久しぶりの更新です。
この2週間程は学生のレポートの採点に忙しかったのと、天候が悪かったので近場を歩き回ったくらいで、特に山には登れずじまいでした。
そうそう、そういえばこの前の極寒のハイキングは、帰ってきてから、Kさん少し手の甲が腫れたようで、病院にいったら軽い凍傷だったそうです。私は、帰ってきて1-2時間指の関節が少し痛かった程度で特に問題はありませんでした。とにかく、寒さは侮ってはいけないようです。
今週は、先週中に降った雪で山は新雪です。20センチくらいは積もったでしょうか。新雪を味わいに近くのニアポイント(今年の初登山の場所)にでかけました。今日は、雪が多いので、近道はせず、少し遠いのですが、一般登山道から。
天気がよいので、午後一番に駐車場につくも、殆ど一杯。なんとかすみの方にとめて、スノーシューをつけて林道のようなトレイルを歩きます。先行者はスキーのひとがおおいようで、雪はスキーに踏まれて結構しまっています。あの山がそうです。
往復11キロほど、600メートル程の登りです。
山の取り付きから雪が深くなり、傾斜もまします。先行者は女性ですが、私より強いようです。
差が開きますが、マイペースで登ります。途中空を見上げると面白い形の雲です。
天空の城ラピュタの龍の巣の小型版とでも言ったところでしょうか。そうえいば、最初天気はよかったのに風が出てきました。
頂上の近くに来ると、雪はあまり深くなく所々凍っています。新雪は風で飛ばされたのでしょう。
風が強かったので、頂上ではジャケットを着て、あわただしく持ってきたホットチョコレイトを飲み帰路につきました。
帰りは、仕事の事を考えながら6キロの道のりを歩きました。
先週今週と金曜日そして、土日の大半は学生のレポートの採点です。学生はメール添付で、ワードでタイプしたレポートを提出するので、私はコンピュータの画面上でそれを読みながら、ワードのトラックチェンジのコメント機能を使って細かいコメントをつけるのです。
質のいいのもあれば悪いのもあります。でも、殆どの学生はまじめに努力していて、こちらがちゃんと建設的な批評をくわえれば、それが励みと参考になって次のレポートでは、文章の質が向上するようです。
考えてみれば、私は昔は書くのが嫌いでした。というより、書く価値のあるような考えも頭に浮かばなかったようです。それに元々無精な性格も加わって、出来るだけ簡単に、簡単に、面倒な詳細はさけて書いていたようです。
人は、かわるようです。こちらに来て初めて大学に行き始めて20年。20年やれば、ヘタでもヘタなりになんか言いたいことが出てきて、それなりのスタイルで書く様になるという事でしょうか。
今では言いたい事がいっぱいあるようで、それも細かく細かく書くのが癖になってしまったようです。
そういう意味では、学生のレポートを読むのは仕事の一環ですが、私のコメントをまじめに読んで、反応してくれるのはこの上なくうれしいことです。
時にはまるでレポートを通じて対話をしているように感じる事があります。
今は、半ば嫌々ながらに単位のために書いている彼らも、いつか言いたい事が頭からあふれる様になって自分から工夫して書くようになって欲しいものです。