精神的につらい、ディスカッションがメインの研修2日目です。

とはいっても二日目は多少は慣れましたが、しかしまだまだお粗末なもの。

相も変わらず議論にはあまりついていけてはいませんでした。

昨日よりは幾分マシではありましたが、それでもあまり班の役には立ってはいなかったでしょうな。



今日は「コラボレーション」について議論。

阿呆なりにも、この「コラボレーション」の議論は面白かったです。

特に、新製品発売のプロジェクトのケーススタディで、自分達がそれぞれの部門のリーダーとして話し合うというロールプレイ。

演じる人物の目標、譲れないところ、はてにはその人の性格まで設定されていて、いろいろ考えさせられるディスカッションになりました。

そして、「Win-Winの関係」ってホンマに難しいんやなぁ・・・とも感じましたね。

結局どこが融通が利いて、どこがゆずれないのか、そのへんの情報共有が不可欠なんだなと思う。

やっぱ情報共有は大事なんですねぇ・・・



今回の研修で自分に足りないものは嫌というほど思い知ったので、その点に関して言えば今回の研修は実りあるものとなったと思う。

そうでも思わなければ、辱めを受けただけになってしまう。

利用できるものはなんでも利用してやる。そうして実務ではしっかり成果を挙げてやる。


コラボレーションの後は、キャリアプランニングについて考えました。

キャリアプランニングとは、自分が今後の目標を設定して、それの実行のためどう行動していくか、どのようなスキルを身につけていくかという行動指針を具体化するものです。(これで合っているのかな?)

そこで5年後の自分の姿を考えろいう項目が。


5年後の自分・・・

はっきり言ってまるっきり具体的な姿が浮かばないが、考えるという行動は人を成長させる上でなくてはならないことなのでちょっと考えてみよう。





・・・会社クビになって橋の下で生活。


う~ん、この上なく絶望感あふれる5年後だな。

もうちょっと希望をもって考えてみよう。





・・・月給ドロボーと蔑まれ、窓際族のカリスマとなっている。


ありありとその状況が目に浮かぶなぁ・・・

ま、こっちのほうが現実的な見方なんでしょうね。

ボクの先を見据える目はいまだ曇っている、と思いたい。


・・・そして曇ったまま人生ジ・エンドにならないことを切に祈るのみである。



先週末のビジネスマナー講習に引き続き、再び幕張で集合研修。

今回の講習のテーマはIBMのグループ社員として、認識しておくべき基本を事前学習し、それについて議論するという2日間でした。



IBMを語る上で、「イノベーション」や「オンデマンド・ビジネス」は欠かすことのできぬ要因です。

そういったものの定義や、具体的にはどういうものかということ、それがもたらす具体的な効果などをIBMグループ会社の新入社員6人のグループでディスカッションしました。

一応、事前準備として資料の熟読とワークシートの作成という課題がありまして、事前勉強によって自分なりの考えを構築し、それを基にしてディスカッションし、さらなる理解を深める。

