酒井抱一 《四季花鳥図巻 巻下》 1818年
今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)
東博の常設展にこの秋に飾ってありました。
ちょと忘れられないほど美しい作品なのでちょっと紹介。
●《四季花鳥図巻》
▼部分
下巻というくらいなので、秋から冬にかけての草花が描かれています。
赤と緑の補色関係の色彩が心に迫りますね。
葉の緑や紅葉の微妙な色の違い、小鳥の飛ぶ姿など、とても美しいと思います。・
キャプションによると、色の発色から相当高級な絵の具を使っていたと思われるそうです。
いつか春と夏の上の巻を見てみたいと思いました。
江戸時代の江戸琳派の祖とされる酒井抱一。
姫路藩の藩主の次男と生まれて、画家や俳人として活躍した方です。
政治というよりも、文化的に自己を表現したいという気持ちが、純粋にあったのでしょうね。
キャプションによるとその彼の名品。
わかりますね。