐっていろいろな病気を引き起こす原因となります。

 

犬猫の歯や歯ぐきの構造は、ヒトのそれとほぼ同じで、歯みがきが不十分であると様々な病気の原因となります。

*関連ブログ

口腔洗浄器のすゝめ

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13335/

 

口はいのちの玄関口

 

毎日の歯みがきを習慣にしましょう

 

感想

 

バイオミネラルとは

 

VISIONSの想い

 

使用感

うちでは2匹ネコを飼っていますが、ルースを使った初日は「ニャニューン」と変な声を出して、一瞬嫌がる様子でしたが、2,3日で慣れていきました。

発泡剤も含まれておらず、とろみがあるので垂れたりもせずに使いやすいものでした。

 

無味無臭と説明書きがありますが、ネコはグルメな上、匂いに敏感なので、多少何かを感知したのかもしれません。

使用した翌朝

口臭チェックをしましたが、匂いはなかったので歯みがき粉としての役割は十分だと実感しました。

 

バイオペースト・ルースには乳酸菌が含まれている

昨今注目されている

『バクテリアセラピー』ですね。

善玉菌を摂取し、体内の菌のバランスを整え、病気の予防や健康維持をする治療法・健康法になります。

 

*関連ブログ

腸内細菌のバランス

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/2845/

赤ちゃんの夜泣きも常在菌が関係?

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/2848/

コロナウイルス対策③バイオチュアブル乳酸菌

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13253/

菌活(きんかつ)のすゝめ

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13343/

 

乳酸菌はむし歯菌や歯周病菌と戦って、口内を清潔に保ってくれます。

ポイントとなるのが、キチンと歯みがきをし、最低限まで悪い菌たちを減らしたうえで、乳酸菌を摂取しないと効果が薄いことです。

歯みがきをせずに、乳酸菌だけ摂取してもほぼ意味がないので注意 が必要です。

 

『面倒でも必要なことは必要』

と受け入れることが重要です。

 

・早い

・安い

・簡単

・便利

の裏にある落とし穴には注意しろ、とわたしの師匠は言います。

 

たとえば

歯みがきが面倒だからと、リステリンなどの洗口剤だけで済ませて、健康が維持できるなら

世の中から歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどはなくなるはずです。

 

口内の細菌たちも生き残るのに必死なため、バイオフィルムというぬめぬめの塊

(=流しやお風呂場のぬめぬめ)となって、身を守ります。

そのため、洗口液だけではバイオフィルムの表面は殺菌できても、内部にまでは浸透できません。

 

もともと細菌を退治するには、物理的にこするかハイターなどの強力な殺菌剤を使う以外方法はありません。

 

仮に

そんな強力な殺菌剤を口内に使ったとして、身体に良いはずがありません。

 

『急がば回れ』

急いで物事を進めようとすると、かえって失敗しやすいという意味)

 

『転ばぬ先の杖』

(失敗しないように前もって準備や用心をすること)

 

『備えあれば患いなし』

(普段からあらかじめ準備をしておけば、万一のことが起きても慌てることなく、心配しなくて済むということ)

 

ですね。

 

みなさま自身、みなさまの大切なペットのご健康を願っております。

 

 

 

 

こんにちは

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

 

こころの健康とケア⑨になります。

 

社会生活スキルトレーニング(SST)

 

■生活に役立つ行動を身につける

SSTはSocial Skills Trainingのことで、社会的スキル訓練や生活技能訓練ともいいます。

 

学習異論と認知行動理論に基づいたリハビリテーション技法で、統合失調症などの思考障害や認知機能障害といった、障害特性に合わせて、手順をはっきりさせて、具体的なやり方で行動を学べるよう工夫されています。

 

人とのコミュニケーションをとる方法や、病気や薬との付き合い方、ストレスへの対処法などのスキルを学ぶことで自信を回復し、生活の質を向上させるためのトレーニングです。

 

 

・日常のあいさつ

・お願いの仕方・断り方

・食事の誘いを断る

・会話の始め方・終わり方

・薬で困っていることを主治医に説明する

 

など、日常生活の身近なテーマを設定してロールプレイ形式で学んだりします。

 

また、教育、就労、子育て支援、矯正教育や更生保護などの司法領域、職場のメンタルヘルスでもSSTは活用されています。

 

■SSTの進め方

話し合いや、他者のやり方をみることができるため、少人数のグループで行われることが多いですが、本人と支援者のみの個人SSTとしても実施できます。

 

グループでは、話しやすい雰囲気をつくるために、ウォーミングアップをして(導入)、参加者それぞれが練習したいことを決めます。

 

そして

いつもの場面を短いロールプレイで再現してみんなの感想を聞き(フィードバック)、もっとよくするためにどうしたらいいの意見を出し合います。

 

よさそうなやり方があったら、ほかの人にお手本をやってもらい(モデリング)、それをまねて、現実の場面に合った行動を練習します。

 

できそうなことが決まったら宿題として持ち帰り、実際の場面でやってみて、その結果を次回に報告します。

 

 

 

心理教育・家族教室

■ 心理面に気を配り情報を伝える

心理教育とは、妙期のある人に対して、気持ちや考え方などの心理面に配慮しながら、病気の知識や健康を保つ工夫を正しく知ってもらう援助方法です。

 

主に統合失調症の心理教育がグループで行われているほか、うつ病や双極性障害などでも導入されています。

 

家族に対して行うものを家族心理教育といい、集団で行うと家族教室と呼ばれています。

 