それによって自分のキャリア実現へのきっかけにするというのが今回の研修の研修の目標です。



ボクとて、いつまでもだらしのない俗物のままでいるわけにはいきません。

ですから、事前学習でそれなりに理解してこの研修に参加したわけなのですが・・・

ふたを開けてみたら、自分の浅学非才と理解力の乏しさを嫌というほど認識させられた2日間でした。



今回の研修にはIBM本体、つまり子会社やグループ会社ではない、純然たるIBMの新入社員が参加した集合研修でした。

やはりIBMに入れるような人間はスゴイです、ボクのような三下ではまるで歯が立ちません。

とにかく頭がよくて、理解力が圧倒的なのだ。

抽象的な話を具体化できる、議論の焦点を瞬時に判断できる、議論に白熱しつつも流れや方向性を見据えている・・・どれもこの俗物には著しく欠如している要素である。

そんな面々がそろった班でのディスカッションに、俗物が気後れしないわけがない。

ただでさえディスカッションでは積極的に意見を言ったりするようなタイプではないのに、こんなにも能力の高い連中と議論してもレベルが違いすぎた。

天と地、月とスッポン、ひのきの棒とメタルキングの剣くらいの圧倒的なレベルの違いである。



とにかく1日目は、ただただ彼らのスキルに驚嘆し、自分なりに必死に議論についていこうとしたが、全然ダメだった。

昼休みに同じ会社の同期に会って少し話をしたら、どうやらどこの班も同じような感じらしい。

本社の人間やIBMのコンサルの社員もいて、とにかくレベルが高すぎるのだ。

これがあと1日あるのか・・・とため息をついてしまった。



はっきり言って班のなかで俗物は明らかに一人浮いていた。

スピードと理解力の圧倒的違いから、議論開始後はほとんど喋ることもできなくなりダンマリであった。

こいつらスゴイ・・・!と思うと同時に、自分の能力の無さが恨めしかった。

こんなにも力の差があるのかと、否応無く思い知らされて正直凹んでしまった。

そして、班のメンバーにも申し訳無いと思ってしまった、あまりにもたいした意見を言うことができなくて。

もっと事前準備で理解を深めておけば、多少はマシだったかもしれない。

このへんも自分の認識不足でした。

あ~、もうホントきつかったわ。

きっと班のメンバーも、途中で「コイツ使えないな。」と思ったこと間違い無しでしょうな。




今週は金曜と土曜に集合研修がありまして、再び幕張の研修所にやってきました。

集合研修では、他の会社の人たちと一緒に研修なので、色んな人に出会えて非常に面白い。

とにかく人数が多いので、まだまだボクの知らないファンタジスタがいっぱいいるはずだ。

前回はツッコミどころ満載のクラスリーダー&サブリーダーだったので、期待は否応無く高まってしまう。

一体今回の研修ではどんなオモシロ人間と出会えるのだろう?



今回の集合研修は「ビジネスマナー」の講習で、ビジネスの世界でのお作法をお勉強してまいりました。

ビジネス文章の書き方、しゃべり方、電話対応、応接対応・・・

実に様々な状況について、ロールプレイング形式で学んでまいりました。



受講者同士で色んな状況を想定して、ビジネスマンとしての立ち振る舞いや言葉使いを考えながら実際にやってみるという講習でした。

心の鎖国主義者・俗物にとって、たいして知りもしない人間と喋るのは恐怖である。

そんな恐れを払拭できないまま講習受けていたので、ロールプレイングのフィードバックのとき、さんざんに言われましたよ。

「人の目を一切見ていない。」ってね。

ははは、何をいっているんですか。

目を合わせたら合わせたで「いやらしい目でみた」とか言ってセクハラで訴えるつもりなんでしょ!?

そうはいきませんからボクは決して人の目を見て話しません、特に女性には。



しかし、皆の前でロールプレイングというのは正直やめてほしい。

完全にさらし者じゃないですか。

基本的にはグループ内でロールプレイングなのですが、代表者が皆の前で行うなんて傍迷惑なことをやってくれてました。

何が悲しくて皆の前で、子供のままごとみたいに口で「トゥルルルー」って言って電話する真似事しなきゃならないのよ!?

ロールプレイとは名ばかりの、できの悪いコントのようなものだ。

しかも、不幸にもボクはそのロールプレイングを皆の前でやらされる目にあってしまった。

だが断る!と岸辺露伴ばりにいいたくなってしまったが、そうもいかないのが悲しいところである。

「とぅるるるる~」

「はい、ドッピオです。」

と激しく言いたくなってしまったボクは重度のジョジョラーだな・・・



こんな生き恥をさらしたのに、その後も目の敵のように講師の人に質問を当てられる羽目にあった。

もうボクのことは忘れてあげてください・・・!

ボクに振ったって大した意見は出ませんから!

