野又穫 Continuum 想像の語彙 展
に行ってきました。
会場は東京オペラシティのアートギャラリー。
会期は9月24日(日)までです。
■会場案内ポスター
作品名《Nowhere-1 世界の外にある世界 1》1993
■会場入り口
■野又穫さんとは
1955年東京都生まれ。
東京藝術大学でデザインを学んだ後、広告代理店でアートディレクターとしての仕事をしながら作家活動をされていました。
1986年の佐賀町エキシビット・スペースの個展を皮切りにいくつかの個展を開催し、作家活動に専念されたそうです。
現在はイギリスの有力なギャラリー、ホワイトキューブにも所属が決まり、世界的な活躍が期待される作家さんです。
(展覧会リーフレット 参考)
■展覧会風景
気になった作品を紹介します。
●《Forthcoming Places-5 来るべき場所 5》1996
●《Land-Escape 10 境景10》 1992
現実にはあり得ないような建造物の絵。
どういうわけかココロ惹かれますよね。
●展覧会風景
●《Arcadia 3D-1》1988[1988]
エッシャーの絵のような立体作品。
●《Arcadia-15 永遠の風景15》 1988
キリコの絵のような、時間のと止まった、静寂な世界。
それでいてどこか懐かしさも感じるのもキリコに似ていると思うのは私だけ?
●《Babel 2005 都市の肖像》 2005
▲部分
作品名《Babel 2005 都市の肖像 2005》。
21世紀のバベルの塔ですね。
なんて落ち着いたバベルの塔ですね。
●《Alternative Sights-2》2010
自然の木々が効いていますよね。
●《Altinative Sights-1》 2010[2010]
風の表している世界。
涼しげなのも気のせいだけではないはずです。
●《Easrbpound-1 東方へ1》 1999[1999]
帆船のような、帆が張られていますが、、、、
舟でないので、、、
どうするのかしら?
●《Buble Flowers 波の花》 2013[2013]
建物を実態ではなく、その窓や広告物の光で描き出しています。
●《Skyglow-H2》 2008[2008]
建造物のない風景画。
それでも、感じる同じ雰囲気の野又ワールド。
●《Imagine-1》 2018[2018]
どこまで大きな世界観を絵画化するのでしょうね。
それでも、静謐な雰囲気はそのまま。
無機質なその世界はどこか懐かしいですね。
不思議な世界の建物がとても印象的。
それでいて、あってもおかしくないなって、思うような建造物。
人の姿が全く出てこないので、現代社会の匿名性などが象徴されているような気もします。
時間を忘れてしまう野又さんの個展でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。