『冷たい月』 | 中森明菜三昧/はとこばのブログ

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『冷たい月』

 

1998年1月12日~3月16日放送 (日本テレビ系列)

出演: 中森明菜 永作博美 伊原剛志 的場浩司 他

平均視聴率14.2% 最高視聴率18.0%

 

今も語られることが多い、ファンに人気のある作品です。

 

 

 

 

遅ればせながら、『冷たい月』の元ネタと言われる映画『ゆりかごを揺らす手』(1992 米)を観ました。

 

罪を犯した夫が自ら命を絶ち、それが元で流産してしまった妻が、同時期に子供が生まれ家族幸せに暮らす夫の罪の告発者に復讐のために近づく……

『ゆりかごを―』の方は2時間弱で一気に恐怖から破滅へ向かうのに対して、『冷たい月』は昔の昼ドラばりにツッコミどころありきのドロドロ展開となっていきます。

このドラマをトンデモドラマで終わらせなかったのが俳優陣の迫真の演技で、特に明菜の演じた「希代加」は演出家の狙いはどれほどであったのか気になるほどインパクトがありました。

 

明菜を「正気と狂気の間を演じられる資質がある」と評した方が居ましたが、狂気の奥に見え隠れする、一途な愛、母性、表現者としての中森明菜の真骨頂であったと思います。

 

オフィシャルサイトのプロフィール欄にも''最も感情移入した作品''として『冷たい月』があげられています。

 

 

とにかく、希代加様が、怖くて、哀しくて、美しい。

 

   

      

   

   

 

 

『冷たい月』のソフトは今のところVHSのみで、ファンからはDVD、Blu-ray化が望まれています。

当時も最終回に向けて視聴率がどんどん上がっていったのですが、放送が今だったらSNSでかなりバズったんじゃないでしょうか。

せめてTverの「名作ドラマ特集」で配信してくれないかな……

 

 

当時のTV雑誌のコラムに「中森明菜ってこういう人なんじゃないかと思われるような役をあえて演じてる明菜、カッコイイぞ!」というようなことが書いてあった記憶があります。

 

これが明菜からのメッセージです。