糖尿病教室やがんサロンのように、同じ病気を体験した人が集まって、病気の知識や最新の情報をともに学ぶ機会は増えています。

 

本人や家族でないとわからないことを話し合い、経験をわかち合うことで、悩んでいるのは自分だけではないと実感でき、心の負担が大きく減ります。

 

また、新しい情報を知り、ほかの人の方法や考え方を取り入れることで、自分の生活を工夫するきっかけとなります。

 

■ 統合失調症の心理教育

統合失調症では、心理教育の手順が開発されています。

 

まず、病気はこころの弱さとは関係なく、脳のドパミンが多いために周りの情報が脳に入りすぎてしまい、脳の誤作動が起きた状態と説明されます。

 

そのため、おかしな感覚や思い違いが起き、怖くて引きこもってしまうといった症状がおきます。

 

次に、薬やリハビリテーションなどの治療のほか、症状にうまく対処する方法や、ストレスと上手につき合う方法を学びます。

病気の成り立ちや、どうしたらいいかを知ることで、自分や家族に起きている症状が理解でき、症状を軽くすることや再発予防につながります。

 

心理教育では、症状があっても生活をよくしていくために、障害福祉サービスながあることや、健康的なライフスタイルのために自分でできること、家族や職場で配慮してもうといいことも伝えられます。

 

家族教室における円環的因果関係

(えんかんてきいんがかんけい)

たとえば

子どもが不登校になると、家族全体にその影響が及びます。

 

しかし、不登校は家族変化の原因であるとは限りません。

それ以前の家族のあり方が原因であるという場合も考えられます。

 

原因と結果をどこかに固定してしまうことは、多くのケースで不可能です。

 

ある原因が結果と見なされ、またその結果が別の事態の原因となる、

 

このように因果関係を直線的なものではなくて、多面的・多角的・循環的に考えることを

「円環的因果関係」といいます。

 

 

 

新版 心理学 有斐閣 より

 

リフレーミング

 

リフレーミングとは、患者さんやその家族(クライエント)に新しい視点を提供することです。

 

ものごとは、考え方しだいで良くも悪くもなることが多いと思われます。

 

こうしたいと思っていても、思い通りにならないことはあります。

 

健康な人は、このような場合、考え方を変えることで悩みを解消しようとできます。

 

受験に失敗したり、結婚生活で思い通りにいかなかったり、職場で期待したような昇進ができなかったりした場合、そのことにこだわっていては悩みが深まるばかりです。

 

自分が歩んできた道をしっかりと見つめ、それを物語ることによって、新しい道を見出すことができるようになっていくものです。

 

カウンセラーのリフレーミングによって、クライエントは今まで思い込んでいた考え方を、別の視点からとらえ直し、新しい見方をすることができるようになっていきます。

 

人生はトライ&エラーの繰り返し

トライ&エラー(trial & ettor)とは「試行錯誤」を意味し、問題解決をしなければならない時、いろいろな方法を試し、失敗を重ねながら解決を目指すビジネスシーンなどでよく使われるフレーズになります。

 

わたしの師匠がよく言います

【『失敗』は途中で諦めた人だけが得られる果実】

ですから

 

●諦めずにできるまでやる

 

or

 

●10回程度うまく行かなかったぐらいで、諦める程度のものなら最初からやらない

 

かどちらかと思います。

こう考えると、

 

●どうでもいいことはやらなくなり
●集中して時間を使えるから
●良い結果につながりやすくなる

 

ということになるのではないでしょうか?

 

だれにも「前々からやりたかったこと」があるものです。

 

ぜひ、今日を機会に「チャレンジ」もしくは「再チャレンジ」
してみてはいかがでしょうか?

 

こころの健康とケア⑩に続きます

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

この度バイオペーストの主原料、バイオミネラルについて、九州歯科大学での研究論文が

『Journal of Oral Biosciences (JOB)』に掲載されたそうです。

JOBは、口腔生物学の基礎研究から最新の知見までを網羅する学術雑誌であり、一般社団法人 歯科基礎医学会が発行しています。

2022年のインパクトファクターは2.4と高く評価されており、当該分野の研究者や専門家に広く読まれています。

 

バイオペーストのホームページ👇

https://biopaste.jp/

 

 

 

興味のある方は上記のQRコードにより内容をご確認ください。

 

 

ミネラル塩の口腔病原菌に対する抗菌効果:口腔ケアへの影響

以下引用


要約

本研究では、グレートソルトレイクから精製された

天然ミネラル塩の口腔病原菌に対する抗菌効果を調査した。

ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムを豊富に含む塩は、塩化ナトリウムよりも低濃度でう蝕(むし歯)原性細菌および歯周病原性細菌の増殖とバイオフィルム形成を効果的に抑制した。

 

これらの結果から、グレートソルトレイクから精製された天然ミネラル塩が歯みがき粉やマウスウォッシュなどの口腔ケア製品に使用できる可能性が示唆された。


引用終了

 

口内病原菌の増殖抑制効果における天然ミネラル塩と普通の塩との比較

 

 

 

 

 

 

 

つまり

スーパーなどに売っている、普通の食卓塩よりもミネラルを多く含む、天然ミネラル塩の方が、

口内の細菌への抗菌作用があるということです。

特に今回は、アメリカ・ユタ州のグレートソルトレイクを使用していますが、他の研究では死海の塩を主成分とするマウスウォッシュでうがいをするだけでも、プラーク(歯垢)が減るという報告もあります。

ミネラル塩を含むバイオペーストを日常的に使用することで、むし歯や歯周病の予防へと繋がることが期待できます。

 

