『カラー』を軸にコーディネート　ー　十人十色のインテリア -2ページ目

09Jul
- レポ：今年は『エシカル』がテーマ［インテリアライルスタイル2023］展
  6月に東京ビッグサイトで開催されていたインテリアライフスタイル展。ライフスタイルを彩るデザイン性の高い小物・雑貨を中心に、衣・食・住に関わる国内外の商材が集まる大規模展示会です。今回は、31回目を迎えたこのインテリアライフスタイル展にお邪魔してきたので、気になったブースを簡単にご紹介していきます♪今回のインテリアライフスタイル展のテーマは［エシカル］まず最初に訪れたのは、アトリウムの特別企画展「エシカル・ライブラリー」。自然を想起させる木材や石材をその材質をいかした形状や質感の商品がより多く紹介されていたのが印象的でした。　写真▶︎AJI PROJECT特に目を引いたのはAJI PROJECTさんのプロダクトで、ブックエンドとドアストッパー。岩肌のゴツゴツした見た目、加工によって滑らかさの違う触感、石材特有の少し冷んやりと心地よさ.....手を入れ過ぎておらず、ちょうど良いところを商品化されているのが素敵だなと感じました。また、自然をそのまま感じられるような色と風合いも素晴らしかったです。特筆すべきは、ウォーム系とクール系の石材のグレーが用意されていたこと。石もいろんな色合いがありますが、この二種類のバリエーションがあれば、どんな空間にも馴染みやすく、使いやすいだろうなと感じます。このように『素』を生かしているからといって、決して『素』そのままではなく、インテリアに馴染むようなスマートなデザインや非常に繊細な加工が施されていたりと、シンプルながらもこだわりを感じるようなものが多かったです。写真左▶︎堀田カーペット　堀田カーペットさんのウールラグブランドCOURTのラインも紹介されていましたが、こちらの触感や色合いもとても惹かれました。今回展示されていたのは、新商品である「Hand Woven Court」というプロダクトとのこと。明治時代に創業して以来、古来より日本でつくられている織物『綴織（つづれおり）』を生産されている清原織物とのコラボレーション商品なのだそうですが、なんと⼿織りの織機で作られているらしく、丁寧かつ温もりを感じる風合いが印象的でした。長く使っていく。家具と共に成長する住まい家具については二つのブランドに着目してみました。左▶︎IKASAS DESIGN（イカサデザイン）新ブランド cotanホールに入ってすぐの場所に出店されていたのは、イカサデザインさんの新ブランドcotan（コタン）。ソファを中心としたブランドとのことで、今回のインテリアライフスタイル展で発表されたのでした。正直、とっっっっっっても座りやすく、立ちやすかったですw（立ちやすいって、実は生活をしていてとっても大切なポイントじゃないですか？）シンプルで柔らかな色合いと少し丸みを感じる形状から、深く沈んでしまうタイプのものかと思っていたのですが、座ってみると意外としっかり張りがあり、立つのもすごく楽！cotanさんのソファの中でも様々な種類はあると思うのですが、私たちはこのソファが思い切り気に入ってしまいました♪右▶︎TIME & STYLE日本が誇る家具ブランドのTIME & STYLEさんのブースにもお邪魔してきました。隈研吾やピーター・ズントー、クラーソン・コイヴィスト・ルーネなど国内外の名だたる建築家やデザイナーとのコラボレーションしたプロダクトが紹介されていました。なかでも、隈研吾さんとコラボしたとてもシャープでアーキテクチュアルなソファは、インパクトもありキャッチーな存在でしたwただ、それよりも素晴らしかったのが、ドリルデザインさんとコラボレーションされたというこちらのチェア。極々低彩度のナチュラルな色合いと少し低い位置に設計されているデザインなので、ジャパンディのようなシンプルですっきりとした空間だけでなく、古民家のような和の空間にも馴染みやすいだろうなと色々と想像が広がりましたよ♪このように、生活に根付いたサイズ感や住宅への馴染みやすさ、人間工学的な目線でのこだわりのあるソファやチェアは、今までよりもっと差別化されて注目を浴びていくのではないかと思います。名前やグレード感だけで選ぶ時代ではなく、長く使い続けていくこと、メンテナンスをしつつ次の世代にも引き継いでいきたい家具であることなど、こうしたお気に入りの家具と一緒に住まいの歴史を積み重ねていくのも良いなと感じました^^ひときわ目を引いたブース▶︎ヤマキイカイ TENTH現代のライフスタイルにあわせて生まれた「お茶を飲む」ための常滑焼・美濃焼の器TENTH（テンス）。株式会社ヤマキイカイさんから発表された新ブランドです。お客様がいらっしゃったのでブース全体を撮ることはできなかったのですが、常滑焼の朱泥（しゅでい）の色合いを、まさにそのままブースの色全体にもってきたこちらは、ひときわ目を引く美しさ！今は、グレーの時代からウォームカラーとくにブラウンが目につく時代に移行しつつありますが、赤褐色とはいえ鮮やかさがあるのにうるさくなく、洗練されたブースのデザインが本当に素敵でした。ディスプレイされていた常滑焼の急須や湯呑みの色合いは、二種類で黒と朱泥の赤。陶器の元となる土は赤と黒の 2 色とも同じ土から生み出され、窯入れの際に焼き方を変えることで異なる表情が出来上がるのだそうです。自宅で使うのはもちろん、ちょっとしたプレゼントを探したいときなどにも利用させていただきたいなと思ったブランドでした♪さて！長くなってしまったので、ブースのご紹介はここまで><次回のブログでは、インテリアライルスタイル展で拝聴してきたambiente trend23＋の中でトレンドカラーのお話しも出ていたので、住まいのトレンドカラーの話題に触れてみたいと思います。お楽しみに！ーーーAKKA COLOR PLANNINGでは、一般住宅（新築・リフォーム）はもちろん、店舗、サロン、オフィスなどのカラーのコンサルティングも承ります。どういう空間にしたいか徹底的にヒアリングさせていただき、そこで過ごす人にとって心地よい空間のインテリアとその色を提案させていただきます。インテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
05May
- レポ：CORAL＆TUSK ステファニーさんと石井佳苗さんのスペシャルトークショーへ
  GWも半ばに入った先日、気持ちの良いお天気のなか、15年以上ぶりに表参道のH.P.DECOさんへ。限定20名だったので、きっと当たらないだろうと思っていた［CORAL＆TUSK］のステファニー・ハウズリーさんとインテリアスタイリスト・石井佳苗さんによるスペシャルトークショー「Living with Coral & Tusk」になんと滑り込み当選したのでした♪CORAL＆TUSKと言えば、動物や植物のモチーフと色使いがラブリーなアメリカのインテリア・プロダクトブランド。日本で紹介されてからもう10年前後経つかもしれません。デザイナーのステファニー・ハウズリーさんは今回4年ぶりの来日なのですが、主婦の友社から本が発売されるとのことで出版記念でいらっしゃいました^^〘Coral & Tusk〗世界初スペシャルブック✨数量限定先行ご予約のお知らせ📖 | H.P.FRANCE公式サイト〘Coral & Tusk〗世界初スペシャルブック✨数量限定先行ご予約のお知らせ📖 |アクセサリーやバッグなどのファッション雑貨、家具・照明などのライフスタイルインテリア、絵画・写真のアートなど生活と文化に関わる様々な商品を販売していますwww.hpfrance.com今までの膨大な作品やご自身が生活されている米国ワイオミング州の大自然の風景や素敵なお住まい等が収録された内容です。本作りはなんと2019年から企画されていて、4年経ってようやく完成したのだそうです^^なお、製本は長野県伊那市で職人さんの手でハンドメイドで作られたもの。CORAL&TUSKの刺繍されたファブリックが外装に使われていてとても素敵でした♪ご自身もクッションを愛用されているという石井さんのお話で知ったのですが、CORAL&TUSKの刺繍糸はなんと細いレーヨンを使っているのだそう。普通、刺繍糸は綿が多く刺繍を刺していると糸が重なり合ってふっくらと立体的になってくるものです。でも、レーヨンを使って機械で作ることでその仕上がりはフラットに。これがCORAL&TUSKの魅力にも繋がり、ナチュラルだけどどことなくシュールで大人っぽい作品になっているのだそうです♪なお、店内ではCORAL&TUSKの商品以外も見どころがたくさん！フォトスペースやスケッチ画、資料などがディスプレイされていて、まるで店内にステファニーさんのアトリエができたようでした^^AKKAとして見逃せなかったポイントは、やはりディスプレイをしている背景の壁の色♪店内の壁は、爽やかでソフトなグリーンと明るいイエローの2色がベースカラーとなっててなんともガーリーで可愛いお部屋に^^石井さんもおっしゃっていましたが、CORAL&TUSKの作品には実はたくさんの色が使われています。デザイン自体はシンプルなのですが、たくさんの色が使われていることで、インテリアでは存在感のあるアイテムに。「使っている糸の色にはインテリアの色が　必ず含まれているので馴染みやすい。　たくさん揃えて使うのもいいですが、　1アイテムだけでも十分素敵になる」と、納得のアドバイスをいただきました♪さて、H.P.DECO 表参道店さんでは5月12日までこちらのイベントを開催されているので、ぜひ足を運んでCORAL&TUSKの世界を体感してきてみてはいかがでしょうか♪また、なかなかお立ち寄りできない方はH.P.DECOさんのWebサイトでCORAL&TUSKのページがあるので、チェックしてみてくださいね^^ーーーAKKA COLOR PLANNINGでは、一般住宅（新築・リフォーム）はもちろん、店舗、サロン、オフィスなどのカラーのコンサルティングも承ります。どういう空間にしたいか徹底的にヒアリングさせていただき、そこで過ごす人にとって心地よい空間のインテリアとその色を提案させていただきます。インテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
04May
- ［犬のパーソナルカラー］レポ：Interpets2023!!
