旭川市にて開催された、日本ロービジョン学会に参加いたしました。

昨年は、岐阜県大垣市での開催だったのでアクセス良かったのですが、今回はホッカイドー! 初めて一人で飛行機に乗りました(笑)

 

そんな珍道中はfacebookの個人ページにアップしましたので、こちらでは割愛しますが、お天気に恵まれ爽やかに過ごせました。

 

日本ケアメイク協会では、今回は松久副理事がポスター発表いたしました。化粧訓練士たちも同席させていただいて、一緒に説明しました。

多くの参加者の方々に興味を持っていただけて、 ブラインドメイクの魅力をお話することができ、ありがとうございました♪

 

視覚に障害があっても、綺麗にお化粧したいわよね。言ってくださった当事者の方、でも何処で学ぶことができるの? と質問された同行者の方、いろいろお話させていただけて感謝しています。

メイクは人を笑顔にする! と今回も再確認できました。

 

会場では機器展示もあり、用具展では満員御礼で触れることができなかった機器を体験することもでき、同行援護者としても興味深く良い経験ができました。

 

余談ですが、1日めの夜は豚丼、2日めはジンギスカン鍋をいただきました。北海道バンザイっ! 有意義で楽しい2日間でした♡

 

 

 

 

 

日彫展(日本彫刻会の展示会)に行ってきました。
視覚障害者向けプログラム『タッチツアー』を見学させていただきました。この展示会では『手のひらマーク』が付いた作品には、常時触れることができますが、タッチツアーは触れつつ作家さんや学芸員の説明を聞くことができます。

 

触れられる作品のひとつ『砂塵に舞う』がとても気に入りました。
愛知県在住の岡本和弘氏の作品です。
写真を撮り忘れ(お話を聞くのに夢中だったので)、ネットで画像を見つけられなかったので、言葉での説明にチャレンジします。
そう、タイトルの『彫刻を語ってみる』の語るは評論する意味ではなく、文字どおり言葉で語る試みです(笑)。

 

上手く伝えられるかな。。。想像してみてください。ちょっと長文です。
(説明スタート)

木彫です。素材はクスノキとのこと。
背を丸め、うずくまるように座った裸婦です。
ほぼ実物大、平均的な日本人女性くらいの大きさです。

両足の裏を床に置き肩幅くらいに開き、膝を曲げて(いわゆるウ○コ座り)、上半身を前に折り曲げています。
フクラハギと太もも、太ももと両脇は、それぞれ密着しています。
両腕は伸ばし、頭の上さらに前方へほぼ水平に伸ばして、左右の指先が軽く触れて(たぶん)います。
顔は下を向いていて、髪型は頭頂部より少し後ろでお団子に結っています。下を向いているため、お団子は作品では真上に向いています。
クスノキの素材感のせいか、肌質はスベスベで触れると気持ち良く、艶めかしくさえあります(音訳での資料説明は主観を交えないけど、美術鑑賞では感想を言ってもOKだよね)。
特筆すべきは、この女性の背中に動物がいることです。
お尻の割れ目の終わり辺りから1頭めの首から先、その前(背中の真ん中辺り)に同じ動物の上半身とも言うべきか首とこんもりしたコブのある背中、さらにその前(肩甲骨の中央くらい)には同じ動物の背丈約20㎝くらいの首の長い全身。その動物とは、ヒトコブラクダです。
ラクダが、うずくまった女性の艶めかしい背中から、あたかも生まれ出たように背骨の上を一列に3頭並んでいるのです。
そして真上を向いたお団子に向かって、あたかも進んでいるようにさえ見えます。ということはお団子も、もしかしたらラクダのコブなのでしょうか? 
女性の背中やお尻は、ほぼ木の色ですが、全体的に白色の水彩絵の具で着色されているそうです。女性の髪の毛と、ラクダたちは、シッカリ白色で、身体のスベスベ感と対比して、ゴツゴツした刻調になっています。
余談ではありますが、下を向いた女性がどんな表情をしているのか、下から覗き込んでみたら、空洞のようになった胸や下腹部もシッカリ表現されていて、覗いたことがちょっと恥ずかしかったです(^^;
作品は、直径約80㎝のクスノキを横にして彫られ、立位のラクダも後付けではなく1本の木で造られているそうです。
岡本和弘氏作『砂塵に舞う』
(説明終わり)

いかがでしょうか? どんな像が思い浮かびましたか?