むし歯も歯周病も始まりはプラークとバイオフィルム

 

プラーク(歯垢)は細菌の塊で、クリーム色をした粘り気のあるもので、歯や歯周組織(顎の骨、歯ぐきなど)を破壊する原因となります。

 

バイオフィルムとは、細菌たちが環境から身を守るために作るシェルターみたいなものです。

排水溝などのぬめりがまさにそれです。

 

最初は歯肉縁上(えんじょう)プラークというものから作られていきます。

後に歯肉縁下(えんか)プラークができてきます。

 

・歯肉縁上 歯と歯ぐきのきわから歯ぐき上部

 

・歯肉縁下 歯と歯ぐきのきわから歯ぐき下部(歯周ポケット内部)

 

 

 

 

そして

時間の経過とともに歯垢は唾液の成分と反応して、歯石へと変化していきます。

早い人は、数週間~1か月で歯石となります。

 

歯垢であれば柔らかいので、歯ブラシで充分清掃可能ですが、一度歯石へとなった場合、歯ブラシでは除去が困難です。

特に縁下歯石は、歯周ポケットの滲出液(しんしゅつえき)に含まれる鉄分や血清成分からなるため、非常に硬く、除去は困難になります。

 

「鉄は熱いうちに打て」「時を逃さず」

 

ですね。

意味:

物事を行うには適した時期があり、その時を逃すと後が大変になるという教訓です。

 

 

 

細菌たちのネットワーク

(クオラムセンシングシステム)

単細胞生物である細菌も細菌同士がコミュニケーションをとり、変化する生育環境に対応できる仕組みを持っています。

細菌が菌体密度を感知し、細菌の病原性など関わる遺伝子発現や表現型を制御する微生物間の情報伝達機構のことをクオラムセンシングといいます。

 

ここで厄介なのが、縁上プラークに含まれるむし歯菌である、ミュータンスレンサ球菌の存在です。

ミュータンス菌は、糖を分解し栄養とする際に酸も作り出して、歯を溶かします。

 

加えて

彼らが作り出す不溶性グルカンという物質がむし歯の主な要因になります。

不溶性グルカンとは、ゴキブリホイホイの粘着シートのように、ネバネバした粘着性のある物質で、それがあるために、ミュータンスレンサ球菌以外の種類の菌もベタベタとくっついて、プラークという菌の塊を作る原因となるのです。

 

上記で述べたように、まずは縁上プラークができ、しだいに縁下プラークが増えていく過程で、構成細菌の半分以上がグラム陰性細菌(主に歯周病菌)になっていきます。

 

歯周病菌は空気が嫌いなため、縁上プラークが歯周ポケット入り口を塞ぐことで、より歯周病菌が増加する仕組みになっています。

 

口腔内はミュータンスレンサ球菌がいるため、酸性に傾きやすい環境です。

今回のテーマである、天然ミネラル塩を含む歯みがき粉

バイオペーストは、強アルカリでもあります。

ミュータンスレンサ球菌が作り出す酸を中和する作用もあり、結果としてむし歯も歯周病も予防する可能性が高い歯みがき粉と言えます。

 

まとめ

 

細菌たちのネットワークである、

クオラムセンシングシステムを知ったときは、驚きました。

意思がなさそうな細菌たちが、あれこれ互いに指示を出して、増えたり減ったりするのですから衝撃でした。

 

細菌A「オイ、Bが少ねえから増えるようにせい」

細菌B「了解ー」

細菌C「オレたちは?」

細菌D「Aさ 寝心地わりーからもっとグルカンだしてくれよ」

 

みたいに、やり取りしてるのかと思うとおもしろいですね(笑)

細菌たちも生き残るために必死ということです。

 

ミネラル塩の金額は高いかもしれませんが、普段使いの食卓塩をミネラル塩に変えるだけでも、むし歯や歯周病予防になる可能性があります。

岩塩などのミネラル塩には、ナトリウムのほか

 

・硫黄

・カルシウム

・カリウム

・ケイ素

・マグネシウム

 

などが多く含まれており、これらのミネラルを摂取しつつ、バイオペーストを併用することでお口の中のトラブル予防に役立つことが期待されます。

 

ちなみにペット用のバイオペースト ルース 👇もありますので、リンクを貼っておきます。

https://webshop.ie-visions.jp/shopdetail/000000001099/?srsltid=AfmBOoosDZh14rVTJFh9jyrMhNSpqEu6JHHGcEVi_aQBYiw8OW5VFSey

 

 

 

みなさまの愛犬や愛猫を守るためにもオススメです。

 

みなさまのご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

 

 

こんにちは

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

 

こころの健康とケア⑧になります。

 

学習理論と行動分析

 

■いいことがあるから繰り返す

 

人間を含めた動物がとる行動は、その行動をした結果、よいことがあったのか、なかったのかというこれまでの学習が基準になっています。

 

何かよいことがあるとその行動は増え、なければ減るように学習します。

このような学習のプロセスを細かく説明するのが学習理論です。

 

この理論に則って、適切な学習をし直すことで社会的に不利益な行動を変えようとするのが行動療法です。

 

周りの人が困る行動や、依存症や自傷などの本人の健康を損ねる行動でも、そこには、これまでの学習(理由)があるはずです。

 

すぐには理解しにくい行動でも

その人にとっては「今ここで一番よいと判断しているのかもしれない」と捉えます。

 

そして、行動が起きる背景や、行動が起きた結果を細かく分析(行動分析)すると、その人が何を学習したのかがわかってきます。

 

