彫刻家 大森暁生 展 ー血路ー
先日のクリスマスイブの12月24日まで。
銀座シックスの蔦屋書店で開催していた展覧会。
現代の日本を代表する彫刻家の1人。
大森暁生の展覧会です。
■ダイレクトメール
■大森暁生さんとは
大森さんは、1971年 東京都生まれ。
1996年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻を卒業されます。
その後、彫刻家 籔内佐斗司さんのアシスタントを務めていらっしゃいます。
彫刻家として独立された後は、国内外で数多くの個展を開催。
またファッションブランドとのコラボレーションやテレビドラマへの作品提供など、いろいろな方面でも活躍をされているアーティストさんです。
■この展覧会について
彼は、生物に木が刺さっているような作品を多く生み出しています。
アート作品というものは、現実にあるものだとか、作者の意識の中だけにあるものだとか、そういうことを見る人に、どうしても思わせることが多いものですが、、、
大森さんの作品は、そういった実存とか、非実存とかの問題を全く感じさせないような気がします。
さらに言えば、そんなことはどうでもいいと思わせる作品だと思うのですね。
新作の《森神-Silver back-》。
それと《血路のテーブル ーCougarー》が展示されています。
どちらも現実にあるような無いような、見ているとそんなことはどうでもよくなってくる作品です。
それから、鏡に作品を取り付けたものもありました。
すると、作品の世界観というか、存在性というか、、、
周りの風景や、作品自体の形態が鏡に写り込んで、全く違うものになっています。
▼作者のこんなコメントが
だからどこか懐かしく、そして良いなって思いました。
■作品紹介
●《血路のテーブル ーCougarー》
●《森神 ーSilver back-》
●展示風景
●作品を鏡に取り付けたもの
この作品の下にこんなメッセージがあります。
”
大事なのは作品が生きていて気配を帯びること。
●展示風景
この作品の下には次のようなメッセージがありました。
”
素直さを持続する努力”
この
”素直さを持続する努力”
これは自分にも当てはめて考えてみたいと思いましたね。
素直さは努力しないと続かないものなのですね。
意固地になったり、こだわったり、人の意見を聞かなくなったり、、、
そんな人って、周りから見ると嫌ですよね。
気を付けよって思いました。
■前の大森暁生さんの記事
今年横浜のそごう美術館で行われた展覧会の記事です、よかったら読んでみてください。