5月27日(日)に名古屋盲人情報文化センター主催「eye(アイ)からつながる用具展!~第15回視覚障害者のための機器展示会~」が開催されます。

テキスト版のご案内は、こちらからダウンロードできます。

 

例年の会場と一転、今回は中村区の名身連福祉センターにて、

10時~15時の開催です。最寄り駅は東山線中村公園駅です。

私は終日、ロビーにて案内係をしています。

ぜひ、たくさんの方の来場をお待ちしています♪

 

4階の情報コーナーにて、きりん治療院さんの『ハーネスしんらい』が紹介されています。ぜひ実物に触れてみてください。

以下は、出展業者一覧です。

 

4月30日(月祝)、名古屋駅前のミッドランドスクエアにて

階段垂直マラソンの伴走をさせていただきました。

 

1階から44階まで、1197段!!

220mの屋上プロムナードのゴールを目指します。

 

屋外のマラソン大会のように一斉スタートできないので、10秒ごとに出発してのタイムトライアルとなります。

待ち時間が長いなー、と懸念されそうですが、会場はミッドランドのオフィス塔! 快適な空間で、屋外のマラソン大会では味わえない雰囲気を満喫させていただけました♡

 

そしていよいよスタートです。

1197段もの階段を想像できますか?

気が遠くなりそうでしょうか?

いぇいぇ、これが楽しいのなんの♪

10階くらいで心臓バクバク、脚が重くなりますが、給水エイド2カ所、

と何階かごとにスタッフさんの応援とエールの書かれた看板に後押しされて、あっとゆぅ間のゴールでは日常にはない爽快感!

 

3月に試走させていただいたときより、ツラくなかったのは、大会の雰囲気のせいか、2ヶ月の練習の成果か!?(笑)
そうなんですよー、伴走者の責務を全うするために最近になくトレーニングしましたよ! 走者より先にツブれるわけにはいかないので、久しぶりにジムに通ったり、ビルの階段に忍び込んだり(笑)

 

最速の男性は6分台でゴールとのこと(@@;

この方は別格としても、10~20分で登頂(?)できます。

溜まった乳酸は、すぐに回復し、フルマラソンのようなダメージはありません。むしろインターバル走みたいな感覚でした。

 

階段『マラソン』と銘打たれていますが、マラソン大会とは違うジャンルのイベントとして捉えたら、楽しく参加できるかも!

またはトレーニングの一環としてもお勧めです。

筆者は、お尻が小さくなれた気がしたので(笑)、シェイプアップにも効果があるかもしれません♡

 

テレビ局の取材もあり、伴走させていただいた視覚障害者の方が大きく取り上げられて嬉しかったです♪

 

 

 

 

面白い本に出逢いました!

タイトルは『わが盲想』・・・あら? 妄想の字が違いますか?

誤植ではありません。盲人の想いなので盲想だそうです。

 

著者のモハメド・オマル・アブディン氏は、こんな風に駄洒落が大好き! 漢字に精通してなければ書けない発想ですね。

スーダン人のアブディン氏は、19歳のとき来日するまで漢字どころか日本語さえも知らなかった視覚障害者です。

どんだけ勉強したんでしょうねー(@@;

 

東京にトライ(渡来だそうです)して、福井の盲学校で学び、つくば大学へ、そして東京外語大学へ・・・という経緯は書くと長くなっちゃうので本書をお読みください(笑) 楽しめること請け合い!

もともとWebで連載されていたそうですので↓こちらでも読めます。

http://www.poplarbeech.com/wagamoso/007244.html

でも完結してないので、つづきはウェブで・・・じゃなくて本書で♪

 

文中に出てくる高野秀行氏の『異国トーキョー漂流記』には、高野氏目線のアブディン氏(文中ではマフディ)との話があり(第8章)、こちらも面白いです。

高野氏との対談ページも見つけました↓

http://www.webasta.jp/serial/talk/post-4.php

 

アブディン氏の文章は、↓こちらでも読めます。

http://www.webasta.jp/serial/hambun/-38-45-1919-the-situation-is.php

インタビューのページもあります↓

http://www.mammo.tv/interview/archives/no327.html


ブラインドサッカーの映像は↓こちらで♪

https://www.youtube.com/watch?v=E5Noabj6vvo

 

 

 

 

やっとこの言葉を言える日が来ました!

今回は長く待ち遠しかったー!!