ボクなんて、出がらしのお茶みたいなカスですから!



そんな国辱ものの研修ではありましたが、屈辱も仕事のうちと思って耐えることにします。

それに、名刺交換などを行って知り合いの輪が少し広がったのは収穫でした。

やっぱ知り合いは多いほうがいいですもんね。



この研修は土曜で終わり、その後クラスのみんなで飲みに出かけました。

参加者が少なかったので、結局3クラス合同で飲みに行くということになりまして、30人近い大所帯に。

しかもクラスが3つも集まれば、知らない人のほうが多いわけですから、名刺交換の嵐。

至るところで「私、株式会社○○の××です。」「頂戴いたします。」というやり取りが。

これでみんな知り合いの輪を広げるのでしょうね~




・・・きっと多くの人が、次の日には名刺見ても誰が誰かわからなくなっているのだろうけど。




社会人になってから三週間目。

前の週に仕事用のパソコンも受領して、今週からついに研修でeラーニングが始まりました。

換気もままならない会議室に10人がひしめき合って座り、パソコンに向かう。

しかもイヤホンをしてeラーニングを受講するわけですから、妙な沈黙があってなかなかシュールです。



そんななかボクはというと、何とか自殺せず日々虫けらの如く生きております。

この仕事はパソコンあってのものなので、これを使いこなせなくてはお話になりません。

そこで受領したパソコンをパソ美さんと命名し、ともに学んでいく相方として仲良くなろうとしたのですが・・・

早くもそっぽを向かれてしまいました。

とにかく言うことを聞いてくれないのです。

もうホント、やるせないくらい言うことを聞いてくれないんですよ。

ちょっといじっただけでブルーページを表示してストライキを起こしやがる。

ネットへの接続を阻害し、全力でボクを全否定してくれるパソ美さん。

こんなにも逆らわれると、ボクのサディスト魂に火がつくぜ・・・!

なんとしてでも言うことを聞いていただこうか、パソ美さん。

ということで、先輩社員の方やパソコンに明るい同期に助けてもらいつつ、パソ美さんの調教を実施いたしました。

それが功を奏してか、今では体外言うことを聞いてくれるようになったので一安心です。




機械からすらそっぽ向かれつつも、今週は本社でひたすらeラーニングを実践。

「企業活動の基礎」と称して、会社とは何ぞや?経営とは?会計とは?ということについてお勉強。

マトリックス組織、事業ドメイン、ポーターのファイブフォース、PPM、キャッシュフロー・・・

大学で学んできた言葉が、堰を切ったようになだれ込んでくる。

ボクにとっては、半分以上は知っているor聞いたことある用語ではあったが、バッチリ説明しろと言われると少々困ってしまうのが実情であった。



経営学部に籍を置き、曲がりなりにも経営について学んできた4年間。

ボクにとってその軽重は?と問われたら明らかに軽いといわざるを得ない。

中身が限りなく希薄だ。

昼頃起きて、ボンヤリした頭で笑っていいともを見て、昼ドラを見て、再放送のドラマをみて・・・なんてあまりにも非生産的ですよねえ?そこのお兄さん。

空気の淀んだ蒸し暑い部屋に何人も押し込まれていりゃあ、気も滅入ります。

こんな状態では、精神衛生上よろしくありませんな。



こんなときは休日を思いっきり堪能することを考えて心を上向きにしよう!

今度の休みは何をしようかな?