  昨年に引き続き、インターペットへ行ってまいりました！1ヶ月ほど経ってしまいましたが、レポします！！インターペットとは、人とペットの豊かな暮らしを提案する日本最大級の見本市で、フード、ファッション、住宅、ケア用品、ギフト、レジャー、しつけ・サービス、美容、医療、セレモニー、保険、各種団体など、あらゆる分野のペットに関する商品や暮らしの提案をしているものです。ペット連れOKなので、業者向けビジネスデーでもたくさんのワンちゃんが連れられてきて、各企業のブースに設置されたフォトスペースで記念写真を撮ったり、フードやおやつなどの試食をしたり、今回もとても盛況でした。前回インターペット2022のレポはこちら↓↓↓インターペット2022レポ--------------------------------------------------今年は昨年と比べると、フード関連のブースがすごく多かった印象があります。よりペットにとっていいものを、ナチュラルなもの、添加物のないもの、ペットにとってもおいしく食べられるもの、が注目されていたように感じました。私としては、パーソナルカラーに関係するペットグッズ（服やリードなど身につけるもの）やペット関連のインテリアや住宅関連の情報をたくさん集めたかったのですが、昨年に比べるとやや少なくなった感じがしました。ではAKKA視点で、今年いくつか気になったブースをご紹介します！▶︎erva　おしゃれなドッグスリングのerva（エルバ）。カラーバリエーションもあって選ぶのが迷うし楽しい。ベーシックカラーで馴染ませで使っても良し、ちょっと鮮やかなアクセントカラーとして使ってみても良し。ワンちゃんのパーソナルカラーに合わせるのも、飼い主さんのパーソナルカラーに合わせるのも、これまた良し。例えば、マンションなどの共用部分ではルールとして、抱っこして移動するか、バギーなどに入れなくてはいけないと思いますが、バギーは移動後ずっと持ち歩くのも大変。そんな時にはこのスリングが便利ですね。手持ちだっこでは重くて大変な子もスリングだったら飼い主さんも楽ですし。散歩する時は小さく畳んで持ち歩けるのもGood。大きいワンちゃんでも入れられるのがすごい。使い方はYoutubeなどで紹介しているので見てみてください。▶︎犬の名刺屋さん by INUSTA犬の名刺！！！なんと最近はワンちゃんの名刺交換が流行っているそうです。（私は未体験！）犬種ごとにどこかで集まるオフ会だったり、ドッグカフェやドッグランで交換したりしているそうです。可愛い写真を撮って名刺にするなら、犬のパーソナルカラーを背景に使ったら、効果抜群ですよね〜！！そんなご提案もお話ししてきました。うちも名刺作ってみようかな〜。▶︎swelltone岐阜県にある株式会社恵那金属製作所が作ったフードボウルswelltone。2022年度のグッドデザイン賞も受賞したもの。「えさではなくディナーのためのフードボウル」というキャッチコピーが全てを物語る......とにかくしっかりした作りで、”ディナー”が食べやすいように傾斜もつけられています。色味がインテリアに馴染むデザイン。ボウルもステンレスで重めにできているので、しっかり動かず安定して使えます。岐阜県中津川市のふるさと納税の返礼品にもなっているそうです。▶︎ハリオ商事INKあのガラスのハリオが？！と驚いたのがこちら。ハリオ商事が手がけているペット用品事業とのこと。有田焼で作られたフードボウルは、上下でひっくり返すと浅型深型と変えることができるので、シンプルながら使いやすい！色味は優しい温かみを感じさせるグレージュと黒。これもインテリアに馴染みやすい色ですね。▶︎朝日加工株式会社 PFIペットの防災！このテーマは非常に大事ですね。『普段から使えるペット防災グッズ』の企画開発を行っているPFI。いつ来るかわからない災害に備えるのは、人間だけじゃなくてペットも同じ。そしていざという時になって初めて防災グッズを使うのは、ペットの立場になったら戸惑うもの。だから普段から使えるものを・・・と提案していたのがすごく共感できました。例えばリュック。いざという時はファスナーを伸ばすと広げることができて、クレートのようなペットが滞在できるスペースに。普段からペットキャリーとして使用していれば、災害のパニック状態の時でも安心ですね。小窓から手が入れられるようになっていたり、配慮されたデザインでした。避難所では色々な人が集まるのでペットは頭まで隠れるクレートなどに入れることが基本。クレートももちろんいいですが、頑丈で折り畳む構造ではないので、もっと手軽にということであればこのようなバックが役立ちますね。▶︎NORMANウッドシャッターで有名なNORMAN。ペットとの暮らしの中で、ウッドシャッター、スマートドレープシェード、ハニカムスクリーンなどを展示していました。例えば、ハニカムスクリーンは上下で開け閉め調整ができるので、ペットの視界だけを上手に遮ることで警戒心を煽らないようコントロールができたり、下だけ開ければペットだけ簡単に出入りができるように調整したりもできます。紐がないのも絡まないので安心ですね。▶︎ORPORPのリバイバルウォーター。涙やけ対策の目元クリーナーなどをはじめ、電気分解してできたアルカリ電解イオン水のみの商品で、防腐剤もなく、ケミカルフリー。アルコールも入っていないので、染みたりスースーしたりしません。お水だから舐めても安心ですし、肌や被毛に残っても大丈夫。目元クリーナー、耳クリーナーなど場所・用途によって商品がありますが、基本的には同じ電解イオン水で、部位によってphが違うそう。うちは目元クリーナーは前から使っていて、目ヤニが多く涙やけするトイプードルですが、嫌がらずに拭かせてくれます。コットンに湿らせて汚れを拭うのですが、結構汚れの色がつくので、だいぶ取れている感触があります。雑菌で目元が臭くなるのでアルコール入りのものを使っていたのですが、その時は嫌がって、騙し騙しやっていて、取れているかどうかわかりませんでした。でもこれはしっかり取ってあげることができます。スプレーシャンプーは今回初めて購入したので、使うのが楽しみです。▶︎BIOGANCEフランスNo.1オーガニックペットケアブランドのBIOGANCE。シャンプー、トリートメントをはじめとする各種商品がラインナップ。今回初めて使ってみたのですが、すごくナチュラルな香りと、仕上がりがフワフワで、大満足！香りがきついのは我が家の愛犬は嫌がるのですが、これは嫌がらずにできました。こちらで扱っているergolanceのドイツ製のピンブラシも、握った感触も人間工学に基づいたデザインとナッツの木でできた温かみが心地よく、肝心のブラッシング嫌いのうちの愛犬もなんとかやらせてもらえます。・・・とAKKA目線でいくつかご紹介させていただきました！人間もオーガニックやナチュラルなものへの関心が高い中、大事な愛犬にもいいものを食べたり使ったりして、健康で楽しく過ごしてほしいという愛犬家たちの想いがどのブースにも反映されていると感じました。AKKAでは、犬のパーソナルカラー診断はもちろん、ペットライフのインテリアの提案もさせていただきます。https://www.akkacolor.com/
30Apr
- レポ：今年もオルガテック東京2023 へ！
  昨年も行ったドイツ発のワークプレイストレードショー、『オルガテック東京2023』のレポをお届けします-------------------------------------------------昨年のブログはこちら↓↓↓オルガテック東京2022レポその１オルガテック東京2022レポその２オルガテック東京は、ドイツ・ケルンで始まったオフィス環境（ワークプレイス）を提案する見本市。2022年から日本でも開催が始まり、今回２度目となりました。世界から120以上のブランドやメーカーが参加し、家具のデザインや各種素材、テキスタイルなど最先端のモノや情報であふれます。（一部オルガテック東京HPから抜粋）今年もとても見応えのある展示が多く充実した展示でした。今年らしさもたくさん垣間見たのでAKKA目線でお伝えします！もくじ1.時代に求められているカラー2.サステナブルは標準3.働き方の多様性4.デザインが洗練されたオフィス家具5.エルデコブランドディレクター木田さんとデザイナー柳原照弘さんのセミナー1.時代に求められているカラー今回全体的にオフィス環境に関わるものがトレンドを意識したものが多かったのが印象的でした。トレンドのキーワードというと、自然回帰、サステナブル、適度な温かさ、手仕事・クラフト、オフィスの多様性......といったところでしょうか。特にカラーの観点では、暖色系、アースカラーが圧倒的に多かった昨年はもう少し彩度の高い色や人工的な素材が多かった感じでしたが、今年はグッと優しさを感じる色合いが多かったのが印象的でした。無機質な色はもはやどこかへ？？？といった感じでした。▶︎Wilkhahn美しさと機能性が両立する洗練されたシンプルなデザインの家具を世に送り続ける、ドイツのオフィス家具メーカー。今回はYondaという新製品の展示でした。とにかく徹底したサステナブルな製品。素材も廃材。出来上がった製品もまたリサイクルできるものに。展示の仕方もとてもわかりやすく、ウッドファイバーとプラスチック、廃材スチール、廃材アルミなど、製品と一緒に由来の廃材も一緒に展示してあるので、何がどう変化したのかが一目瞭然。　そこに示してある「from Waste to Yonda」というキーワードが印象に残りました。そしてまさにアースカラーが目を引きました。自然を大事に思っているからこそ、この色合いが違和感なくしっくりきますね。▶︎SIEVECOLONというソファシリーズの展示でした。オフィス家具？というぐらい優しくて丸みを帯びていて暖かい色。色を組み合わせることができるのも楽しいですね。こんな色合いのオフィス環境ではコミュニケーションが活発になりそうですね。▶︎カリモク「なんでも作るよ」というコンセプトで、カリモクの技術力を示した展示になっているとスタッフの方もおっしゃっていました。カリモクケーススタディのノータベ・シューストア・コレクション。ソファは淡くてナチュラルなファブリックと木の組み合わせ。「優しい」の一言に尽きる。丸みを帯びたフォルムも色も有機的。Kvadratのブルーに青の塗装を施したソファ。