マリー=ガブリエル・カペ 《自画像》
今日の1枚のアート。
国立西洋美術館の常設展で、いつも飾られている作品。
ベタだけど、いつか紹介しようと思っていました。
マリー=ガブリエル・カペ(1761ー1818)
●《自画像》1783年頃
カペはフランスのリヨンに生まれて、パリで活躍した女性画家です。
この作品は彼女が22歳の時の作品。
18世紀後半は、職業として成功した女性画家が生まれ始めました、彼女も初めてサロン(官展)に参加した女性画家の一人です。
▲部分
22歳にしてはすごい自信に溢れた眼差しと、手に持ったデッサン用のチョークホルダーが画家としての自負を表しているようですね。
これは多分、自分の名刺がわりの作品かもしれませんね。
こんなに描けるだよって。
彼女は肖像画家の名手として知られるようになりました。
とても初々しくて、素直でいて、それでいて自信に溢れているって、本当に素敵な作品。
西美に来るといつもこの絵を、見つめてしまうのですね。
そしていつも写真に撮る。
一体何枚とったのかしらね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(参考、国立西洋美術館のホームページ)