2006.1.27
まったく信仰心のない私だが、どうしてか教会や寺が好きでよく出かける。
その場所でしばらく佇んでいると、なぜか心が和むのではなくシャンとするのである。
きょうは福岡大刀洗にある今村カソリック教会にでかけた。
九州には隠れキリシタンの聖地と呼ばれる地が多いが、この福岡ののぞかな田園地帯にかくも壮大な隠れキリシタンの里があり、しかも250年あまりも知られずに潜伏していたことを思うと、その村人たちの強く深い信仰心があったからだと、これは現在天主堂のその美しいたたずまいとともに”奇跡”と呼ばれる所以である。
今村天主堂は1908年に世界中の寄付のもと、その敬虔な信者の労力奉仕によって完成した。
そしていまも多くの信徒たちにより、その地は美しく掃き清めら守られている。
10数万個のレンガが使われている天主堂
『古伊万里の隠れ十字架冬ざるる』