ボクが幕張での研修に四苦八苦している頃、とある人が新幹線に乗り込み、東京にやってきました。
京都に住むあの方とお別れして、約3週間であろうか。
あまりにも早い上京にボクは正直驚き、そして呆れている。
上京してきたあの人とは、Yさんである。
どうやら親友のYちゃんと渋谷の109で買い物をするつもりらしく、東京での寝床のターゲットにボクの家が選ばれてしまったようだ。
わざわざ平日に来るなっつーの。
11日の夕方にやって来て、やや久しぶりにYさんに再会。
会っていきなりスーツ似合わないと小馬鹿にされちゃいました。
うん、自覚してるからわざわざ言わんでください。
どうせ見るからにピカピカの新入社員ですから。
久しぶりに見るYさんは、前よりかわいくなってた・・・くらい言っとかないと殴られそうですね。
決して太くなったなぁ、なんて思ってませんから!前より化粧濃くなったなぁ、なんて思ってませんから!
12日も普通に研修のボクを尻目に、YさんはYちゃんと平日に渋谷109へ。
ちっくしょう、優雅ですこと。
そしてなぜかこの日はYちゃんカップルと4人で食事会することに。
本当はこの日、幕張の集合研修のクラスの飲み会があったのですが、泣く泣く断って食事会に行くべく幕張から新宿へ。
はっきり言って憂鬱だった。
初対面の人は非常に緊張する、緊張するというか怖いのだ。
そういった恐れのようなものをもっているので、自分防衛で心の鎖国を実施してしまう。
そのせいかボクは、大概第一印象がよろしくない。
人見知りがひど過ぎて自分からあまり喋らないし、喋るときにしたって人の目を全くみていないらしい。
なんとも失礼千万な男である。
まして、相手はYさんの親友さんとその彼氏さんである。
感覚としては、付き合っている人の両親に会いに行く心境にやや似ている気がする。
男:「お父さん、娘さんをボクに下さい!」
父:「キサマにお父さんと呼ばれる筋合いは無い!帰れトンチキ!」
みたいな感じ?
なんだか、試されるみたいで少々気が重い。
絶対後でYちゃんはYさんに「あんなん止めといたほうがいいで。」っていうに決まっているよ。
そんなこと言われても文句言えない身の上だし・・・
紆余曲折がありまして、新宿で待ち合わせして初めてYちゃんとその彼氏さんに会いました。
壁の片側が水槽になっていて熱帯魚が泳いでいて、ほの暗い雰囲気で、いかにも大人の洗練された男女が行くところ的な感じのおしゃれな店でした。
いかにも「新入社員です!」な俗物は、あきらかに場違い。
「お子様は家に帰ってミルクでも飲んでな。」と言われてもなんら不思議ではなかった。
どうせ居酒屋くらいしか言ったこと無い身ですよ。
YちゃんはYさんの幼馴染で一番の親友だそうです。
キレイなお姉さんといった風情で、しっかりした感じの人だとYさんは言ってはりました。
実際会ってみてると確かにキレイなお姉さんでしたが、しっかりした感じということに関しては「ん?」って印象でした。
なんていうか、たまにYさんと似た匂いがするというか・・・
もしやYちゃんもそっちの世界の住人なの?って感じてしまった。
しかしとにかく気を使った。
2人は初対面だし全員年上。
粗相があってはYさんの評価が下がることにもつながりかねません。
Yちゃんの彼氏さんが場の話題を提供してくれはったので、できるだけしゃべる様に心がけたのですが・・・
ま、しょせんは俗物でした。
気の利いたジョークもいえまへんでしたわ。
でもすごく楽しいひと時でした。
おしゃれなお店は社会人スキルをもっとあげて挑戦することにします。
10時半過ぎに解散して、家に帰還。
明日も研修があるし、Yさんは昼過ぎからお仕事なので夜更かしもできません。
13日の朝。
慌しく研修センターに行くボク、上洛するYさん。
本当につかの間の逢瀬でした。