こうやってカスタマイズできるのもカリモクの技術力とのこと。例えば、コーポレートカラーに合わせるということもできます、とおっしゃってました。資生堂のスキンケアブランドBAUMのパッケージにも、家具の製造過程で生じる端材を使ったアップサイクルの商品。ZAHAとのコラボでできた椅子。アシンメトリーなデザインと、黒光りしているシルバー塗装はほんのり木目が残っているところがカリモクのプライドを感じます。近未来的だけど、木の美しさと温かさを同時に表現しているかのように感じました。▶︎ITOKI昨年の展示は近未来的な印象が強いものでしたが、今年は一転自然回帰を打ち出したものに。その代表的でアイコンになっていたのが、ひさし付き木製やぐらシステムsolmio（ソルミオ）。自然に人が集い、つながりを育む、コミュニケーションが誘発されるような場所。人が集まる場所だけど開放的なデザインのオフィス環境。くすみグリーンとナチュラルな木がふんだんに使われ、観葉植物などとの調和も最高、ハイキングの途中の休憩所のようなほっと落ち着けるワークプレイス空間が作られていました。「オルガテック東京2023 BEST PRESENTATION AWAEDS Supported by ELLE DECOR Magazine」準グランプリ受賞。アウトドアリビングならぬアウトサイドオフィス。ワークプレイスの多様性を感じさせます。色合いも、マスタード、テラコッタ、ダークグリーンを使ったトレンド感満載のカラーリングでした。住宅でも外と中の垣根が低くなってきていますが、オフィスもそういう流れですね。▶︎ASPLUNDWork Plus by ASPLUND。ナチュラルな質感や柔らかい風合いが働く人を優しく支えてくれるようなコンセプト。こちらもくすみグリーン、マスタード、アースブラウン、テラコッタが使われていました。色相はバラバラでも、ダルトーンで統一されているから、しっかり落ち着いたナチュラルを演出できていると実感しました。▶︎Knollアメリカの家具ブランドのKnoll。Knoll Testilesが圧巻でした。ここで展示されているフエルト素材もトレンドの一つ。温かみを感じさせる素材ですね。フェルト（吸音効果）が大々的に展示されていて、色もデザインも面白い。カラーバリエーションもワクワクしました。また、Knoll Museumと題して、今までのKnollのブランドの歴史を展示してあったり、グラデーション（これもトレンド！）、カラーミックスのテキスタイルを使った展示もあり、迫力がすごかったです。2.サステナブルは標準昨年から一気に加速した感じがしたのがサステナブルの取り組み。もう標準、当たり前。取り組みしていないことは考えられない。環境に配慮した作り方や材料を使っていることを誰もが普通に求めていて、企業側も普通にそれを展示して答えているのを感じました。前述のWilkhahnは特に具体的に廃材と一緒に展示してあったのでわかりやすかったですね。▶︎住商インテリアインターナショナル　こちらもBEST PRESENTATION AWARDで準グランプリを受賞していました。「裏側を見せる」がテーマで、あくまでもサスティナビリティ思想に基づいて、材料のリサイクルや制作過程といった裏側のストーリーを展示したというもの。大変注目を集めていました。前述のカリモクも、できるだけ廃材を出さないように家具を制作しているのは標準的な考え方であり、そこからさらに廃材を使って他の商品を作るなどしていました。川島織物セルコンも昨年に引き続きサステナブル製品の展示をしていました。3.働き方の多様性前述のITOKIのやぐらも然り、アウトサイドオフィスもそう、屋内じゃなくて屋外にも広がるワークプレイス。人々が集う、一人で集中する、席もフリーアドレス、ホームオフィス、目的に応じて柔軟に変化するオフィス、自分たちで作るオフィス......コロナで働き方が見直されたこととリンクしていることもあると思いますが、新発想やとても柔軟な考え方が反映されていると感じました。▶︎コクヨ昨年は遊園地をテーマにオフィス空間に届けるワクワクが表現されていました。今年もさすがの展示。 BESTPRESENTATION AWARDグランプリ2年連続の受賞でした。「いっしょにつくろう。」とワークプレイスをもっと面白く楽しく、自由に自然体で、自分たちで考えて自分たちで作るというコンセプト。来場者参加型のアート制作、自由に組み合わせて自由に使っていくことが大きく表現されていました。前回のカラフルとは一転、白木がメインのナチュラル感満載のカラーリングではありますが、コンセプトそのものが人々をワクワクさせ、お祭り風の展示が印象的で目立っていました。▶︎NICHIESUガーデンファニチャーのニチエス。多様なワークプレイスを提案。「五感を刺激しながら働く」ということで屋外で働くというスタイルがインスピレーションを駆り立て、クリエイティブな仕事ができそうですね。リゾートに来たかのような贅沢なリラックス感を得られる展示でした。4.デザインが洗練されたオフィス家具コロナ禍でリモートワークが当たり前になった人も多いと思います。そんなホームオフィスで住宅にも馴染むデザインだったり、オフィス用には見えないデザイン性の高い家具なども多数展示がありました。▶︎カンディハウス旭川の家具メーカー。こんなソファや椅子もデザインが素敵ですね。この黒の椅子は意外と見た目よりも優しく包み込んでくれる座り心地でよかったです。縦のラインが背骨に干渉しないのもいいところ。▶︎アクタス倉本仁氏とカンディハウスとアクタスのコラボで生まれたワーキングチェアFourの展示でした。住宅にあっても違和感がない椅子。座面、背面、キャスター有無など全て選べるのもいい。コンパクトながら座り心地がよく集中して仕事ができるそうで、アクタスのオフィスも全面的に改装し、社員さんはこの椅子を使用しているそうです。（オフィスの見学もできる模様）▶︎FELTOUCHフェルトでできた防音壁の展示でしたトルコの会社でまだ日本に未上陸で、秋頃から展開していくそう。カラバリも色々あるようですが、波のようなデザインが、組み合わせ次第でデザインが変わり、天井に施すのも面白いですね。▶︎llOl°（NIHYAKU ICHI DO)人間の視界が大体200°だそうで、そこに1°足して少し視野を広げるというコンセプトの会社（面白い！）。働き方の自由やAIにはできない０から１を作り出すクリエイティブな発想ができるように考えられたワークプレイス提案。一瞬クッションが薄いかと思いきや座ってみると程よい硬さで体を支えてくれる。ハイバックでゆったりと座ることもでき、色合いも落ち着いた上品なナチュラルさを感じさせる。このファブリックで囲われたブース。防音機能があり、かなり集中してお籠りができます。照明もついていて、眩しすぎないよう光量も調整がしてあるそうです。働き方のニーズに沿った提案が多くの会社で感じました。5.エルデコブランドディレクター木田さんとデザイナー柳原照弘さんのセミナーこのセミナーもとても楽しみにしていました。１時間のトーク形式のセミナー。たくさん感銘を受け、刺激を受け、勉強になるひとときでした。カリモクニュースタンダードのクリエイティブディレクションや、有田焼の再生で手がけた1616Arita と 2016Aritaのディレクション、デンマークテキスタイルKavadratの日本の伝統色28色の展開『HAKU』など、本当に幅広く活躍されている柳原さん。最初から海外に視点が向いていたそう。神戸に移転したオフィス兼スタジオ・ギャラリーのVAGUE神戸と、さらにフランスのアルルにも拠点を作られたようです。（アルルは日本の直島のような文化的にクリエイティブな空気感のところだそうです）主に企業のブランディング、海外のプロダクトデザイン、インテリア（レストラン・ホテル）のデザインなどを手がけていらっしゃいます。柳原さんの空間デザインに対する考え方は、表面に見えない空気感を大事にしているとのこと。床・壁・天井のこだわり。例えば、信楽の土やわらを使った床と壁。樹脂は一切混ぜないものを使用。土地の記憶を大事にしている......見てくれだけのデザインにとらわれずに、敢えて視覚以外のところからその空間の真髄を探っていく姿勢に感激しました！！いくら素敵な空間でも嫌な匂いがしたらおしまいだし、どんなに素敵な空間でも料理がイマイチ美味しくなかったら残念な思い出になるし、全てバランスが大事、と。会場の質問にも気さくに答えてくださり、人柄の良さも垣間見たひとときでした。どんな素晴らしいものを作るかよりも「誰と仕事をしたいか」が大事だと語る柳原さん。だからまずは動いてみることが大事。自分から飛び込んでみると、その流れで紹介でお仕事がくると。そんな仕事に対するお話もとても共感しました。ーーー長くなりましたが、今年のオルガテック、少し行ったような気持ちになれましたでしょうか？オフィス環境のデザインが洗練され、色は温かみを感じ、外でも、家でも、集っても、個々でも、どのような仕事の仕方にも柔軟に考えらえたものが多かったです。仕事っていうと堅苦しい、事務的なイメージが多かった日本ですが、昨年のオルガテックももちろんですが、今年はさらにもっと自由度を感じる展示でした。AIができない０から１を作り出す......そんな仕事をしていくにはワークプレイスの空間デザインは重要な位置付けだと感じました。ーーーAKKA COLOR PLANNINGでは、一般住宅（新築・リフォーム）はもちろん、店舗、サロン、オフィスなどのカラーのコンサルティングも承ります。どういう空間にしたいか徹底的にヒアリングさせていただき、そこで過ごす人にとって心地よい空間のインテリアとその色を提案させていただきます。インテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
12Apr
- 『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』へ行ってきました♪