■よりよい行動に変える

行動障害があるときには、周りの人はついつい問題行動に注目してしまい、何とかその行動を起こさせないようにと気をつけ、ときには叱ってやめさせようとします。

 

しかし、それでうまくいかないときには「叱る」という行為が「注目してくれた」という結果を生み出して、ますます行動を長引かせいるとも考えられます(維持要因)。

 

たとえば作業がつまらないときに大声を出すと、周りから注目され、作業を中断でき、イライラの気分は減る、と学んだのかもしれません。

 

このように行動を細かく分析して

その行動のきっかけとなる状況や、結果として周りの人がやってしまっていた対応を変えて、

別の行動を学習できるように工夫します。

 

 

認知行動理論と認知療法

■認知、行動、感情、身体の関係

人の気持ちやふるまいは「よくわからない」「予想できない」といわれます。

 

人それぞれ置かれた状況が違いますし、同じ状況でもいろいろな気持ちや考え方になるからです。

この複雑な状態を理解するために、人間の状態を

 

・考え(認知)

・ふるまい(行動)

・気持ち(感情)

・身体(身体反応)

 

の4つに分け、それぞれがお互いに影響すると考えるのが認知行動理論です。

 

脈拍や体温などの身体の状態や、怒りや不安などの感情は、自分の意思では変えられませんが、

考え方と行動はすぐに変えられます。

 

 

そこで、考え方を現実に合うように変えてみることで、気持ちを楽にして不安などの症状を軽くするのが

認知療法です。

 

さらに行動にも注目し、現実の状況に合わせて行動を工夫することで、症状や悩みを楽にしていくのが

認知行動療法です。

 

■精神科ケアでの応用

認知療法は精神科では、うつ病や不安障害などの治療や再発予防、健康維持に使われます。

 

たとえば、うつ病の人に応用する場合には、

「何かうまくいあないことがあるとすべって自分のせいだと考える」というパターンを「認知のゆがみ」と名づけて、陥りやすい考えのパターンを振り返ります。

 

次に、視点を変えて別の考え方をすると、気持ちや身体の症状はどう変わるかを調べてみます。

 

そして、症状を軽くするためにパランスのよい考え方ができるよう援助します。

 

 

認知行動療法では考え方の援助に加えて、日常生活でできる具体的な行動目標を立て、

実際に行動して気持ちや身体の状態がどう変わったかを確かめます。

実際の治療では、具体的な生活場面を想定して練習することもあります。

 

 

認知行動療法の手順

 

①自分の考え方のパターンに気づく

よくあるパターン

「べき」思考、「どうせ」思考、「そもそも」思考、結論を早まる

 

②そう考えたときの気持ちは?

自分の気持ちをわかりやすくするために

「不安すぎて生活できない」⇒不安100%

「生活をやっていけそう」⇒不安0%

という具合に、数字にする方法がある

 

 

「なんて自分はダメなんだ」と考えると⇒自信喪失100%

「次も失敗したらどうしよう」と考えると⇒自信喪失50%

といったように考えと気持ちの関係をはっきりさせる

 

④別の考えをしたときの気持ちは?

③の考え方を

「本当にそうなのかな」

「どれくらい本当なのかな」と確かめ、

 

 

「ほかの人だったらどうだろう」

「全く別の考え方は?」などと、いろいろな考えを出す

 

 

「今まではなんとかなった」と考える⇒不安30%

「失敗したら謝ったらいい」と考える⇒不安10%

など、考え方と気持ちの変化に注目する

 

⑤新しい考えを試す

気持ちが楽になる考え方を習慣づけるために

「3日間そう考えてみる」

といった小目標を立ててやってみて、考え方と気持ちの変化に注目する。

身体の状態や行動の変化にも気をつける

 

⑥振り返る

少しでも効果があったことを正しく評価し、より楽になる考え方を工夫する

 

認知のABC理論

心理学(有斐閣) 無藤 隆、森 敏昭、遠藤由美、玉瀬耕治 著

 

解釈を変える

本記事のテーマは、こころのケアが必要な方々に限ったことではなく、どなたにでも役立つ内容となっています。

 

認知のABC理論の「ある結果C」の原因を「ある出来事A」と考えがち、ここが重要です。

 

以前のブログ

「心理学②個人的無意識」↓にも書きましたが

https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13331/

 

 

以下引用


思考のクセ、考え方のクセなどの色々な

「意味づけ」されたものが

どんどんどんどん潜在意識の底にたまっていくわけですね。

 

その蓄積した情報によって、自分の

 

・解釈(考え方)

・思考

・判断

・決断

・行動(ふるまい)

・習慣

 

へと繋がって行くのです。

 

つまり

その意味づけされたものが、その人の考え方や個性やキャラクターに影響を与えていきます。

 

引用終了


 

自分のせいだと思い込む

 

去年の秋ごろ

左手親指の付け根が痛くなる、CM関節症という外傷を負いました。

使いすぎと加齢が原因とのことでした。

 

 

 

 

わたしはコーヒーが好きで、ほぼ毎日近所のお店でコーヒーを買っていました。

 

 

しかし

コーヒーは、リウマチなどの関節炎を悪化させるという報告があり(CM関節症に対しては根拠不明とのデータもありますが)、止めてみないことにはわからないと思いしばらくコーヒー断ちをしていました。

 

 

ある程度痛みが快復したので、久しぶりにそのお店に行ったところ、

お店の方から

「お久しぶりです!どうかされてたんですか!?」

と聞かれたので、関節炎のためにコーヒーを控えていたと告げると

お店の方が申し訳なさそうな表情をし「すみませんでした」と言われたので驚きました。

 

