今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)
今日は、メジャーどころで
東京駅からすぐ近く、京橋のアーティゾン美術館の至宝
●石橋財団コレクション展 アーティゾン美術館の常設展の看板
今回のコレクションの展示のメインビジュアルに使われている、作品です
印象派といえば、モネ。モネといえば印象派。と呼ばれるクロード・モネ
いつも常設園で飾ってある作品
●クロード・モネ《黄昏、ヴェネツィア》1908年頃
1908年の秋
モネは静養する目的で、妻と一緒にヴェネツィアを訪れたそうです
モネはヴェネツィアという都市にすっかり魅了されたみたいで
約2ヶ月間に約30点の作品を残しました
左側にシルエットで描かれている教会は
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
ヴェネツィアのサンマルコ広場の対岸の島にある教会です
ということは、これはサンマルコ広場から見た情景でしょうか
●部分
水平線に向かってオレンジ色に濃く染まっていく、空と水面
空の高いところには、青い色がまだ残っています
揺れる波が描かれていることで、水面だとわかる下半分の画面
全てがないまぜになって、光が落ちていく夕暮れの瞬間を描いていて
だれもが感じたことのある、センチメンタルな気持ちになりますね
夕暮れの一瞬を捉えたモネならでは作品
北浦和の埼玉県立近代美術館の《ジヴェルニーの詰みわら、夕日》と並んで
首都圏にある、モネの黄昏の逸品です
▪️モネ《詰みわら》の記事
きっと、アーティゾン美術館があるかぎり、見ることができる作品でしょうね