・・・今週は土曜出勤で休みは1日だけだった。

あ~、余計に気が滅入るわホンマ。

このやるせなさをどこにぶつけりゃあいいんだ。




待ちに待った休日です。

社会人になってまだ2週間ですが、休日の大事さはこの上なく痛感しています。

やはり大学生活で堕落しすぎて、その大切さを忘れてしまっていたようです。

限りある時間を大切に使うべく、今日はお出かけしてきましたよ。



今日の行き先は上野です。

戊辰戦争の第3の役・上野戦争の中心地となった場所。

上野の山に立てこもって新政府軍と戦った彰義隊のエピソードはあまりにも有名です。

これらの史跡をみるのが本日の目標でした。


まず寛永寺をみました。

彰義隊とともに戦った新選組の十番組長・原田左之助は、上野戦争で重症をおって寛永寺に運ばれそこで死んだと伝えられています。

一説には生き延びて満州で馬賊になったとも言われています。



付近をあるいていると、墓地に入ってきました。

そしてそこに、徳川最後の将軍・徳川慶喜の墓がありました。

激動の幕末に将軍となった一ツ橋家の俊英・慶喜。

彼を国を救った英傑とみるか、臣下を見捨てたバカ殿とみるか、歴史家の間では今も熱い議論が繰り返されています。


さらに歩き、不忍池をみました。

夏目漱石の「こころ」にも登場する、上野恩賜公園の名所です。

先生とKが一緒に歩いた場所なんだなぁ・・・と感慨にふけってしまいました。


そして彰義隊の墓をみる。

上野戦争で、寛永寺に本陣を開いた旧幕府軍。

上野の山に彰義隊が立てこもるも、半日で壊滅させられたのか・・・

もう頭ん中は140年前の上野戦争モードに。

かなりあやしいですね、てゆうかもはや変態の域です。


んで最後に上野の名物・西郷隆盛の銅像を見て帰りました。

関東にも幕末関連の史跡はたくさんあるので、ゆっくり楽しんでいきたいものです。





ボクが幕張での研修に四苦八苦している頃、とある人が新幹線に乗り込み、東京にやってきました。

京都に住むあの方とお別れして、約3週間であろうか。

あまりにも早い上京にボクは正直驚き、そして呆れている。

上京してきたあの人とは、Yさんである。

どうやら親友のYちゃんと渋谷の109で買い物をするつもりらしく、東京での寝床のターゲットにボクの家が選ばれてしまったようだ。

わざわざ平日に来るなっつーの。

11日の夕方にやって来て、やや久しぶりにYさんに再会。

会っていきなりスーツ似合わないと小馬鹿にされちゃいました。

うん、自覚してるからわざわざ言わんでください。

どうせ見るからにピカピカの新入社員ですから。

久しぶりに見るYさんは、前よりかわいくなってた・・・くらい言っとかないと殴られそうですね。

決して太くなったなぁ、なんて思ってませんから!前より化粧濃くなったなぁ、なんて思ってませんから!

12日も普通に研修のボクを尻目に、YさんはYちゃんと平日に渋谷109へ。

ちっくしょう、優雅ですこと。

そしてなぜかこの日はYちゃんカップルと4人で食事会することに。

本当はこの日、幕張の集合研修のクラスの飲み会があったのですが、泣く泣く断って食事会に行くべく幕張から新宿へ。

はっきり言って憂鬱だった。

初対面の人は非常に緊張する、緊張するというか怖いのだ。

そういった恐れのようなものをもっているので、自分防衛で心の鎖国を実施してしまう。

そのせいかボクは、大概第一印象がよろしくない。

人見知りがひど過ぎて自分からあまり喋らないし、喋るときにしたって人の目を全くみていないらしい。

なんとも失礼千万な男である。

まして、相手はYさんの親友さんとその彼氏さんである。

感覚としては、付き合っている人の両親に会いに行く心境にやや似ている気がする。

男:「お父さん、娘さんをボクに下さい!」

父:「キサマにお父さんと呼ばれる筋合いは無い!帰れトンチキ!」

みたいな感じ?

