春になって、
東京もようやく桜も満開になりました
一足早く東京竹橋の国立近代美術館では
川合玉堂の桜の作品が、MOMATコレクションの常設展
そのトップに展示されていました
4月7日(日)の昨日までは飾ってあったのを、
近美のホームページで確認できましたが、、、
次回の常設展では展示されてはいないようですね
と言うことで、レポートと言うことで投稿させていただきます
今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)
●川合玉堂 《行く春》1916 重要文化財
▼右隻 (右側)
▼左隻 (左側)
桜の花が散って、急流が表現されている場所は埼玉県の長瀞渓谷
作家は3年前1913年の梅雨時、さらに前年の1915年の秋、さらに同年の早春に秩父の長瀞を訪れていて、川下りを楽しんでいるようです
▼右隻 部分
右には急流に水車のついた舟
国立近代美術館のホームページには
”
作者は繰り返し同じリズムでまわる水車に特に興味をおぼえ、その動きを伝えようと、勢いよく水が流れるさまを表現するのに最も苦心したといいます。
”
水車から流れる水の勢いと、その周りの川面の水の流れの表現を見ると
川の水流の勢いが具体的によくわかりますね
▼部分 左隻
左には大きな桜が描かれています
大きな岩を背景に、この桜から花びらが散っていくのですね
ゴツゴツした岩の質感と桜の木のコントラストが良いですね
▼中央部 部分
桜の花びらが画面中に舞散っていて、とても情緒のある画面です
桜はあっという間に散っていきます
その潔さが桜のいいところだとよく言われますが
その散りどきに訪れるなんとも言えない気持ち
近くの公園の桜が満開のようです
満開の桜と、数日後に訪れる散っていく桜
ぜひ見にいきたいですね
最後までおつきあいいただきありがとうございました