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長く指導してきている生徒はどんな風に私と話すと突っ込まれないかを把握してますね。
前にこんな話をしました。
生徒「この前、ご飯食べてた時にかあちゃんがテレビ見てたんですよ。
それで、俺もちょっと、30分ぐらいかな?見てたんです。
そしたら、○○が面白くて・・・・・」
と、ここからお笑い芸人の話になりました。
まあ、突っ込まれないよう工夫を凝らしてますね。
まずは、「ご飯食べてた時にテレビを見ていた」なんですが、ここでは「ご飯食べる時ぐらいはしょうがないでしょう。」っていうニュアンスがありますね。
それから、「母ちゃんが見てた」ってのは「自分の意思じゃないですよ」ってことですね。
「30分ぐらい」ってのは、こっちから「どれくらい見てた?」って突っ込まれるのをあらかじめ回避してますね。
まあ、コミュニケーションの能力には長けてますね。
もうベテランになってくるとテクニックを完全に取得してますね。
それだけ前振りしてでも話したかったんでしょうね。その話は。
確かに、結構面白かったです。
先日、生徒とこういう話になりました。
生徒「今週は部活とかで忙しかったんですよ。
それで、宿題もさっき部活から帰って来て大急ぎでやりました。」
私「何時間ぐらいでこれできたの?」
生徒「一時間ぐらいです。」
私「じゃあ、宿題もっとできるね。」
生徒「そう来ますか?」
私「はい、そう来ます。」
他の生徒とはこういう話になりました。
生徒「日本史とかはあんまり勉強しなくてもそこそこいい点なんですよ。」
私「どれぐらい?」
生徒「定期テストは前の日にちょっとやるだけなんですけど、クラスでもかなり上位です。」
私「あっそう。じゃあ、今ので暗記が得意ってのがばれちゃったよ。
覚える宿題はもっときちんできるんじゃない?」
口は災いの元って言うか、勉強ができるきっかけにしてほしいって思ってるんですけどね。
むだに話しているわけじゃないんですよ。
勉強していて自分よりも勉強ができる人がいるとこう思う時がありませんか?
「なんだよ。あいつ大して勉強していないのに勉強できちゃってさ。」
ちょっと、ジェラシーを抱く感じですね。
それから、こうも思いませんか?
「あんなに勉強しないなんてほんとに馬鹿じゃないの?あんな人間にはなりたくないよな。」
まあ、軽く軽蔑する感じですね。
それから、これはどうですか?
「俺は、みんなよりも優れた人間なんで、そういう優れた人が集まる高校や大学に行きたい。」
これはある種の優越感ですよね。
そういうネガティブな感情が人を勉強に向かわせているってことはあると思います。
これを完全に否定することができる人ってどのぐらいいるんですかね?
全部を諦めちゃえばこういう感情を抱くことはないんです。
いわゆる仙人ですね。
勉強に関しては仙人の人もいると思います。
「私は勉強を捨てました。ですから、勉強に関して何の感情を抱くこともありません。」
みたいな。
そうすれば、勉強に関してはいい人でいられるんですけどね。
高校3年生にもなったんでそろそろ勉強しようかなって人もいるかと思います。
それで、基本ができてないんで基本の勉強しようと思って塾なんかに入ったりします。
ただ、基本ができてないって人は中学の内容ができていない場合があります。
そうすると、塾に行っても無駄ですね。
やっぱり、営業的に高校生に中学生の内容を教えるってのはありえませんから。
また、仮に基本的なことを教えてくれる塾があったとします。
それに行ってしまえば基本的なことを教えてくれるかもしれません。
ただ、そうするとずっと基本で終わっちゃう可能性があります。
みんなが基本を教わりに来ているわけですから、1人で基本ができたんで応用を教えてくださいってのはできないんじゃないですかね。
まあ、基本ができてないんで塾に頼ろうってところでもう終わっている感じがするんですね。
基本的なところは自分で何とかするとか、ちゃんと一対一で教えてくれる人を見つけるしかないと思うんです。
と、結局は営業トークになってしまうんですけどね。
まあ、今は大学は選ばなければ入れるんでAO入試って手もあります。
ただ、そうすると勉強した経験がないまま大学生となりますね。
前に、トップの進学校に言っている人のメリットっていう記事を書きました。
そうではないところ、すなわち、トップ校を落ちたり、回避したりして入った高校のメリットを書きます。
まず、上位層が薄いので比較的容易に成績を上位にすることができます。
そうすると目立つようになるんですね。
学校の先生が目をかけてくれます。
できる人扱いになります。
それで、自分もプライドがつく場合もあるんですね。
それから、周りが認めてくれます。
勉強が出来るやつって言うレッテルを貼られます。
そうなると周りの目があるから成績落とせないんですね。
で、頑張るようになります。
まあ、これがうまく行った場合のサイクルですね。
もちろん、デメリットもあります。
先生が認めてくれたとしても
「このままだったら国公立も狙えるぞ。」
とか言われたり。
周りにも
「マーチぐらいいけるんじゃない。すごいじゃん。」
とか言われたりします。
要するに井の中の蛙で終わってしまう場合もありますね。
前に、小室哲也容疑者が逮捕されたころの話です。
私の妻は大学の教員なんですね。