  先月になりますが東京都現代美術館で開催中の『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』に行ってきました^^THE DIOR BALL / ディオールの夜会戦後、ニュールックと呼ばれる新しいスタイルを生み出したDiorで、歴代デザイナーたちが生み出してきた素晴らしい作品の数々。足を進めるたびに、感嘆のため息と写メを撮る手が止まらない状態にwそれほど素晴らしい展示会ではありますが、ファッションについてはたくさんのサイトで紹介されていると思うので、ここでは色の視点でインパクトのあった展示室をいくつかご紹介をしていきますね。コロラマ服だけでなく靴やアクセサリー、バッグや香水など身に纏うディオールで揃えグラデーションで表現した『コロラマ』のゾーンに入ると、息を飲んでしまいます。ミニチュアの服も、ひとつひとつ繊細......反対側のスペースには、シルクのスカーフをカットした淡いグラデーションの作品が展示。ミニチュアのファッションパーツのグラデーションも綺麗だったのですが、こちらの繊細な色合いがなんといっても美しかったです^^ディオールのアトリエ真っ白のアトリエをイメージした空間だそうで、たくさんのモックアップがディスプレイされていたのですが、ここは床も壁も、使っている照明も白っぽく、さらに天井は鏡面になっていました。ガーデンをイメージして作られた「Miss Diorの庭」の空間も白がテーマとなっていましたが、洋服はカラフルだったのでそれほど気にならなかったのですが、ここまで徹底した白の空間になると、神秘的な雰囲気さえ漂っていました。レディディオール床から天井まで、数々のデザイナーが手がけたレディディオールが収められた空間のテーマカラーは、ボルドー。この構成は博物館の陳列室の原型となっているヴンダーカンマー（脅威の部屋・不思議の部屋）の空間をイメージして作られているそうです。様々なレディディオールが陳列されていますが、どれも背景のボルドーによって高貴さ、拡張高さがぐっと引き立っているのが印象的でした。ディオールと日本ディオールが日本贔屓だったのはよく知られていることですが、今回の展覧会ではそのつながりがよくわかるディスプレイがあちこちでみられました。下の写真は、当時クリエイティブディレクターを務めていたジョンガリアーノが葛飾北斎からインスピレーションを得て作られたオートクチュール。特にこちらの服の色あわせ。欧米の人たちが考える配色ではないなと。極めて東洋的（日本的）な配色だと感じます。服だけでなく、ディスプレイされている背景には『和紙』がふんだんに使われていましたが、これは『ねぷた』の技法が使われているそうです。下の巨大な照明器具も和紙を使った馴染み深いものですが、幻想的な空間を美しく彩っていましたよ♪その他にも、入口入ってすぐのBarジャケットが展示されている黒と白の空間や世界の様々な国の文化を反映したファッションがディスプレイされていたゾーン、ミスディオールの白の草木をイメージしたゾーンも見応えがありました^^他でも言われていますが、本当に大きな舞台の中に紛れ込んだような感覚になる展覧会となっているので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ会期:開催中～5月28日（日）場所:東京都現代美術館※今は当日券のみとなっているそうですが、すぐに完売してしまうそうなので早めに並んでゲットを！---------------------------------AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらインテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
07Apr
- 『ていねいに美しく暮らす北欧デザイン』（株式会社パイインターナショナル）
  私たちの感覚を磨いてくれるカラーリストのための一冊をご紹介。今回ご紹介するのは、『ていねいに美しく暮らす北欧デザイン』株式会社パイインターナショナル私たちはもうずっと”北欧”に魅了され続けていていますよね^^冬が長く、日照時間が短い日が多い北欧では、必然的に家で過ごす時間が大切で、そんな暮らしに穏やかに心地よく馴染むよう温もりのある椅子や日用品が生まれました。本書は、北欧デザイン展の図録ですが、今回の展示会の最初のキーワードに「美しいことは　良いことだ」という、スウェーデンの社会思想家であるエレン・ケイの言葉が紹介されています。エレン・ケイは「美が人生を豊かにする」という思想を提唱し、北欧諸国に大きな影響を与えたそうです。美しいものが、思慮深い暮らしや環境面、平等性をはじめとした良い社会を作る、という考え方が浸透した北欧諸国と同じように、日本にもシンプルながらハンドクラフトで温もりのあるものが古い時代からたくさんあるからこそどこか共感するところが多いのではないかと思います。本書では、椅子研究家の小田憲嗣さんの素晴らしいコレクションで構成されおり、デンマークやスウェーデン、フィンランド、ノルウェーの椅子や日用品が紹介されています。でも、注目して欲しいのはそんな家具や日用品が生まれた背景を織田さんが紹介されている巻頭や北欧の穏やかな暮らしやそこに住まう人々が紹介されている巻末のページ。当たり前のことですが、憧れるからといって北欧デザインのものを揃えて並べるだけでは求めている暮らし方ができる訳ではありませんよね^^読み終わったあとは、この本のタイトルにも入っている『ていねいに美しく暮らす』という言葉の意味を改めて思い返すのではないかと思います。自分の暮らしについて考えたい時に、良いきっかけとなる一冊となるはずです♪----------インテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
05Feb
- ケニアでは、インテリアデザインを考えることが薬物などの抑止効果になる!?
  先日BBCのサイトで、アフリカの暮らしが紹介されているAfrica's week in picturesというページを読んでいたら、ケニアで生活をする女性のなんとも可愛い寝室がAfrica's week in pictures: 27 January - 2 February 2023A selection of the best photos from across Africa this week.www.bbc.com思わず目を奪われてしまったそのお部屋を少しご紹介すると、赤い絨毯の上に、鮮やかなパープルフレームの二段ベッド。ベッド横に、明るいvioletのスタッキングチェアが積まれ、奥のテーブルには、赤いタータンチェックと薄いパープルのテーブルクロスが重ねられています。なおベッド上段には、オレンジの花が散りばめられたシーツ、枕のそばにはカラフルなウサギのぬいぐるみ。下段のティファニーブルーのような青緑のシーツの上には、目も覚めるような黄色のトップスを着たこの部屋に暮らす女性が見上げています。（上のリンクからぜひご覧ください）「なんてガーリーで魅力的なお部屋！この女性にピッタリ」と、食い入るように見ていたのですが、実はこの写真のキャプションには、こんなことが書かれています。 This woman poses for a photo in her bedroom in the Kenyan slum of Kibera on Sunday. It is thought that household decoration and interior design is a means to distract young people in the slums from turning to drugs and other potentially harmful activities...　　 Source –BBC News この女性は日曜日にキベラのケニアのスラム街の寝室で写真を撮る。家の装飾やインテリアデザインは、スラム街の若者が薬物やその他の潜在的に有害な活動に目を向けることから気をそらす手段であると考えられています...ケニアのスラム街ではインテリアデザインを楽しむことが、薬物などへの抑止効果を生むものとして考えられていたとは思ってもみなかったので、大変驚きました。また、自分の世界観を色やデザインで表現していくことが、自分のゆるぎないアイデンティティを作り上げていくことに繋がっていくのは、やはり世界共通なのですね。心を育んでいくためのインテリアと色の可能性は、私たちが住む日本の住宅でも同じように考えていくことができるでしょう。インテリアに強いカラーリストとして、そんな暮らしの場を少しでも増やしていきたいものです^^---------------------------------AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらインテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
27Jan
- ペーパードライバーだけど、トヨタイムズが好き
