谷村新司さんがお亡くなりになりました。
突然の訃報から、「アリス」の曲、ソロの曲、他のアーティストへの提供曲がずっと頭の中をグルグル回っています。
先週『うたコン』に出演された堀内孝雄さんは、それを知りながら「遠くで汽笛を聞きながら」を歌われていたんですね。
発売から何年も経って聴いた「帰らざる日々」の暗さに痺れてレコードを買ったこと、同窓会のカラオケで男子2人が「チャンピオン」を歌ったのが全然ハモってなくて大爆笑したことなどを思い出します。
谷村さんは歌詞をとても丁寧に歌われる方という印象でした。
数多いヒット曲はもちろん、「This is my trial(私の試練)」「一恵」「ラスト・ソング」「サンタマリアの熱い風」「悲しきドラマー・マン」「悲願花」… 谷村さんの山口百恵さんへの提供曲の数々は私にとっては今でも身近な存在です。
なかでも「いい日旅立ち」は百恵さんの代表曲であり、明菜も『歌姫ベスト 〜25th Anniversary Selection〜』でこの曲をカバーしていることから特別な思いがあります。
三者三様、いいですね。
いい日旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を 道連れに
いい日旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を 道連れに
いい日旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を 道連れに
谷村さんらしい言葉の綴りだなと思います。
谷村さんは、明菜には「感傷紀行」「覚悟の秋」を提供、『中森明菜プレミアムBOX ルーカス〜NHK紅白歌合戦&レッツゴーヤング etc.』には二人の共演映像も収録されています。
明菜ファンはこれからも、折に触れ、谷村さんを思い出すでしょう。
ご本人はあちらで得意の際どいトークでみんなを笑わせているでしょうね。