 

わたしが自分の判断でコーヒーを買っていただけですし、お店の方には何の責任もないと思うからです。

 

つまり

こういったケースに置いても、「どう解釈するか」で変わってきます。

 

わたしの問題であって、お店の方には関係がない話ですが、他人事であっても

 

「自分に責任があるような気がする」

 

という考えが起きるということです。

こころのケアが必要な方に限ったことではないと言えます。

 

 

そして、次に「行動を変える」ことで、結果が変わってきます。

 

 

 

科学の基本に

条件が変われば、結果が変わる」という原理原則があります。

 

つまり

考え方と行動=条件を変えれば、結果が変わるということです。

 

 

人のこころや感情の問題は、科学「だけ」では解決は難しいかもしれませんが

科学「なし」だと、解決はより困難なものになると思っています。

 

 

目にみえないものだからこそ、数値化したりビジュアル化したり、客観視することで、見えてくるものもあるのではないでしょうか

 

 

こころの健康とケア⑨へ続きます

 

 

こんにちは。

 

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

今日はオススメ本③になります。

先月ある鍼灸セミナーに参加しました。

講演をされた鍼灸師の池田政一先生のお話がとても素晴らしく、ネガティブ・ケイパビリティについて触れられていたのでご紹介致します。

 

 

ネガティブ・ケイパビリティとは

 

聞きなれない言葉と思います。

特に生きづらさ、先が見えない不安などを抱えている方に役立つスキルと思います。

 

早急な結論、過激な意見にとびつかず、すぐに解決できないことには

「急がず、焦らず、耐えていく」力

あるいは

「どうにも答えのでない、どうにも対処しようのない事態に耐える」力

を指します。

 

以下 AIの概要 引用開始

 


19世紀のイギリスの詩人ジョン・キーツが弟に宛てた手紙の中で初めて使用しました。

 

キーツは、詩作においては完璧な理解や説明を求めるのではなく、むしろ謎や曖昧さを受け入れることで、より深い洞察や創造性を生み出すことができると考えていました。

 

その後、約160年後に英国の精神科医ウィルフレッド・R・ビオンが、心理臨床の場でこの概念を重視し広めました。ビオンは、患者と接する時に、ネガティブ・ケイパビリティが大切な素養であると捉えました。

 
 
現代社会では、多様性が鍵といわれており、考え方の異なる人々とコミュニケーションをとる際にも、すぐにわかったつもりになったり、「よくわからない」とあきらめてしまったりするのではなく、わからなさの中でもコミュニケーションをとりつづけようとする力が求められています。

 


引用終了

 

弟宛のキーツの手紙の中に、シェイクスピアも「ネガティブ・ケイパビリティ」を有していたと書いています。

 

対となるポジティブ・ケイパビリティ

ポジティブ・ケイパビリティとは、問題が生じれば「的確かつ迅速に対処する能力」や「わかりやすさ」を指します。

現代はむしろポジティブ・ケイパビリティを重要視する傾向があります。

 

 

脳の仕組みとして、人はあらゆることを「わかろう」とするためです。

脳は「よくわからない状態」を不安や不快に感じます。

従って、不確定なものへムリヤリ「意味づけ」し、一旦安心あるいは「わかった気」になろうとします。

 

だから

昨今「*タイパ」「一言で言うと」「効率」など「わかりやすさ」が注目されているのです。

 

*タイパ

(タイムパフォーマンス)とは、で費やした時間に対して得られる効果や満足度を表す言葉です。

効率的に時間を使って満足感を得ることを「タイパが良い」「タイパが高い」と表現します。

映画や動画などを1.5~2倍速で視聴する方が増えているそうです。

 

しかし

その「わかった」ことが「わかったつもり」だとしたらどうでしょうか?

 

・物事の本質

 

・社会の本質

 

・人のこころ

 

など、本当の意味で「わかる」ことはそう簡単ではありません。

 

ポジティブ・ケイパビリティによる「わかる」ことは、ザックリした「理解」であり、表層の問題のみを捉えて、深層にある真の問題を解決するには不十分です。

 

たとえば

AIやWikipediaなどはザックリ情報を得るには便利ですが、そういったツールだけで、すべての問題が解決したり、深い知識を得たりできるでしょうか?

 

医療現場で本領発揮するネガティブ・ケイパビリティ

 

今回の本の作者は精神科医の先生です。

 

作者の言葉を引用開始


私たちの人生や社会は、どうにも変えられない、とりつくすべもない事柄に満ち満ちています。

むしろそのほうが、分かりやすかったり処理しやすい事象よりも多いのではないでしょうか。

 

だからこそ、ネガティブ・ケイパビリティが重要になってくるのです。

 

私自身、この能力を知って以来、生きるすべも、精神科医という職業生活も、作家としての創作行為も、随分楽になりました。

 

いわば

「ふんばる力」がついたのです。

それほどこの能力は底力を持っています。


引用終了

 

 

たとえば*終末期医療に置いては、特にネガティブ・ケイパビリティはその力を発揮します。

 

*終末期医療

終末期医療(ターミナルケア)とは、病気や老衰、障害などの進行によって余命が数ヶ月以内と判断された患者に対して、延命を目的とした治療を諦めて、身体的・精神的な苦痛を和らげ、生活の質(QOL)を維持・向上させる医療や看護です。

 

つまり医師にも本人にもどうしようもない状態、手のほどこしようがない状態と言えます。

 

だからといって医師が

 

「あきらめてください」

「ムリです」

 

と突き放すような言葉を、そういった患者さんに伝えることが「適切」でしょうか?