それで、同僚の人が小室哲也知らないらしんです。
「小室哲也って誰ですか?」って聞かれたらしんですね。
逆に、こういうの知らないって頭がいいようなイメージがわきますよね。
俗っぽいこと知らないで研究に没頭しているみたいな。
大学の時のゼミの先生とかもこんな俗っぽい話はほぼ知らなかっただろうなって思いますね。
ただ、自分の場合は大学の先生じゃないんで俗っぽい知識もあったほうがいいんですね。
そういうほうが生徒と話が合わせることができるじゃないですか。
ただ、自分は頑張って俗っぽくしているわけじゃなくて、もともと俗っぽい人間なんですけどね。
でも、今はドラマに出ている人がほとんどわからないんですね。
そういうときは空気を読んで知ったかぶったりもしています。
特に、ジャニーズとかの話で相手が盛り上がっている時なんですけどね。
生徒「じんがコンサート行ったらこっちのほうまで来てくれて。」
「じんてだれ?」って思うんですけど、まあ知ったかぶりして流します。
注 KAT-TUNの赤西仁君ですね。
学研の長文の問題集に載っていた長文です。
アメリカ人の筆者の自叙伝ですね。
小学生のころにバスケットボールのチームに入っていたらしいんです。
ある日、練習にいったら明日からこの人たちは練習に来なくていいというカットリストが出ていたらしいんです。
そのリストに筆者が出ていたらしいんですね。
で、コーチは残る人のリストをバスケのうまい順に並べたらしいんです。
筆者は泣きながら家に帰ったらしんです。
家に帰っても泣き続けたらしいんです。
人生で初めて公式に「不要な人間」であることを宣言されたということに深く傷ついたらしんですね。
そこで、その後の人生で自分は絶対にもう「不要な人間」であるとは言わせないって誓ったらしんですね。
それで、人生で成功している人にはこのような体験をしている人がかなりいるって書いてありました。
ただ、私も前に何回もこの文を読んだんですけど、そのたびに胸が痛くなりますね。
自分も同じような気持ちでやってますね。
必要とされる人間になるようにやっています。
これも前の話です。
学校の先生が自分の前の生徒についてこういう話をしたそうです。
先生「前に教えていた生徒が英語ができなくて、まず長文の問題集をやった。
一冊めの問題が終わったころに、もうやりたくないって言われたけど、励ましてやらせた。
そうしたら、問題集を3冊終わりにして、関西の某有名私大に合格した。」
生徒「・・・・て、学校の先生が言うんですよ。」
と、そこで二人で大爆笑。
私「先生は何が言いたいのかな?」
生徒「わかりません。」
私「相当その生徒頭よかったんだろうね。それだけしかやらずに勉強ができたんだから。」
と、他の生徒にも結構この話しちゃいましたね。
まあ、受験生全体に英語の文章を読む量が少ないです。
英語は文章を読まなければできるようにはならないと思うんだけどなあ。
でも、それでも結構いい点を取る人がいるんですよね。
よっぽど頭がいいんでしょうね。
読めばもっといい点になると思うんですけどね。
ある教育産業にかかわる機関(大学受験ではない)では心理カウンセラーが講師になっているようです。
ひとつには勉強で疲れた心のケアをするってのがあると思います。
やっぱり、勉強ってのはしんどいんでね。
それと、思春期ぐらいの子どもの心理ってのは本当に複雑です。
ですから、自分が指導する時にでもその辺はすごく気を使いますね。
精神が病んでしまったら受験どころではないですから。
へたすれば一生その病気に苦しんでしまうようなことになってしまいます。
それが、この仕事をしていて一番招いてはいけない結果なんですね。
ですから、子どもの変化に対しては相当敏感にならざるを得ないんです。
ただ、その教育機関では心理カウンセラーは病気になりそうな心のケアだけじゃないみたいなんですね。
本番に弱い人に対して強い心を持つようなカウンセリングをするらしいんです。
そんなのできるのかな?
大学受験の予備校でもやってるんでしょうかね?
ただ、この辺のカウンセラーの需要ってのはこれから多くなってくる感じがしますね。
自分なりにいいコーチってのを書いてみます。
まずは、選手のいい点・欠点に気づくってことですね。
まあ、実力がなければそれもできないんですが。
そしたら、それを選手に伝えることができるってことですね。
コミュニケーション能力がなかったり、伝える気力がない人はこれができませんね。
で、いい点をどう伸ばしていけばいいか、欠点をどう改善したらいいかを伝えることができるってことですね。
選手にいい点や欠点を指摘でしたとしてもそれをどうしたらいいかを伝えられなければただの評論家ですね。
さらに、そのいい点の伸ばし方や欠点の改善の仕方について具体的な方法を提示できることが必要です。
指示が具体的でなければぴんと来ないんですね。
ですから、指示はできるだけ具体的なほうがいいです。
その具体的な方法を試した上でそれがちゃんとした効果が出ているかどうかを見直すことができるってことですね。
きちんとフォローが入らないとやりっぱなしになってしまいます。
さらに、その結果を見てからまた、具体的な指導法を指示できるってことですね。
当たり前のことなんですけど、当たり前にできている人ってそんなにいますかね?
コーチにはカリスマはいらないんですね。
地道な作業が必要です。