スキラックレイクでシーズン最後の釣り | アラスカの自然に囲まれて

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アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

土曜日はシーズン最後ということでHさんと二人で恒例のスキラックレイクの流れ込みへハイキングして釣りをしました。

 

アンカレッジ出発は8時ちょっと前、真っ暗です。

キー内方面は少し雪がちらつくということで覚悟をしていましたが、アンカレッジから30分ほど走ると結構な雪。

道にも白く積もっていて、路肩と車線の区切りが見えにくい。

 

少しスピードを落として走ります。そんなユックリな私を大型トラックが追い越していきます。凄い。

 

途中の峠とトイレ。やっと明るくなって来ました。この辺は雪が多く積雪15センチくらい。

 

 

真冬の景色です。

 

その先の結構雪があり、思ったのより大分厳しそうです。果たして釣りができるのか?

 

川の周辺は思ったより雪が少なく、なんとか釣りはできそうです。問題はハイキングして湖までいくのか?

 

途中ユックリ運転したので、ハイキングコースの駐車場についたのは10時30分。

 

誰もいないだろうとの予想を裏切り2台のピックアップトラック。我々以上に釣り好きの人間がいます。

 

氷点下4度くらい、幸い風はなし。

 

出発。ウェーダーを履いて、釣りをする服装で、防寒着や釣り竿などリュックにいれて、3キロちょと歩きます。

 

 

25分ほど森の中を下って湖畔にでました。

 

 

ほぼ無風。どうやら釣りができそうです。この景色、やっぱり来てよかった。

 

ここから雪が積もったゴロタ石の上、苦労しながらを歩くこと20分ほど。

 

釣り場の流れ込みに着きました。

 

 

2台のトラックの持ち主、二人はこちら側、あと一人はパックラフトを持ってきて、川の反対側に渡って釣っています。

 

ハードコア!!

 

もう鮭はいません。取り敢えず、古くなった鮭の卵のイミテーションの白いビーズを流します。

あちこち流していると、割と流芯でウキが上流に走りヒット。

 

水が冷たいのであんまり元気がない。上がったのは、痩せたドリー。

 

40センチ弱。産卵後のメスです。

 

 

これで、ボーズを逃れました。

 

その後、もう1匹同じようなドリーを追加。あと、3回ほどフックアップがありましたが、バーブレスのフックなので途中でフックオフ。魚があまりひかないのでラインがたるんで針が外れやすいようです。

 

風もなく、そんなに寒くはないのですが、もちろん手袋に毛糸の防止。

 

難儀なのは、ガイドに氷の塊がついてきて、竿をふってもラインが出ていかなくなることです。

時々、指で氷をとるのですが、これが面倒。

 

魚の引きは味わったので、この辺から大物ねらいでダブルハンドでストリーマーをスウィング。

 

春にいい目を見た湖への落ち込みを丁寧に探ります。一度アタリがありましたがフックアップせず。

 

見ると、アザラシがウロウロしています。魚もちっているのでしょう。

 

結局、釣れたのは2匹。Hさんは1匹。

 

数やサイズは出ませんでしたが、この時期、ここまでこれて釣りができだけでもラッキーです。

 

アラスカの釣りの神様、今年も、楽しませていただいて有難うございました。

 

スキラックレイクの方をむいて、帰りに二人で一礼しました。

 

帰り道はまた3キロの道のりをテクテクと。

 

前を歩くHさんの正面の山の中腹アタリが車のある場所です。登りが応えます。

 

 

帰りの道の様子が心配で、今回は早めにやめたので、時間に余裕があります。

 

Hさんがお湯をわかしてインスタントのコーンクリームスープを作ってくれました。

 

 

スープが冷えた体を温めます。美味かったなー。

 

帰りの道路状況は思ったほど悪くなく、比較的快適なドライブでした。とはいっても、下り坂で一台路肩の雪にハマっていましたが。

 

これで、今年は終わりですね。

 

来年の春はいつからいけるでしょうか?

 

クーパーランディングの橋の下か、スキラックの流れ込みか、それともミッドキーナイか?