  寒い日が続いていますねちょうど前回の記事で、『暖色系の色や光』を使って暖をとるという内容でしたので、ぜひ読み返してみてください^^『［色の効果］関東で初雪かも?! 『暖色系』で寒さ対策！』インテリアのカラープランニングや色彩の講師をしているAKKAのかつうらあきつです。鎌倉や東京、また地元札幌でもカラーリストとして幅広くお仕事をいただいています…ameblo.jpさて、色とは関係のないお話になりますが、昨日トヨタ自動車の豊田社長が退任をされ会長職に、新しい社長には53歳の執行役員の佐藤恒治さんが就かれるというニュースが出ていましたね。【トヨタイムズニュース緊急生放送！】トヨタ自動車は1月26日、豊田章男社長が会長に就き、Lexus International Co. および GAZOO Racing Companyのプレジデントを務める佐藤恒治執行役員が次期社長に就任する人事を発表しました。このあと16:00から、内山田竹志会長を含めた3人がトヨタイムズニュースに緊急生出演！M...www.youtube.com私は今はペーパードライバーですが、強いカリスマ性で赤字に転落していたトヨタというブランドを復活し牽引されてきた豊田社長になってからというものトヨタという企業が面白く、CMなどでも流れている『トヨタイムズ』が大好きです^^トヨタイムズは、トヨタ自動車のニュースや様々な取り組みのお話が中心で車好きにはたまらないメディアなのですが、車好きでも何でもない私でも楽しめるのが、連載ページのコンテンツ。中でも、『夢をデザインしていく』のお話しは車づくりをする外部や内装のデザイナーに取材されていることもあり、興味深く読んでいます。車って、ライフスタイルそのものだと思うんです。デザイン統括部長の方が取材されている記事の中に、四角か丸か、そういうことを考えるのはデザインではなくスタイリングなのです。デザインに含まれるのかもしれませんが、表層にすぎません。デザインの本質は問題解決なのです。そして、問題解決のためにもっとも重要なことは、コンセプトを決めることです。とコメントされている箇所があったのですが、これは私たちが携わっている色の世界でも言えることだなと感じます。空間やプロダクト、ウェブ、ファッションなど、さまざまな場面で色を決定しなければいけないとき、赤がいいのか青がいいのかがポイントではなく、やっぱり「課題や問題を解決できる色はどれか」という目線で決めていったりするので、深く共感しながら読んでいました^^トヨタイムズでは他のたくさんの記事にも、面白く勉強になる視点が散りばめられています！気になった方は、ぜひぜひ読んでみてくださいね♪AKKAでもいま取り組んでいるプロジェクトについて発表できる時がきたら、色を決めていった背景について深掘りしてご紹介していきたいなと思いますので、お楽しみに！---------------------------------カラーコンサルティング | AKKA COLOR PLANNING暮らし、住まいに関わる商品をあつかう企業様向けにAKKAではカラーコンサルティングを行っております。お気軽にご相談下さい。www.akkacolor.com夢をデザインしていく
06Jan
- ［色の効果］関東で初雪かも?! 『暖色系』で寒さ対策！
  こんにちは！朝からYahoo!のトピックを見ていたら「三連休の初日は南岸低気圧の通過で全国的に雲が多くなり関東では初雪か」なんていうニュースが飛び込んできました。一月や二月にかけて、私が住んでいる神奈川でも雪が降ったりしますが、関東の住宅はなんといっても寒さに弱い！最近の住宅は窓がペアやトリプルになっているので、それほど感じないかもしれませんが、窓一枚の住宅はまだまだ多いですよね。エアコンをつけたり、電気ストーブをつけたりするのも良いですが、色でも体感温度があがる工夫ができるんです☆それが、見ただけで暖かさを感じやすい『赤・オレンジ・黄色』までの暖色系と言われるウォームカラー。青緑・青・青紫などの寒色系と言われる冷たさを感じる色に比べて、体感値が2〜3度変わるという実験結果があります（昭和時代にすでに行われていた実験！）が、『体感値で2〜3度』ってかなり大きいですよね！エアコンを思っている以上に高くしなければ、電気代もそれほど気にしなくて良くなったり、環境への負荷を抑えることができるので、色の効果を工夫して使うことって意外と大事なのです。ただ、赤やオレンジ、黄色などのわかりやすい色の服や生地は持っていない！という方もいるでしょう^^そんな時は、上のような赤を薄めたピンク系や下のようなシックなブラウン系やベージュ系の色でもOKです。特にブラウンは、ウォームカラーに黒を足してくすませて行ったら大体がブラウンになる！という不思議な色です笑身につけていると暖かさと共にほっこり安心感を得られるはず^ ^また、インテリアに関してもやっぱり暖かみのある色合いの方が冬場は温もり感を感じやすい効果があります。ただ、日本の住宅では『ホワイト』が壁の色に使われていることが多いのですよね。そんな時は、『暖かいオレンジ系の光』をあわせてあげましょう特にホワイトは周囲の色に影響を受けやすく、暖かい暖色系の光で照らすと黄色やオレンジっぽい壁の色に染まってくれます。壁だけ、服だけ、ではなく照明などの光の色からも、目から暖を取る工夫をできるので、ぜひ利用してみてくださいね^^---------------------------------AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらインテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
03Jan
- リセットスタートするに相応しい色は『白』
  2023年があけてから、もう3日目！遅ればせながら、あけましておめでとうございます今年も役立つカラーの情報をご紹介していきますので、お楽しみに♪さて、新しい年を迎えるとともに、心機一転いろいろなことにチャレンジをしていこうと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。このように、一度自分をリセットして進んでいきたいと思う時に、相応しい色があります。それは、『白』。白は特別な色なので、AKKAは滅多におすすめしない色ではあるのですが、こういう時にこそ相応しい色と言えるでしょう。白いシャツを着ると身も心も「シャキッ！」とするように、まっさらな自分になって進みたいときは、意識してこの色を使ってみてくださいね^^それでは、今年も皆さまにとって素晴らしい一年となりますようにAKKA COLOR PLANNING----------インテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
31Dec
- 大晦日に振り返る2022年の色のお仕事と、2023年のAKKAの野望?!
  大晦日になりました。2022年も残すところ、あと1日。このブログでは、インテリアカラーに役立つテクニックやカラーリストにおすすめの本の紹介、私たちが携わってきたお仕事やカラーセミナーのご紹介をしていますが、今日は2022年の私たちを振り返ってみようと思います^^AKKAは、住まいに直結するインテリアカラーや色の使い方をお伝えする講師業を中心にお仕事をしておりますが、今年はその他にも、さまざまなジャンルのお客様とお仕事をさせていただきました。例えば、美容室のnewi国分寺さんの内外装のカラープランニング、JDCA（ジャパンディスプレイクリエイターアカデミー）さんでのカラーセミナー、パーソナルカラーの講師や犬のパーソナルカラーの診断、また現在進行形で進んでいるプロダクトカラーのお仕事など、色がついているものなら、どんなことでもお力になれると確信した1年でもありました。Before / 美容室 / newi国分寺 / カラープランニングAfter / 美容室 / newi国分寺 / カラープランニングその中で、たくさんの方々に出会い、新しい発見や学び、そして素晴らしい機会をいただいてきました。本当に、ありがとうございました！そして2023年......AKKAには、２つの野望がありますw一つ目は『子どもの自己肯定感を高めるカラープログラム』。これは色のワークショップを通じて、自分自身を認識し表現できるようになることで、アイデンティティを育んだり、心の成長をサポートしていくプログラムになります。色のお仕事だけでなく、自分たちが子育てに関わってきた中で培ってきたAKKAならではのカラープログラムとなりますので、お楽しみに^^二つ目は『病院の環境色彩』です。現代の病院は、昔に比べたらだいぶ色彩が取り入れられてきました。しかし、診察室や待合室、病棟やお会計のスペースまで、まだまだ改善点が見受けられます。ただカラフルにすれば良いというものではなく、場所や目的によってかなり繊細な色の見極めが必要になってくるため、空間の色の見極めに長けている私たちこそ、携わっていかなければと感じています。さて！野望を打ち明けてしまったからには、実行していかなければなりませんw2023年も、皆さんにとって有用な色の使い方をはじめ、日本ではまだまだ少ないカラーリストのお仕事についてご紹介をしていけたらと思っております。来年も、どうぞよろしくお願いいたします♪AKKA COLOR PLANNING----------暮らしをサポートするカラーリストユニット AKKAのサービス一覧はこちら暮らしのカラーリスト｜AKKA COLOR PLANNING『人がいて、暮らしがあって、色が支える』そのどんな色にも意味があり、役割があります。色が作り出すストーリーは、私たちの暮らしを彩り、支えてくれます。色が人間の心身に大きく影響するからこそ、意味や役割を考えた上でのカラーコーディネートは重要です。 AKKACOLOR PLANNINGは、ビジネスの現場や接客、講師業など、カラーの知識だけでなく現場経験…www.akkacolor.com
29Dec
- 『大人めがねスタイル』（主婦の友社）
  私たちの感覚を磨いてくれるカラーリストのための一冊をご紹介。今回ご紹介するのは、『大人めがねスタイル』主婦の友社⁡この本のタイトルにもなっている『大人めがね』デイリーで使っているものから老眼鏡まで、幅広くご紹介されている本です。⁡カラーでお仕事に携わる方たちの中には、パーソナルカラーや骨格診断などをされている方も多いと思いますが、めがねはファッションのアクセントになる重要なアイテムになりますよね^ ^⁡この本ではお洒落なめがねユーザーさん達の素敵なスタイリングもたくさん紹介されてます。⁡お客様に着こなしの提案をする時に、『めがね』から考えるファッションというのも素敵な視点になるので、ぜひおすすめです♫⁡また、めがね愛用者の私としては、めがねは個性を作って纏うアイテムの一つ。⁡めがねのデザインに合わせて、「よし！今日はこんなキャラでいこう！」と言うようにその日によって違う個性を楽しんでしまえるのもめがねの面白いところ。⁡「こんなフォルム、見たことない！」「イカした色のフレームだわ〜♫」と、何度読んでも飽きない本でもあるので、めがねユーザーの皆さんにもオススメの一冊です✱----------暮らしをサポートするカラーリストユニット AKKAのサービス一覧はこちら暮らしのカラーリスト｜AKKA COLOR PLANNING『人がいて、暮らしがあって、色が支える』そのどんな色にも意味があり、役割があります。色が作り出すストーリーは、私たちの暮らしを彩り、支えてくれます。色が人間の心身に大きく影響するからこそ、意味や役割を考えた上でのカラーコーディネートは重要です。 AKKACOLOR PLANNINGは、ビジネスの現場や接客、講師業など、カラーの知識だけでなく現場経験…www.akkacolor.com