胸のツカエが取れたような、なんとも言えない爽快感っ♪

 

何の話かと言いますと、音訳ボランティアでのヒトコマです。

名古屋情報文化センターでは、書籍や広報や雑誌などあらゆる墨字を音声化していますが、私は蔵書チームに所属していて1冊の本を一人で担当させていただきます。(雑誌などは早くお届けするために、複数人で分冊して読みます)

 

書籍には最後のページに『奥付』があります。

タイトルや発行年、著者名・発行所などが書かれている箇所です。

ここを最後に読み上げると、1冊の音訳が終了します。

実際には、校正されて読み直しや、編集後の凡例文の読みが残っているのですが、とりあえず音訳者としては一段落です。

その最後のフレーズが『原本奥付おわり』と決まっています。

 

ゲンポン オク ヅケ オワリ と録音するときは毎回ホッとしますが、今回は読みに苦労したので感慨もひとしお!

何に苦労したか、って一言では表現しきれないんですが(笑)、

音訳は好きでやってるライフワークみたいなものなのに、今回ばかりは読むのが苦痛で義務感に苛まれつつ読みました(涙)

 

あぁ~前作は楽しかったなぁ~ と懐かしく思い出すコチラ↓

こんな本ばかり読ませていただけたら幸せですね♡

 

蔵書の音訳には、もうひとつ決まり文句があります。

最初に読むタイトルと著者名の次にくる・・・↓

『この図書は著作権法第37条第3項に基づいて製作しています。又貸し、複製等による第三者への提供はできません』

これを言うときはいつも、新しい始まりへの希望に満ちてワクワクしています。大好きなフレーズです。

 

さぁ、ツラかった(笑)ことは忘れて次の蔵書に挑戦です♪

先日ご紹介した『ハーネスしんらい』を、さっそく入手しました。

名古屋市守山区の樹林治療院さんで販売されています。
通販もできますが、直接うかがっちゃいました。

明日お会いする利用者様が、最初にこの存在を教えてくださった方なので、ぜひ手にとっていただきたくて早く手に入れたかったのです。そして不思議に思っていた謎が解けました!

 

グリップの下にある可愛いイラストは、サンタさん・・・のキリン!?

なんでキリンなんだろぉなー、と思っていましたが、樹林治療院さん=きりん治療院さんと読むそうです。直接お邪魔してこそ判明したので行って良かった~(^0^; 

とても優しそうな感じの良い院長さんです♪

ずいぶん前に利用者様から、こういうのがあるらしい、と聞いて福祉用具店へ探しに行ったのですが見つからず、本日やっと現物を見せて(&使って)いただけました!

 

『ハーネス』と聞くと盲導犬を連想してしまうのですが、コレは人間に装着します。異性に触れることを気兼ねされた視覚障害の男性が考案されたそうです。(私は触られても大丈夫ですよ)

 

通常、同行援護では二の腕辺りを持っていただいて誘導します。身長差がある場合は、肩に手を置いていただくこともあります。

ハーネスしんらい』は、グリップを持てるように工夫されています。夏に手が汗ばんだり、冬にコートの素材によって手が滑らないよう考え出されたとのこと。細やかな気遣いですね。

 

今日お会いした利用者様は女性ですが、ご持参くださったので試用してみました。画像はブログ用に、その利用者さんに装着していただいて撮影しました。

使い心地はいかがだったでしょうか?

名古屋ミッドランドスクエアの非常階段を、44階まで駆け上るマラソン(なの?)大会が、2018年4月30日(祝)に開催されます。

別名『階段垂直マラソン』は、ニューヨークを始め海外でブームとなりつつあり、日本でも大阪あべのハルカスで開催されました。

名古屋では今回が初開催とのこと。参加費の一部は、スペシャルオリンピックスに寄付されるそうです。

 

名古屋ライトハウスのご縁で、その試走会に参加させていただきました。とりあえず15階まで、視覚障害者の職員さんと一緒にゼェゼェ駆け上りました。

階段ランは、マラソントレーニングに有効なので、練習に取り入れていたこともありますが、高層ビルはセキュリティが厳しくてなかなか潜入(?)できないため、10階くらいのビルを走っていました。

今回のために練習したのは7階建ての某ビルです。

15階・・・長かったですぅ(><; 本番は約3倍!

 

伴走者が先に潰れないようガンバります!

アクセス便利で、天候に左右されない階段マラソン!

参加されてみませんか?(^▽^) 一気に↓ゴールを目指せ♪