なんだか、試されるみたいで少々気が重い。

絶対後でYちゃんはYさんに「あんなん止めといたほうがいいで。」っていうに決まっているよ。

そんなこと言われても文句言えない身の上だし・・・

紆余曲折がありまして、新宿で待ち合わせして初めてYちゃんとその彼氏さんに会いました。

壁の片側が水槽になっていて熱帯魚が泳いでいて、ほの暗い雰囲気で、いかにも大人の洗練された男女が行くところ的な感じのおしゃれな店でした。

いかにも「新入社員です!」な俗物は、あきらかに場違い。

「お子様は家に帰ってミルクでも飲んでな。」と言われてもなんら不思議ではなかった。

どうせ居酒屋くらいしか言ったこと無い身ですよ。



YちゃんはYさんの幼馴染で一番の親友だそうです。

キレイなお姉さんといった風情で、しっかりした感じの人だとYさんは言ってはりました。

実際会ってみてると確かにキレイなお姉さんでしたが、しっかりした感じということに関しては「ん?」って印象でした。

なんていうか、たまにYさんと似た匂いがするというか・・・

もしやYちゃんもそっちの世界の住人なの?って感じてしまった。



しかしとにかく気を使った。

2人は初対面だし全員年上。

粗相があってはYさんの評価が下がることにもつながりかねません。

Yちゃんの彼氏さんが場の話題を提供してくれはったので、できるだけしゃべる様に心がけたのですが・・・

ま、しょせんは俗物でした。

気の利いたジョークもいえまへんでしたわ。

でもすごく楽しいひと時でした。

おしゃれなお店は社会人スキルをもっとあげて挑戦することにします。



10時半過ぎに解散して、家に帰還。

明日も研修があるし、Yさんは昼過ぎからお仕事なので夜更かしもできません。


13日の朝。

慌しく研修センターに行くボク、上洛するYさん。

本当につかの間の逢瀬でした。




ボクが入社いたしました会社は、日本IBMの系列の会社です。

そのため、IBMやIBMの系列会社の新卒の方々と一緒に集合研修なるものに参加します。

その集合研修の場所が、IBMの幕張事業所なのです。

幕張と聞いて、7~8年前にジャンプでやってた下ネタ満載の鬼畜漫画「幕張」を思い浮かべた人は、ある意味レアな方です。

今すぐ病院行ってこい。



入社二週間目になり、俗物もついに集合研修に参加してきました。

日本IBMの人間や関連会社の人間が研修で集まるわけですから、いろんなタイプの人がいます。

こいつすげえ!と素直に感心する人もいれば、

こいつすげえ!?と驚愕するド天然の人もいました。

そんな人たちと接して、刺激的な集合研修を堪能することができたと思います。

それからこの研修で、e-ラーニングや仕事で使うパソコンが配布されました。

さすがはIBM、つかうパソコンは当然シンクパッドでした。


これからの相方となるこのパソコン。

仕事や研修で労苦を共にする戦友、喜びを分かち合う親友とならんことを切に願う。

ボクにとって、パソ子さん(メビウス)の次にやってきたこのシンクパッドを、「パソ美さん」と名づける。

パソ美さん、ビジネスパートナーとして、これからともに頑張りませう!




幕張でのこの研修は、3日間で一旦終わりまして、それから次の集合研修まで約1週間はそれぞれ自分の会社でe-ラーニングなりをやっていくのですが、困ったのはこのパソ美さん。

なんと、幕張の集合研修が終わったら、今度はそれを持って帰らないといけないんですよ。

パソ美さんは結構ないい体つきをしているんです。

というか、ぶっちゃけでかくて重いんですよね。

あれを満員電車のなかでもっていかなあかんというのはかなり酷です。

しかも、次の集合研修にも持って行かなきゃいけない・・・


研修云々よりも、そこんとこが一番のネックだな・・・




色々あった入社一週間目が終わりました。

大変な業界ではありますが、入っちゃったからには頑張らねばなりますまい。

ストレスがたまりすぎて、中央線を止めるようなマネはしないように心がけておきます。



さて、学生時代と違って社会人の休日というものはかけがえのないものです。

なにしろ週に二日しかありませんし、寝て過ごしてしまえばプライベートの時間を楽しむことなどできようはずがありません。

まさに無駄使い。

この無駄さ加減はエアコンつけっ放しで外出や、冷蔵庫の開けっ放しを遥かに凌駕するレベルである。

DIO様でなくても「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアアーー!」と言いたくなってしまう衝動に駆られてしまいます。