22Dec
- ［トレンドカラー］Viva Magentaをインテリアで使うとしたら？
  12月上旬に発表されたPANTONE社の『PANTONE COLOR OF THE YEAR 2023』。前回の記事の後半でもご紹介しましたが、2023年のトレンドカラーとして選ばれたのは［Viva Magenta 18-1750］。PANTONE@pantone An unconventional shade for an unconventional time: a new vision. Color of the Year 2023: PANTONE 18-1750 Viva Mag… https://t.co/14hhceHRkl2022年12月02日 09:26今回発表されたViva Magentaは、見た瞬間、テンションが上がりましたね〜力強くて、それでいてスマート。もう長らくコロナ禍で停滞している世界経済や人々の背中を、グググッと前に進ませてくれそうな色で、とってもワクワクしてしまいましたもともとマゼンタという色は、鮮やかな赤紫、もしくは紫がかった赤とされている色です。Viva Magentaは、PANTONEとしては赤系統の色として考えられており、自然に根差した色合いで、強さを表現する新しい象徴的な色として選ばれたそうです。確かに、Viva Magentaはそれよりも黒（もしくはダークグレー）が混ざって色調としては暗め。かつ若干の濁りがあることで、自然界の中で見られるような力強い鮮やかさをリアリティのある色として感じられる色です。色としては高彩度にあたる色になるので、もしインテリアで使うとしたら使いにくいのではと感じる方も多いかもしれませんね^^空間の壁全面に使ったりするとさすがに圧を感じるかもしれませんが、アクセントウォールとして使ったり、キッチンカウンターの下、お部屋の扉に取り入れるのもいいでしょう。おすすめなのは、ソファ本体やクッション♪ざっくりした生地感のあるものなら色合いもさらに落ち着いて見えてきますし、ベルベッドのような低光沢感のあるものなら、エレガントで高級感を感じさせるアイテムとして、空間の中で存在感が高まりますよ^^ただ、注意点もひとつ。Viva Magentaは、ウォームにもクールにもなれる色とされていますが、住まいにおいては多くのインテリアカラーはウォーム系です。その中にViva Magentaを置くと、周囲の色との対比で『クール』に見えてしまうかもしれません。少しくすみのある白やグレー、やや紫みがかったグレイッシュなニュートラルカラーやピンクなどと合わせると、Viva Magentaの暖かさを感じやすくなるでしょう。さて、2023年のトレンドカラーはいかがでしたか？こうしてご紹介はしているのですが、正直、毎年トレンドカラーに左右される必要はなくていいと思います笑。でも、インテリアが好きな方は、毎月のように模様替えを楽しんでいらっしゃいますよね。そんな皆さんこそ、トレンドカラーの情報を利用してみては♪クッションなどの小物や芍薬などのお花であれば安価で取り入れやすいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね-----AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらインテリアのご相談 | AKKA COLOR PLANNING『どのように暮らしたいのか、どう過ごしたいのか、私たちに聞かせてください。』そして海外インテリアでは当たり前の塗装仕上げを知っている私たちに、塗装も色もご相談ください。 AKKAのカラーコーディネートは、理論と経験に基づいた目線でご提案させていただきます。www.akkacolor.com
19Dec
- ［トレンドカラー］PANTONE COLOR OF THE YEARが注目される理由
  12月に入ると、翌年のトレンドカラーの情報があちこちの機関から発表されるので、ウェブや雑誌で目にする方も多いかもしれませんね。なかでも一番注目度が高いトレンドカラーが、PANTONE社が発表する『PANTONE COLOR OF THE YEAR』数あるトレンドカラー情報の中でもCOLOR OF THE YEARが特別に世間の注目を集めている理由は、『今』の世界の様々な業界や社会情勢、経済状況などを徹底的に調べた上で、『今』の時代の雰囲気をリアルにカラーで表現するから。他の機関が発表しているトレンドカラーって、実は1年半〜3年くらい先の未来のマーケットで反映される情報なのです。でも私たちって、先の情報よりも『今』を知りたいじゃないですか笑注目を集める理由の一つには、こうした背景が隠されているんですよ^^そしてこうした動きこそ、カラーが人々の中でコミュニケーションとして生きる瞬間なんだと思います。来年の色として発表された色を見て、みんなで共感したり、どう使うのか話し合ってみたり、いやいや私は違和感を感じたって伝えたってOK！トレンドだからこの色を使わなければいけない、ということではなく、発表された色を見た人々にどんなコミュニケーションが生まれていくのかが、とても大切なことだと思います。さて！そんなPANTONE COLOR OF THE YEARですが、2023年の色として発表されたのは『Viva Magenta（18-1750）』。クールにもウォームにも振れることができるバランスの良い鮮やかなマゼンタと赤の間の色。PANTONEの公式インスタグラムPANTONE on Instagram: "An unconventional shade for an unconventional time: a new vision Pantone introduces Color of the Year 2023: PANTONE 18-1750 Viva Magenta Vibrating with vim and vigor, a shade rooted in nature descending from the red family de…PANTONE shared a post on Instagram: "An unconventional shade for an unconventional time: a new vision Pantone introduces Color of the Year 2023: PANTONE 18-1750 Viva Magenta Vibr…www.instagram.comAKKAはこの色をみて、グンとテンションが上がりましたよ〜^^次回は、この色をインテリアでならどう使えるか触れてみたいと思います♪お楽しみに！-----AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらAKKA COLOR PLANNINGーインテリアカラープランナーユニット｜東京・鎌倉｜海外インテリア塗装と色で作られた海外インテリアを日本でも実現させませんか？AKKA COLOR PLANNINGは日本では数少ない、塗装を熟知しているインテリアと色の専門家。100件以上の住宅・店舗のカラープラン実績を持っているカラーリストユニットです。www.akkacolor.com
04Nov
- 『 Heima　住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』石井佳苗 / 扶桑社
  私たちの感覚を磨いてくれるカラーリストのための一冊をご紹介。今回ご紹介するのは『Heima　住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』石井佳苗 / 扶桑社私たちAKKAが尊敬してやまない、インテリアスタイリストの石井佳苗さんの本です。今回のムックは、今まで発行されていた2冊の『Heima』と雑誌に執筆をされていた時の記事も含め、加筆・再編集されたものでなんと全228ページ！横須賀時代から現在の目黒までのお住まいが写真で紹介されているほか、馴染みのある9つのキーワードの視点で住まいづくりについて語られています。石井さんが大切にされてきたことをこれだけ具体的に、言葉を尽くして語り、リスペクトされている方々との対談でまた心に抱くポリシーの片鱗を感じ……こんなに贅沢な本はあっただろうかと想いに耽りながら、何度も読み返しています。Heimaでは日本だけでなく、台湾やタイの素晴らしいお住まいも紹介されているのですが、どの写真も丁寧な暮らしが見受けられ、隅々まで家主さんの愛情を感じられます。『住まいの色』という点に注目してみると、無駄な色や妥協した色が色が含まれておらず、愛情をかけて揃えた家具やラグ、本や雑貨等がより際立ち、心地よく調和しているのが本当に素敵です。ただ、自分の好きなものを突き詰めていくとその色合いやトーンは似てくるものですが、生活用品や子供のグッズなどが入ってくると、そのテイストはいとも簡単に崩れてしまうものですよね笑!次回のブログでは、お洒落なインテリアに近づける簡単な方法をご紹介できればと思います^^さて、『Heima』はおうちで胸をときめかせながら見るだけでなく、インテリアのディスプレイとして飾っても素敵な本となっています♪ぜひお手元にとって読んでみてください。⁡暮らしをサポートするカラーリストユニット AKKAのサービス一覧はこちらServices | AKKA COLOR PLANNINGAKKAのサービスを紹介しているページとなります。インテリアカラーコーディネート／More パーソナルカラー／犬のパーソナルカラー／カラーセミナー／カラーコンサルティング／育児とカラーなど各アイコンをクリックしていただくと、更に詳細な内容をご紹介しております。akkacolor16.wixsite.com
18Sep
- ［セミナー告知］JDCAでカラーセミナーをします！
