ガウディとサグラダファミリア 展
へ東京、竹橋の国立近代美術館へ行ってきました。
会期は9月10日(日)まで。
大変混んでいる展覧会のようです、僕が行った金曜日の夜間公開でも多数の人いらっしゃっていました。
見に行くかたは、近美のホームページ等で情報を集めてから行かれることをお勧めします。
なお写真撮影は第3章の「サグラダ・ファミリアの軌跡」の部分のみ(一部撮影不可あり)です。
また建築の展覧会は、実物を持ってくることができないので、色々と工夫がされています。
そのため予習をして行ったほうが良くわかると思うのです。
今回はニコニコ動画のニコニコ美術館の動画を見ていきました。2時間以上の長い作品ですが、それで見に行った気になってしまうほどの出来です。
よかった検索して、視聴してもいいかもしれませんね。
■リーフレット
●表紙
●裏面
スペインの地中海沿いの青い空がとても美しいですね。
■アントニオ・ガウディ(1852ー1926)とサグラダ・ファミリア
ガウディはスペインのカタルーニャ地方に生まれ、バルセロナを中心に活躍した、現在では超有名な建築家。
バルセロナ市内にはグエル公園、カサ・ミラなどの建築が残されていますが、特に有名なのがこのサグラダ・ファミリア。
未完の聖堂と言われて続けてきたサグラダ・ファミリアが完成の目処が立ってきたそうです。
僕がバルセロナ訪れた約30年前の90年代前半には、降誕の門と受難の門の部分しかなく、あとは何もなくて、門をくぐると青い空が、、、その空の青いこと青いこと。
サグラダ・ファミリアは1882年に起工式が行われています。
実はガウディは2代目の建築家。(ちなみに初代建築家はピリャール・イ・ロサールという方、ガウディのアルバイト先の建築学校の教授とのこと)
それから140年、ようやく完成に近づいてきているのですね。
■第1章「ガウディとその時代」と第2章「ガウディの創造の源泉」
撮影不可なので画像はありませんが、第1章にあった卒業設計の計画案の図面のものすごいこと、その美しさと緻密さにびっくりですね。
ガウディは設計図を書かない建築家というイメージがあったのですが、、、とんでもないほどの製図の腕。
断面図の緻密さなんて半端ないです。
第2章ではガウディの言葉。「人間は創造しない、人間は発見し、その発見から出発する」ということの意味を探ります。
古今の歴史、自然。そして幾何学。この3つを切り口にしての展示。
イスラム建築の影響や、吊り下げ実験の模型などとても面白い展示があります。
■第3章 サグラダ・ファミリアの軌跡
●展示風景
●外尾悦郎《降誕の正面 歌う天使たち》
日本人の有名なサグラダ・ファミリアの彫刻家。
天使の顔が日本人ぽいのは気のせいでしょうか?
▲部分 下からあおって撮影したもの、
下からあおって撮影。
誕生したばかりのイエスの目線で撮影して見ました。
ニコニコ動画にこの視線というように、紹介されていましたので、同じことをしている方もちらほらと。
●ガウディ自身の彫刻も
●ガウディ《聖堂周辺整備計画「同上計画書に基づく最小の必要収容面積」》 1/12000
ガウディの書いた計画書
これでもガウディ の製図の上手さがうかがわれますね。
●《サグラダ・ファミリア全体模型》1/200
200分の1の全体模型
●《サグラダ・ファミリア 身廊部模型》
●ガウディ《回廊の円柱柱頭の模型》
複製
ライティングの技なのですが、影が美しいです。
サグラダ・ファミリアの現場でもこんな風に見えるときがあるのでしょうね。
●ガウディ《柱の模型》複製
柱の途中からまた線が始まっていて、上に向かうにつれて、多角形が円に
う近づいていきます。その柱の縦の線の影がとても美しいです。
模型にすると、こんな立体的なこともはっきりわかるのですね。
ご存知の方も多いかと思いますが、サグラダ・ファミリアは設計図がなく、ガウディが模型を作って制作に当たりました。
しかしながら、その模型はスペイン内戦の折に破壊されてしまい、わずかなものしか残っていません。
ということで色々と後世の人が想像し補って聖堂を完成に向かわせます。
■NHK の動画と第4章「ガウディの遺伝子」
それからNHK制作の動画があって。(これは必見です)
最後に第4章の「ガウディの遺伝子」と続きます。
見せ場が多くて2時間は絶対必要かと思われる展覧会です。
物販コーナーも充実。
展覧会カタログはまるで、バルセロナとサグラダ・ファミリアの旅行ガイド。
重いと思いますので、通販で購入も手かと。
それから数多いクリアファイル。
シナモロールとのコラボしたモノもありましたが、お子様向けのお土産にいい感じなので、今も在庫がありますでしょうか?
■クリアファイル シナモロールとのコラボ
最後まで読んでいただきありがとうございました。