わたしには「愛のある言動」とは思えません。

 

 

作中にはこんな文章があります。

 

(終末期医療の現場で)

ここにはもう技法も何も存在しません。

 

主治医という人間と、患者という人間がいるだけです。

 

医師が患者に処方できる最大の薬は、

「その人の人格」であるという考えは

*正鵠(せいこく)を得ています。

 

*正鵠を得る

物事の要点や核心を的確につく、的をついているという意味。

 

人の病の最良の薬は人である。

 

何もできないとしても、患者さんにただただ

「寄り添う」ことで、救われる側面もあるのではないでしょうか。

 

池田先生の言葉

ある鍼灸師の方が言いました。

「先生ー 治せないときはどうしたらいいですか?」

 

先生

「治そうとなんかしたらアカン。治るかどうかなんて誰にもわからん。

ただし全力で治療しなさい。

治らん時、落ち込んどるやろ?だからこそ早くネガティブ・ケイパビリティの本を読みなさい。」

 

 

わたしの師匠の一人も似たようなことを言ってます。

 

患者さん本人が「治す」のであって、医療人はあくまで「治るお手伝い」をするだけ。

他人様を「治せる」なんておこがましい考えだよ、と。

 

 

やはり賢者は時に「同じ橋を渡る」んだなと実感した瞬間でした。

 

本ブログでは「医療とネガティブ・ケイパビリティ」を取り上げましたが、作中の項目には

 

 

「身の上相談とネガティブ・ケイパビリティ」

 

「創作行為とネガティブ・ケイパビリティ」

 

「教育とネガティブ・ケイパビリティ」

 

「寛容とネガティブ・ケイパビリティ」

 

などなど多くの方に役立つことが書かれています。

人生や社会では

 

・理不尽なこと

 

・割り切れないこと

 

・どうにもならないこと

 

などが起こりがちです。

 

 

答えの出ない状態でもふんばっていたら、いつの間にか答えが見つかったりすることもあります。

何とかしているうちに何とかなるものです。

 

ですので、今どん底だと思っている方でも、どうにかなると信じて頂きたいのです。

 

ご興味がある方は是非お読みください。

 

みなさまの幸せを願っております。

 

 

こんにちは。

 

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

今日は「こころの健康とケア」はお休みして

オススメの映画をご紹介致します。

 

私事ですが

現在教習所に通っていまして、無事仮免許まで取得できました。

今さらかよ、というツッコミお待ちしております笑

 

キャストアウェイのあらすじ

国際宅配便会社フェデックスのシステムエンジニアであるチャック・ノーランドは、突如として平穏な生活を奪われる。

太平洋上で起きた飛行機事故に巻き込まれた彼は、奇跡的に命を取り留めたものの、絶海の孤島に取り残されてしまう。

 

とありますが、個人的に本作品のテーマは

「愛」と「孤独」だと思っています。

 

あまり詳しく書くとネタバレになりますのでこの辺にしておきます。

 

人生観が変わる出来事

人生観とは

人生に対する見方や価値観など。

人生の目標・意味・価値などについての全体的、統一的な見方で、人生とは何か、人生いかに生きるべきかについて、具体的、実践的な記述・指針を含む

 

たとえば

大けがや大病などで「*九死に一生を得る」経験をした人が、人生観が変わりその後、別人のようになった、などのエピソードを聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

*九死に一生を得る

十のうち九まで死ぬと思われていたなかで、やっとのことで生きながらえること。
万事休すの状況から、なんとか助かること。

 

 

死にかけた経験をした、ある男性のセリフに

 

「人間はいつ死ぬかわからない。人生はとても短いことを実感したよ。だから一分一秒も無駄にしちゃいけないと思ったんだ」

 

 

人生観が変わることで、これまでの

 

・価値観

 

・思い込み

 

・バイアス(偏り)

 

自分の可能性を狭めてきた固定観念

 

どがなくなることで、問題の解決能力が向上し、人生がより豊かで実りのあるものになっていくという可能性があります。

 

切なすぎる愛

主人公チャック・ノーランドは、いろいろなものを失います。

しかし、失ったことで得るものもありました。

 

彼は「時間」に縛られる程、多忙極まる生活を送っていましたが、ついには「自由」を手に入れるのです。

(彼が望んだ形とは違うかもしれませんが)

 

 

まさに人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)ですね。

意味:

一見、不運に思えたことが幸運につながったり、その逆だったりすることのたとえ。

幸運か不運かは容易に判断しがたい、ということ

 

しかし

わたしの推測ですが、彼が失った愛は想像を絶するほど大きなものだったのではないでしょうか。

 

 

オスカー・フォン・ロイエンタール

(名言集にも出てくる「銀河英雄伝説」のキャラ)

 

「失うべからざるものを失った後、人は変わらざるをえんのだろうよ」

 

エピローグのメッセージ

 

チャック

「息をし続ける。明日も太陽が昇り、潮が何か運んでくる」

 

The most beautiful thing in the world is, of course, the world itself.

