先日BBCのサイトで、アフリカの暮らしが紹介されているAfrica's week in picturesというページを読んでいたら、ケニアで生活をする女性のなんとも可愛い寝室が
思わず目を奪われてしまったそのお部屋を少しご紹介すると、赤い絨毯の上に、鮮やかなパープルフレームの二段ベッド。
ベッド横に、明るいvioletのスタッキングチェアが積まれ、奥のテーブルには、赤いタータンチェックと薄いパープルのテーブルクロスが重ねられています。
なおベッド上段には、オレンジの花が散りばめられたシーツ、枕のそばにはカラフルなウサギのぬいぐるみ。
下段のティファニーブルーのような青緑のシーツの上には、目も覚めるような黄色のトップスを着たこの部屋に暮らす女性が見上げています。
(上のリンクからぜひご覧ください)
「なんてガーリーで魅力的なお部屋!この女性にピッタリ」
と、食い入るように見ていたのですが、実はこの写真のキャプションには、こんなことが書かれています。
This woman poses for a photo in her bedroom in the Kenyan slum of Kibera on Sunday. It is thought that household decoration and interior design is a means to distract young people in the slums from turning to drugs and other potentially harmful activities...
Source – BBC News
この女性は日曜日にキベラのケニアのスラム街の寝室で写真を撮る。家の装飾やインテリアデザインは、スラム街の若者が薬物やその他の潜在的に有害な活動に目を向けることから気をそらす手段であると考えられています...
ケニアのスラム街ではインテリアデザインを楽しむことが、薬物などへの抑止効果を生むものとして考えられていたとは思ってもみなかったので、大変驚きました。
また、自分の世界観を色やデザインで表現していくことが、自分のゆるぎないアイデンティティを作り上げていくことに繋がっていくのは、やはり世界共通なのですね。
心を育んでいくためのインテリアと色の可能性は、私たちが住む日本の住宅でも同じように考えていくことができるでしょう。
インテリアに強いカラーリストとして、そんな暮らしの場を少しでも増やしていきたいものです^^
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