昼過ぎに起きてそのままゴロゴロ → 気がつけば夕方、なんとなく笑点とサザエさんをみる → 誰ともしゃべらず、一歩も外に出ないまま休日が終わっていた。

そんな休日にだけはするまいというのが、社会人となった俗物の目標の一つです。

若い時間はかけがえの無いもの、プライベートの時間を大切にしてこそ、カッコイイ大人の男の魅力を醸し出すものです。



そんなわけで、社会人になってはじめての土日は友達と飲みにいきました。

幸か不幸か、俗物の高校や大学の友人が数名東京に出てきているので、せっかくの機会だから会おうではないかという感じになりまして。



この日飲むメンバーは、俗物の高校時代のクラスの友人。

簡単に紹介しますと、

1、Tゾー君

原チャリで東京から福井に帰るという離れ業を成し遂げた、ウマ顔の男。


2、ハムの人

ひきこもりが高じて大学をドロップアウトし、悶々と怪しげな本を読み漁る生活に勤しんでいる。


3、N村君

首筋のキスマークの言い訳が、「自分で吸ってつけた。」なんて無理やりすぎる言い訳がホントに通じると     思っているファンタジスタ。


4、I川君

高校時代、雪が降るとタクシーで学校に来ていた、いいとこのボンボン。


5、俗物

このウンコブログの筆者、座右の銘は「生まれてしまってすいません。」




実に久方ぶりの再会でした。

Tゾー君とI川君とハムの人は、2年前にボクが東京に行ったときに再会してましたが、N村君とは高校の卒業式以来、実に4年振りに会いました。

会うのは久しぶりでしたが、みんな根っこの部分は変わっていないので高校生のころのノリで話せて非常に楽しかった。

とるに足らぬくだらない話から下ネタまで、バンバンしゃべりまくって笑いまくった。

ホントにこいつらはアホである、そしてそのアホさ加減が実にすがすがしい。

これだから旧友と過ごすのはおもしろい。



高校時代、ともに轡を並べて勉強したあのころから4年が経ち、社会人になったものもいれば学生もいる、将来どうなるんやねんという御仁もいる。

みんなにはどんな人生が待っているのだろう?