”世界で一番 美しいものは世界そのもの”

 

アメリカの詩人、ウォレス・スティーヴンスの名言らしいです。

 

チャックのセリフやこの名言、現時点のわたしの解釈では

 

「美しいもや素晴らしいもの大切なものは、自分の目の前や近く、あるいは自分の中にすでにある」

 

ということではないか、と思いました。

 

忙しい日々によって「忘れていた大切なもの」を思い出させてくれるメッセージのように感じました。

 

 

 

キャストアウェイは、古い映画ですがベスト5に入るくらい好きな映画です。

 

興味を持たれた方は是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

こんにちは

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

 

こころの健康とケア⑦になります。

 

心理検査

 

■目的によって使い分ける

心理検査は、質問用紙に自分で記入する、面接で質問に答える、自由に絵や文章を書くなど、やり方によってさまざまな種類があります。

 

また、性格や人づきあいの傾向などを調べる、病気を見つける(スクリーニング)など、目的によっても種類がわけられています。

 

たとえば、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDSーR)は認知症を見つけるための検査ですが、認知症の重症度を直接表しているわけではなく、それ自体で診断をつけられるものでもありません。

 

あくまで「参考資料の一つ」と言えます。

 

■よく使われる心理検査

ウェクスラー式知能検査(WAIS)は「ウェイス」といわれ、言葉、知覚、記憶(ワーキングメモリ)、処理速度を調べて、同じ年齢の平均と比べた知能指数(IQ)を出します。

 

IQだけで知的障害や発達障害と決めるものではなく、診断の参考にします。

 

また、鈴木ビネー検査コース立体組み合わせテストでもIQが測れます。

 

絵を使った検査には、インクの染みでできた図版を見た感想で、感じ方や考え方の特徴をみるロールシャッハテストや、実のなる木を描くことで調べるバウムテストがあります。

 

箱庭で遊ぶ箱庭療法も、心理状態を調べるために用いることがあります。

 

 

作業療法

 

■作業療法

作業療法は、日常生活の動作や作業を通して行われるリハビリテーションのことで、作業療法士(OT:Occupational Therapist)が指導します。

 

作業のことをオキュペイションといいますが、仕事など幅広い人間の活動を含んでいる言葉です。

 

わたしたちはふだんの暮らしの中で、食べる、料理をする、買い物をするといった、さまざまな活動をしています。

 

料理をするという活動のなかにも、レシピを読む、食材を準備する、包丁で切る、煮る、盛り付ける、片付ける、ごみを捨てるなど、多くの行動が含まれています。

 

作業療法では、生活にかかわるすべての行動を「作業」といい、人の生活は意味のある作業の連続だと考えています。

 

これらの作業すべてをリハビリテーションの対象として、心と身体の機能の回復へとつなげ、健康で主体的な生活が送れるようになることを目的としています。

 

■精神科での活動

精神科病棟では、入院中の患者を集めてグループで行われるのが一般的です。

 

音楽や芸術活動などで、興味や関心が増え、活動的になり、人づきあいがよくなることが期待されます。

 

ほかにも、あいさつなどの生活に必要とされる行動の練習や、簡単にできる料理やごみの分別など退院後の暮らしに必要な準備が行われることもあります。

 

また、個別の作業療法もあり、その人に合った作業メニューができるのがよいところです。

 

脳科学による認知症予防

作業療法には種類がたくさんありますが、特に「料理」が認知症予防に役立つことがわかっています。

 

脳研究の第一人者、東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授の研究によると

川島教授は、大阪ガス(株)との共同研究により、光トポグラフィを用いて、調理中の脳活動の計測実験を行いました。

 

その実験によると、脳の前頭連合野が活性化すると証明したのです。

 

前頭前野とは、意識、思考、創造、他には感情を抑える、あるいは解放するなどの高次精神活動に関与します。

 

同時に複数のモノを作れば、さらに手順も複雑になってきます。

 

これらの作業の中で脳は常に動き続け、活性化します。

料理のメニューが多いほど、複雑であるほど、脳を働かせることになります。

 

料理を作るということは、献立を考え、買い物し、時間を逆算しながら作り、食べ、片付けまでの一連の動作を「組み立てる」必要があり、それだけ脳をフル稼働させます。

 

それだけ脳の活性化に役立つ作業になります。

 

誰かと一緒に楽しみながら作る

自作のものを自分で食べて喜ぶのは当然ですが

自分の作った料理を「食べてくれる人がいる」というのも重要です。

 

「美味しい」と褒めてもらえると嬉しいですよね。

 

親子のクッキングコミュニケーションの実験では、一緒に作ることで子どもの脳は発達し、大人の脳は鍛えられることがわかりました。

おしゃべりをしながら作ることで相乗効果もあったそうです。

 

脳は「達成感」を栄養にして育つ


という前提があります。

ですから「日々の小さな達成感」を感じることは、極めて重要です。

 

これは精神障害にだけ有効な作業療法ではなく、誰にとっても役立つことなのです。

 

脳は「考えたことを現実に反映させる臓器」ですから、「できる!」と考えるなら、できる様な行動を選択するし「できない!」と考えるならできなくなる様な行動を選択するのです。

 

お笑い芸人ティモンディーの高岸さん(オレンジ服)の魔法の愛ことば

「やればできる!」は脳科学的にも理にかなっていると言えますね。

 

他にも

脳は、繰り返しインプットされた情報の影響を受けます。


また、脳で考えたことは、身体に影響を与え、その人の出す結果に影響を与えます。

 

目標を紙に書くと成功するといわれております。

というのも、脳は繰り返しインプットされた情報を現実に反映する臓器と言われているからです。

 

まとめ

誰であっても「楽しく生きたい」という思いは同じだと思います。

 

そこで重要なのは、生きる上での司令塔「脳」をよく知ることです。

 

未だにわかってないことも多いですが、昔に比べたらかなり研究は進んでいます。

 

そこで、司令塔である脳を知れば、より効果的に、より楽しく人生を歩むことに繋がるとわたしは考えています。

 

