日曜も山へ | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

今日、日曜は夏時間への変更。

1時間時計を進めます。なので、1時間短くなります。

 

休みなので損した気分ですが、秋に遅らせるときは得するし、これは春のサインなので嬉しいです。

 

昨日より気温は低いのですが、天気がよく、青ざおらも見えます。

 

午後から軽く、南向きの海岸線のマッキュートレールへいって、2時間ちょっと歩いてきました。

考えごとをしながらあるいていると、トレールの真ん中に座っているムースに危うくぶつかりそうになりました。

気づいたのは3メートルくらい、危ない危ない。座っていじっとシていると茶色でわかりません。

 

しばらく待っていると、面倒そうに立ち上がりどこかへ行きました。

 

 

そして更に登って、森林限界付近。

 

 

 

誰もいないのでゆっくり休んで、帰りました。

 

昨日ユーチューブを見ていると、アメリカのニュージャージーに住んでいる40代のアメリカ人男性がウクライナに手伝いにいくというのでインタビューしている映像がありました。大工さんで独り身、子供はいないそうです。軍などでの戦闘の経験はないという話でした。「自分は独り身で、仕事もうまくいってて、これまでいい人生を送ってきた。平和な時期にアメリカ人に生まれたのは宝くじにあたったような幸運だったと思う。だから、今こうして運悪く戦争のなかに放り出されている人たちを見ると、気の毒でやっぱりなにかしなければと思う」といっていました。具体的には戦闘員としてではなく、年寄りや子供の避難などに手を貸したいといっていました。とりあえず1ヶ月滞在予定だそうです。とくに意気込んだところもなく淡々と話す様子を見て、立派だなと思いました。とても自分にはできない。

 

別のユーチューブ、在日ウクライナ人女性の動画に出ていた、ウクライナ在住の日本人男性の中村さんという人の話も心に残りました。パワーリフティングの選手でその関係でウクライナの’キエフに20年すんでいるそうです。今は国際交流の仕事をされているようですが、避難しないのですか?との質問に、「20年、本当にこの国にはお世話になりましたから」と言っておられました。避難しないとはいってませんでしたが、出来る限りながく残って周りの人を手伝いたいといっておられました。この人の言葉にも変に力のはいったところはありませんでした。

 

なぜこの二人のことをここに書こうと思ったのかハッキリわかりません。多分こういう人がいるということに感動というか、恐れ入ったんだと思います。難しい政治的なことや理屈はさておき、戦争では多くの犠牲者が出ます。その犠牲になった人たちになにかのカタチで手を差し伸べるのは無条件に善だと思います。でも実際にやるのは難しい。とくにもしそれが自分の身や生活に影響するとなると。その難しいことをさらっとやってのける人たちがいる。そのサラッとしたところに恐れ入ったのだと思います。自分の小ささをおもいしるというか。

 

このことは、自分自身にキチンといっておかねばならないと思いました。

 

この先どうなるかわかりませんが、戦争が長期化し避難してくるような人が増えれば自分にもなにか出来ることが出てくるかもしれません。その時、このブログの記事を読み返したいと思います。