小山 久美子 展 【渺】(びょう)

水代達史 展 -Momennt-

@新生堂 東京・南青山

 

 

 

昨年、心に残った展覧会。

 

 

それでも紹介できなかった個展があります。

 

 

今日は、南青山の新生堂で12月15日まで行われていた小山久美子さんと水代達史さんの個展です。

 

 

■小山久美子 展

 

●ダイレクトメール

 

 

 

新生堂さんのホームページによると

 

 

作家の小山さんの言葉がありました。

 

「渺」(びょう)という漢字には、「果てしなく広がるさま」の意味があります。
海、空、雪原など、横にも奥にもずっと続いている景色を、どうにかして限られた平面に再現したいです。”

 

 

2014年には、シェル美術賞展に入選。多くの個展も開催している作家さんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

●《開城勧告》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《My capricious bird》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《浮島》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《My bird》

 

 

 

 

 

 

すごく透明感のある画面。細かなところまで綺麗に描いているので、とても清冽な清潔な画面になっているのでしょうね。

 

 

 

日常の風景の中にある、時代を超えた人や動物などの姿が、ウイットを含んで楽しい作品ですね。

 

 

大きな、どこまでも続く空間を描きたいとの作家さんの言葉。

 

 

それは空間もそうなのでしょうけれども、画面の中には、いつまでも続く、静かに流れる時間も描かれているような気がします。

 

 

 

 

 

■水代達史 展 ーMomentー

 

 

金沢美術工芸大学で教鞭をとられている作家さん。

 

 

細かな繊細な動物や植物の作品は一度見たら忘れられないですね。

 

 

 

 

●ダイレクトメール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《Camouflage  扇》

 

 

 

 

 

 

 

●《Camouflage  昴》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●《Camouflage  枝垂》

 

 

 

 

 

●《Camouflage  躍》

 

 

この繊細な花の作品がとても好きです。

 

 

 

 

東京藝術大学を卒業されて、金沢美術工芸大学で助教授をされている彫金作家さんです。

 

金属なのに、とても柔らかさとか、可愛さとかが感じる作品ですね。

 

 

 

 

■人間国宝の中川衛さんの汐留での展覧会に作品を発表されています。

 

そちらの投稿記事です。よかったら読んでみてください

 

 

 

 

 

お二人の作家さんが同時開催でした。

 

 

思わず時間をとってしまって、予定に遅れそうになったほど。

 

また見たい作家さんですね。