わたしは心理学も好きですが、心理に置いても結局は脳が司っているため、脳科学を知ればおのずと心理にも到達すると思っています。

 

 

・なぜ自分はこういう性格なのか

 

・なぜ自分は感情に振り回されているのか

 

・なぜ自分はこんな病気になったのか

 

 

そんな風に気になったことがある方は多いと思います。

 

 

そこで

より賢く生きるために、脳科学を取り入れた生活を送って頂けたらと思います。

 

ほんのちょっとしたことで、改善したり変化できたりする可能性があります。

 

 

みなさまの生きるヒントになれたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

 

こころの健康とケア⑥になります。

精神療法・心理療法

■基本は受容と共感

相手を支援するときのコミュニケーションの基本は、まず話を受け入れ(受容)、気持ちに理解を示すこと(共感)です。

言葉だけでなく、態度や話し方など言葉以外の方法でも情報は伝わるので、服装や身だしなみ、場所や時間などの環境設定も大切です。

特に、精神症状のために理解や判断が障害されているときはには、気を配りましょう。

うなずきやあいづちの打ち方も会話に大きく影響しますので、普段から自分のクセをよく知っておきましょう。

言葉づかいも大切です。「そうですねぇ」とだけ反応するのは、相手を援助するのに十分ではありません。

相手の言ったことを繰り返し、まとめ、質問するといった、積極的に傾聴する技術を身につけましょう。

 

■精神療法・心理療法

症状や、生活する上で困難な状況に対して、直接本人の心理面にかかわる方法を英語ではサイコセラピー(psychotherapy)といいます。

本人と治療者が一対一で行う個人精神療法と、グループで行う集団精神療法があるほか、方法や内容に応じて分類されています。

精神科では、相手の考え方を受け入れ、気持ちに共感を示し努力を認める支持的療法が基本です。

 

*臥床(がしょう)

ベッドなどに寝ること。横になった状態

 

精神療法の種類

■認知療法と認知行動療法

うつや不安などの精神症状や過呼吸などの身体の症状は、何かの刺激や状況によって直接起きるのではなく、その状況をどう考えるかという認知によって起きると想定して、考え方のパターンを変えることで気持ちや症状を楽にするのが認知療法です。

 

認知と行動のつながりに注目して、現実に合った行動ができるように援助して、症状を軽くするのが認知行動療法(CBT:Conitive Behavioral Therapyです。

統合失調症などの精神疾患のある人にCBTをうまく導入していくために、ロールプレイなどを取り入れて開発されたのが社会生活スキルトレーニングSST:Social Skills Training)です。

■行動に注目した方法

行動療法は、まず行動を変えることで症状をよくする方法です。

たとえば、摂食障害で行動制限を行って、食べる量が増えたら行動範囲を広げる方法や、恐怖症で不安な状況に挑戦する方法があります。

 

【積極的傾聴】はコミュニケーションの基本

相手の話に耳を傾けることは、精神的な問題を抱えている人に対してのみではなく、万国共通・世界共通で役立つコミュニケーションスキルかと思われます。

人は本来

誰かに認められたり、共感してほしいと思うものです。

心理学でも人は「誰かの役に立ちたい」という欲求があると言われています。

 

別の言い方をすれば

コミュニケーションとは、「お互いを認め合うこと」とも言えるかもしれません。

 

余談ですが

興味深い研究があり、通常海外ではボランティアを「受ける側」が癒されるのですが、

日本人は「ボランティアをする側」が癒されるという、逆の現象が起きるそうです。

 

”行動を変えて”症状を楽にする【認知行動療法】

 

生きる上で、かなり役立つスキルとも言えます。

やりたくない、できると思えないという心理状態なのに「やってみたら意外とできた」ということは多くの方が経験したことあるのではないでしょうか。

「行動することで、頭もあとからついてくる」

というのは脳科学では定番です。

小さな行動でも繰り返すことで、だんだんと脳が変わってきます。

無理やりにでも行動することで、脳を活性化させるホルモンが分泌されるためです。

 

加えて

気持ちが沈んだ時、無理やり口角を上げることで、気持ちが軽くなる、というのも脳が騙されるからです。

 

暴露療法の有効性

上の表内にもありますが、暴露療法とは

「原因を遠ざけようとする行動がかえって不適切な行動を維持させているときに、ストレス状況に段階的に暴露することで、不安が軽減することを実感する方法」です。

平たく言えば「荒療治(あらりょうじ)」ですね。

=計画や組織を良い方向に改めさせるために行われる大胆な行動をすること

 

一つとても参考になるエピソードがあります。

元テレビアナウンサーの辛坊 治郎氏の逸話があります。

彼は自身が「潔癖症」ということを自覚していたため、それを治すため約1か月間インドに滞在することを決意。

当然生きるために食事をしなければなりません。

現地の衛生状態は良くないことを承知の上で、あえてそこに身を置くことで「潔癖症」を克服できると考えたのです。

そして見事「潔癖症」を乗り越えたと言っていました。

 

これはつまり「暴露療法」「荒療治」と言えます。

 

暴露療法や荒療治に抵抗感がある方は多いかもしれません。

しかし

人生は選択肢の連続といいます。

どう選ぶかが自分の「望む結果」に繋がるかに影響します。

 

「世の中に無神経ほど強いものはない。

                     勝海舟」

小さなことに気を取られすぎると、
大事を成せなくなります。

時には無神経になり(もちろん人様に迷惑をかけないようにし)
目標達成のために大胆に行動することも必要です。

 

生きるヒントになれたら幸いです

 

こころの健康とケア⑦へ続きます