昨日、同期と親睦を深めるために飲みに行ってきました。

なにしろ、ボク達はまだまるっきり仲良くなっていないと言わざるを得ない状態だったのだ。

同期のほとんどが互いに敬語でしゃべるという、なんともよそよそしい雰囲気。

それを打破しようではないかという飲み会です。

んなわけで、金曜日に日比谷にあるベトナム料理のお店で同期14人で初の飲み会が催されました。

うちの同期は、約半数近くが九州出身なので酒を飲む飲む。

互いに敬語だったのが次第とタメ語に、最後には互いをイジる域にまで達していました。

最初敬語で礼儀正しく喋っていたあの人。

途中から調子に乗る同期に対し、「死ねばいいのに・・・」発言を連発。

人ってホントにわからんもんですな。

元来、心の鎖国政策を実施している俗物にとっては、よく知りもしない人との飲み会は正直億劫でした。

酒はぜんぜん飲めないので、酒で妙なテンションになった人間に絡まれると猛烈に温度差を感じる。

まぁ親しい友人ならば、それはそれでオモロイんでいいですけどね。

しかし、億劫だけど同期と仲良くなりたいので、積極的に喋るようにしました。

一次会では酒を飲みすぎて常軌を逸した人が1名おりましたが、まぁみんなで楽しくお酒を飲めたといえましょう。

2次会では、理系メンバーがやたらと難しい話を始めてしまい、女子の方やボクのような頭の悪い文系人間には全然わからんわと途方にくれる場面も。

ここで面白い話が出来ればいいものですが、俗物は面白い話題もユーモアのセンスもまったく持ち合わせていないので、この空気感を変える事はできませんでした。

残念ですが、ノーマネーでフィニッシュです。


結局11時半過ぎに解散となり、家に着いたのは0時半頃。

1週間分の疲れと睡眠不足も相まって、この日はさっさと眠った。

東京での飲みはカネがかかるなぁ・・・とぼやきながら。

にしても、飲み会の席で言われたことが妙に引っかかる。

「俗物さんは絶対に末っ子や!」

「俗物さんって血液型Bやろ?」

同期の女子から突然言われたが、賛同する声多数。

ボクはそんなにワガママで甘ちゃんに見えますか?

挙句の果てのは年下キャラだとまでいわれてしまった。

くそ、社会人になってまでそんなキャラは痛すぎるぜ・・・!

どうせボクは貫禄のない顔をしているさ!

まぁもう程無く髪も薄くなってくるだろうし、貫禄のある頭になるのでしょうね。

・・・それはそれで痛すぎるわ。

社会人生活も一週間が過ぎ去りました。

朝9時10分から夕方5時40分まで働くという、至極当たり前の勤務時間。

しかしこれがなかなかの曲者なのだ。

大学時代、堕落した生活を当然のような顔で謳歌していた俗物にとって、朝早く起きる習慣など高校卒業と同時にかなぐり捨てていた。

ウダウダと起き出して、似合いもしないスーツを着込んで電車に乗る。

電車に乗ったら乗ったで満員電車である。

入社の日(4月3日)はありえないほど混雑したが、それ以後は多少緩和しました。

JR線は混雑するけど許容範囲、とにかく憂鬱なのが地下鉄である。

地下鉄はマジでありえない。

すし詰め状態にされるのだ。

しかも回りは、加齢臭・コーヒー・タバコ・汗の4大悪臭を解き放つおっさんサラリーマンたち。

ボクにとってみればこれはまさに“死の四重奏”、デッドリー・カルテットだ。

逃げようにも、どこにも逃げ場がなく、動くことすらかなわない。

ただただこのザラキ級の攻撃を耐えるのみ、メタルキングの盾が欲しいと心底思ってしまう。

地下鉄が混雑する区間にボクが乗り合わせるのはほんの1駅2駅分ですが、その短い時間は永遠とも思えるほど長く感じる時間です。

この一週間を振り返ってみると、研修らしい研修をほとんど受けていない事に気がつく。

各種手続きや事業所見学などがメインで、研修らしい研修といえばビジネスマナー位のものでした。

しかし、そんなゆる~い雰囲気も今週で終わりです。

来週からは本格的に専門的なことを学ぶ研修が始まります。

ボクの入社した会社は日本IBMの系列でして、研修はIBMの幕張事業所で集合研修が行われます。

この集合研修には、IBMの新入社員と系列会社の新入社員が一緒に参加します。

IBMの新入社員に見下されないよう、しっかりと勉強してスキルを身につけておかなきゃ・・・

能力に自信もてなきゃ、一流企業相手じゃ萎縮しちゃうもん。

そんな俗物な人間ですから、ボクは。

というわけで、来週からは本社と幕張の2箇所を行ったり来たりのスケジュールになります。

幕張のほうが住んでいる場所的に行きやすい。

しかも、千葉方面に行くわけだから満員電車に苦しまなくて済みそうなのだ。

もちろん勉強しっかりしなきゃいけないので結構大変だけど・・・

ま、どこの会社・どの職種でも最初は勉強しなきゃいけないことが山積みなのが世の常です。

そんなことは誰しもわかっている事です。

おもちゃのカンヅメを手に入れるには、金のエンゼルなら1枚、銀なら5枚必要なことを誰しもが知っているように。

というわけで明るい未来のために頑張ってきます。