  この度AKKAは、横浜にあるディスプレイミュージアム内のJDCAにて、住空間のカラーコーディネートについてセミナーをすることになりました！ホームステージングが注目されている中、お客さまの印象に残る物件にするためには『色』が重要！ということで、カラーコーディネートに特化したセミナーです。ーーー『住空間を魅力的にするカラーコーディネートテクニック』パッと見て気持ちが高まったり、思わず感動してしまう空間の演出には『色』の役割が重要です。しかし、色が目立てば良い空間を作れるかというと、そうではありません。皆さんが意図して作りこむ空間演出をより効果的に伝えるには、どんなアプローチで色選びをすると良いか、どんな色のテクニックが的確なのかを学んでいただきます。【講座内容】・シンプルな空間にスタイルを作り出すカラーテクニック・カラーコーディネイト黄金比の活用術・尖ったセンスで使いこなす配色ルール・プレゼンで印象に残るカラースキームの提案術（ワークショプ）お申し込みはこちら！！開催日時：2022年10月17日（月）10:30~15:30場　　所：横浜ディスプレイミュージアム 2Fカルチャールーム参加費　：一般／￥15,000（税込） JDCA卒業生／￥12,000（税込）ーーー受講後にすぐ使えるノウハウを入れていきたいので、今、絶賛内容構築中です♪楽しい講座にしたいと思います！
14Sep
- ［色で解決！インテリアQ&A ］Houzzのメルマガでインテリアカラーのまとめ記事が紹介！
  住まいのアイデアや世界中のおしゃれなインテリア写真がたっぷりアップされているHouzz。しばらくインテリアの色について執筆をさせていただいたことがあるのですが、ありがたいことに、いまだに定期的にメルマガで紹介されています^^先日のメルマガで、改めてまとめ記事をまた取り上げていただきました♪今回の記事では、お部屋ごとに向いている色やその空間の色を選ぶときのポイントなどが完結にまとめられています。もちろん各部屋ごとに書いている記事もありますので、気になる方はぜひそちらもどうぞ^^カラーマイスターが教えるインテリアのつくり方！部屋別記事まとめ「自分の家にどんな色が向いているのかわからない」、「いつも無難になってしまう」、「自分らしい個性を加えたいな」、「お店の雰囲気にあう色や、職場の効率を上げる空間の色を教えて！」と思ったら、AKKAまでお気軽にご相談下さい^ ^⁡AKKAのインテリアカラーコンサルティングを知りたい方はこちらインテリアのご相談 / AKKA COLOR PLANNINGインテリアのカラーコーディネートについては、こちらのページから詳細をご覧ください。Services / AKKA COLOR PLANNINGAKKAのサービスを紹介しているページとなります。インテリアカラーコーディネート／More パーソナルカラー／犬のパーソナルカラー／カラーセミナー／カラーコンサルティング／育児とカラーなど、各アイコンをクリックしていただくと更に詳細な内容をご紹介しております。お住まいや店舗、オフィスのインテリアカラーのご相談はこちらからどうぞお問い合わせ / AKKA COLOR PLANNINGAKKAへのお仕事のご依頼やお問い合わせは、こちらのページからどうぞ。
05Sep
- ［More パーソナルカラー］まだまだある似合わせテクニック- 苦手な色の似合わせポイント③
  パーソナルカラー診断、犬のパーソナルカラー診断、インテリアカラーのコンサルをしているAKKAの川上あすかです。東京を拠点にカラーコンサルティングやカラーセミナーなどの仕事をしているカラーリストです。ブログでは、パーソナルカラーやインテリアカラーをはじめ、色にまつわるさまざまなトピックをアップしていきます。お楽しみに！---------------------------------少し間が開いてしまいましたが、パーソナルカラーの似合わせについて、苦手な色の似合わせポイント③ということでお話しします。前回までのブログはこちら。イエベですがブルベ着たらダメですか？ー苦手な色の似合わせポイント①使ったらダメな色はない！ー苦手な色の似合わせポイント②似合わせポイント、まだまだあるんです。まさに「パーソナルカラーは全ての色を使いこなすためのもの」ですね！---------------------------今日のポイントは『素材とデザインで寄せる』今までは色の話ばかりでしたが、苦手な色も自分の得意な特徴の素材やデザインに寄せれば、似合わせできるのです。例えば・・・・1st スプリング　2nd サマーまたは1st サマー　2nd スプリングという三属性の『明るさ』が大事な人。キーワードは『軽い、薄い、華奢、繊細』。例えば黒のような暗くて重い色を似合わせるには・・・・軽い、薄い素材や華奢で繊細なデザインのものを選ぶとより似合わせることができるのです！レース素材、透け感のある軽い素材、薄い生地、コンパクト、軽さを感じるフリルなどの、素材、デザインを考えればより似合います。髪が長い人だったらアップにしたりして、軽さやコンパクトさを意識するとなお良いです。同じように考えると・・・1st オータム　2nd ウィンターまたは1st ウィンター　2nd オータムという三属性の『暗さ』が大事な人。キーワードは『重い、厚い、重厚感、重量感』。もしパステルカラーのような明るい色を着たかったら、そういう素材やデザインを選べばいいので、レザー、厚めの生地などを選んだり、パステルカラーだけではぼんやりしてしまうのでベルトやインナーなどで暗い色を使って締めたり、大きめのカバンなどと組み合わせるのもGood。暗い色をどこかに足していきましょう。さらにさらに・・・1st ウィンター　2nd スプリングまたは1st スプリング　2nd ウィンターという三属性の『鮮やかさ』が大事な人。キーワードは『ツヤ感、光沢、透明感』。光沢のある革、エナメル素材、メイクではラメやグロス、アクセサリーもキラキラしたもの、スパンコール、ツルッとした素材などが得意。苦手な色でもそういう素材やメイクで似合わせましょう。最後に・・・1st サマー　2nd オータムまたは1st オータム　2nd サマーという三属性の『穏やかさ』が大事な人。キーワードは『マット感、パウダリー感、繊細なツヤ』。ツヤは苦手なので、ふわっとした素材やマットな素材が得意。モヘヤ、スウェードなどのマットでふわっとした素材や上品なツヤのあるシルクやベルベット。メイクはマットメイクだと老けてしまうので控えめなツヤは必要です。とはいえ、グロスをつけすぎちゃうと違和感が出て、天ぷら食べた後みたいになってしまうので（笑）気をつけましょう。パーソナルカラーに縛られるのは楽しくないですしもったいないことですが、パーソナルカラーを知っているからこそ、似合わせて上手にコーディネートできるということ。ちなみに今回お話しした「明るさ」「暗さ」「鮮やかさ」「穏やかさ」が得意かどうかわかるのは、セカンドシーズンまで診断することでわかります。同じスプリングでも、明るさが大事な人もいれば、鮮やかさの方が大事な人もいるので、ファーストシーズンだけだと判定が難しいからです。セカンドシーズンやベストカラーまでわかるMore パーソナルカラーがおすすめ♪
24Aug
- ［WORKS］新規オープン美容院カラーコーディネート案件⑥ ー完成！ビフォーアフター動画ー
  AKKAが携わっていた新規オープンの美容院のカラーコーディネート。５回に渡ってどんな流れで進めてきたかご紹介してきました。今回は完結編。約1分の動画にしました。是非ご覧ください。新規美容院カラーコーディネート案件　Before-AfterAKKAのカラーコーディネート案件、国分寺newi様の完成までの動画です。youtube.comnewi国分寺（ネウィ）東京都国分寺市南町2-16-20陶楽ビル１Fnewi国分寺サロン情報（Hotpepper Beauty)美髪、髪質改善などに定評のサロン。カット、カラーも評判がいいのですが、なんといってもスタッフの方々の腕も人柄もいい❤️！！とってもオススメです！
22Aug
- ［WORKS］新規オープン美容院　カラーコーディネート案件⑤　ー商材手配、施工開始！ー
  AKKAはこちらの新規オープンの美容院のカラーコーディネートに携わっておりました。4月頃にご相談があってから7月オープンまでのこのプロジェクトについて、どんな流れで進めてきたか、何回かに分けてご紹介していきたいと思います！ーーー前回のブログでカラースキームが決まりました。塗料は決まっていましたが、床材、アクセントクロス、照明、受付カウンターや収納、椅子、ロッカーなどのアイテムを決めていきます。特にアクセントクロスは受付横の壁で、外の窓からも見える非常に目立つところ。上品な空間の中でもしっかりと品よくアクセント効果を出してほしいポイント。ネットなどで目星をつけてから品川のサンゲツショールームや新宿のリリカラショールームに行き、実際の質感や大きい面積になった時のイメージも確認。ネットはいろいろな商品を比べたり検索するには便利ですが、質感と色については現物を確認することが非常に大事。サンゲツさんではサンプルを立てて俯瞰して見ることができました。壁の色のサンプルと合わせてみました。リリカラさんも木目のクロスは種類が多く充実。引き出して大きい面で、離れて見たり、質感を確認したり。レンガ調だとどんな感じかな・・・木目も、節の模様があるものもあれば、ないものも、色合いもムラがあるものあまりないもの・・・できるだけ本物に近い質感を探しました。そして内装の受付、椅子、照明などを探しにIKEAへ。実際にIKEAで受付カウンターになっているものを拝見したり、色の確認をしたり待合の椅子の候補を見たり照明も物色。グリーンの使い方も。店内や店先に置くグリーンやディスプレイ小物は横浜ディスプレイミュージアムへ。照明にグリーンをあしらうのは圧巻！鉢の質感や色も大事。アーティフィシャルグリーンも質感が大事なので実物をチェック。さまざまなテイストの小物がある中、フォルムや色や質感をチェック。・・・とさまざまな情報をオーナー様にお伝えし、購入の参考にしていただきました。店舗の改装は本当にスピードが早い！！あっという間に施工開始。AKKAも何度か現場に足を運び、下地の状況、現場進捗状況などをチェック。梁の切れ目がどうなるかなど含めて塗り分けの確認と指示をしました。天井がどうなるのか、どこが既存壁でどこが新設壁なのか、梁が複雑な物件だったので、塗り分けの指示が非常に難しかったですが、職人さんとも確認しながら進めていきました。蒸し暑さが増す中、床の業者、塗装、電気工事、家具工事など急ピッチで進んでいきます。次のブログで完結！ビフォーアフターを含めた完成版をお伝えします！

レポ：今年は『エシカル』がテーマ［インテリア ライルスタイル2023］展

レポ：CORAL＆TUSK ステファニーさんと石井佳苗さんのスペシャルトークショーへ

［犬のパーソナルカラー］レポ：Interpets2023!!

レポ：今年もオルガテック東京2023 へ！

『クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ』へ行ってきました♪

『ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン』（株式会社パイ インターナショナル）

ケニアでは、インテリアデザインを考えることが薬物などの抑止効果になる!?

ペーパードライバーだけど、トヨタイムズが好き

［色の効果］関東で初雪かも?! 『暖色系』で寒さ対策！

リセットスタートするに相応しい色は『白』

大晦日に振り返る2022年の色のお仕事と、2023年のAKKAの野望?!

『 大人めがねスタイル』（主婦の友社）

［トレンドカラー］Viva Magentaをインテリアで使うとしたら？

［トレンドカラー］PANTONE COLOR OF THE YEARが注目される理由

『 Heima 住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』石井 佳苗 / 扶桑社

［セミナー告知］JDCAでカラーセミナーをします！

［色で解決！インテリアQ&A ］Houzzのメルマガでインテリアカラーのまとめ記事が紹介！

［More パーソナルカラー］まだまだある似合わせテクニック- 苦手な色の似合わせポイント③

［WORKS］新規オープン美容院カラーコーディネート案件⑥ ー完成！ビフォーアフター動画ー

［WORKS］新規オープン美容院 カラーコーディネート案件⑤ ー商材手配、施工開始！ー

レポ：今年は『エシカル』がテーマ［インテリアライルスタイル2023］展

『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』へ行ってきました♪

『ていねいに美しく暮らす北欧デザイン』（株式会社パイインターナショナル）

『大人めがねスタイル』（主婦の友社）

『 Heima　住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』石井佳苗 / 扶桑社

［WORKS］新規オープン美容院　カラーコーディネート案件⑤　ー商材手配、施工開始！ー